船員

運送・運転 職業分類:13_088-03 信頼度 ★★★☆☆

別名:甲板手、甲板部員、機関部員、操機員、操機手、海上無線通信士

国内航路におけるカーフェリー、貨物船、観光船、外国航路におけるタンカー、コンテナ船、クルーズ客船などで旅客や貨物の輸送業務に携わる。

平均年収
470万円
レンジ 330〜785万円
最高年収の目安
785万円
上位10% 680万円
5年後の予想年収
524万円推定
2031年
10年後の予想年収
583万円推定
501〜677万円
将来性
45/100
★★☆☆☆ ふつう
AI代替リスク
35%
低い
求人需要
低い
有効求人倍率 0.73倍

仕事内容

国内航路におけるカーフェリー、貨物船、観光船、外国航路におけるタンカー、コンテナ船、クルーズ客船などで旅客や貨物の輸送業務に携わる。
 船員は、船長、機関長、航海士などの職員(オフィサー)と甲板員や機関員などの部員(クルー)に分けられるが、ここでは部員について説明する。
 船員は、総責任者である船長以下、大型船では、甲板部、機関部、無線部、事務部などに分かれて配置される。船の大きさ、種類、航路などにより、配置はかなり異なっている。
 甲板部には、航海士や甲板員が配置され、船の舵取り、見張り、入出港作業、離岸・接岸作業、荷物の積み降ろし準備、船の手入れなどの作業を行う。
 機関部には、機関士や機関員が配置され、エンジンや発電機の運転と保守作業を行う。冷凍船やコンテナ船の場合には、冷凍機などの運転や整備点検などの作業も行うことがある。
 無線部では、陸上や他の船舶と無線や衛星を使用した通信を行う。また、事務部では、出入国書類の作成などの船内事務を行う。船員や乗客のための調理を行う司厨員なども船員に含まれる。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 船(カーフェリー、貨物船、観光船等)

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

船舶はいったん港を出ると次の寄港地まで休みなく航海を続けるため、乗船中に休暇をとることはできない。そのため、外国航路の場合には、週休二日をベースに乗船中に休めなかった休日分をまとめて陸上で休むことになる。内航船員は、2ヶ月乗船して、20~30日の陸上休暇、外航船員は、8~9月乗船し3~4ヶ月休みをとるといった形態が一般的である。
 給料は会社の規定によって定められており、基本給の他に、時間外手当や特殊作業手当などが支給される。また、職務外疾病(健康保険相当部分)及び船員労働の特性に応じた独自・上乗せ給付は船員保険が適用される(平成22年から、職務上疾病・年金及び失業給付はそれぞれ一般制度である労災保険制度及び雇用保険制度に統合された。)。
 近年、船籍を海外に移し、基幹となる日本人船員と外国人船員との混乗で運航する船舶が増えている。また、船の近代化により乗船する乗組員の少数化も進んでいる。より高度な技術と知識、外国人船員と協力して働くことが求められる。

船員の年収

船員の平均年収は470万円(令和7年賃金構造基本統計調査「他に分類されない輸送従事者」・全国)。中央値の目安は437万円、年収レンジは330〜785万円、上位10%は680万円です。

平均年収
470万円
中央値(目安)
437万円
最低年収の目安
330万円
未経験・20代前半
上位10%
680万円
最高年収の目安
785万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,153円
短時間労働者 1,448円
最低賃金との比
1.8倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
23.2万円
前年度比 +0.6万円

あなたの年収は、同じ年代の船員の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

船員の時給2,153円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.8倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
344万円
30代
405万円
40代
457万円
50代
504万円

平均年収と平均年齢(47.1歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
354万円
1〜3年
393万円
3〜5年
431万円
5〜10年
482万円
10年以上
540万円

雇用形態別の年収推定

正社員 470万円パート・アルバイト 197万円フリーランス・自営 494万円契約社員・派遣社員 367万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年433万円———
2022年454万円———
2023年457万円—0.83倍21.9万円
2024年467万円—0.77倍22.6万円
2025年470万円—0.73倍23.2万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

船員の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在470万円 → 3年後 501万円 → 5年後 524万円 → 10年後 583万円(10年後の予想レンジ 501〜677万円)。年率の伸びは+2.2%と見ています。

470万円
現在
2026年
501万円
3年後
2029年
463〜546万円
524万円
5年後
2031年
472〜583万円
583万円
10年後
2036年
501〜677万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.23%求人賃金の勢い +0.3%AIの影響 +0.11%退職による人手不足 +0.2%合計 +2.2%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

船員の将来性スコア

45/100
★★☆☆☆
ふつう・全職業で388位
AI耐性
65点
参入障壁
40点
年収水準
43点
求人需要
22点
賃金の勢い
26点
人手不足(平均年齢)
87点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

船員のAI代替リスク

35%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中181位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

船員の求人需要

有効求人倍率
0.73倍
全職業で425位
求人需要
低い
23/100
求人賃金(月額)
23.2万円
前年度比 +0.6万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
47.1歳
労働時間
164時間/月
5年後の求人数
+5.6%
推定
10年後の求人数
+10.2%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:甲板員・機関員(船員)の年収・将来性

船員に当たるアメリカの職業「甲板員・機関員(船員)」(米国の職業分類 53-5011)の年収の中央値は約810万円($51,520・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収470万円の1.7倍です。

日本:船員アメリカ:甲板員・機関員(船員)
年収(日本=平均・米国=中央値)470万円810万円
$51,520
上位10%680万円1,315万円
$83,620
10年後の予想年収583万円1,105万円
$70,300
将来性スコア4560
AI代替リスク35% 低い24% 低い
求人需要求人倍率 0.73倍雇用の増減予測 +3.2%
2025–35・BLS
就業者数—3.2万人
時給(平均)2,153円
最低賃金の1.8倍
4,246円
$27.00
連邦最低賃金の3.7倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学歴不問

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:サービス・販売職の平均月収を国別に比べる

船員は国際標準職業分類で「サービス・販売職」に入ります。133か国・地域のサービス・販売職の平均月収を円に直すと、日本は月28.5万円で28位、1位はルクセンブルクの月82.4万円です。アメリカは月58.2万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は24位です。

1. ルクセンブルク
82.4万円
2. ベルギー
79.5万円
3. デンマーク
73.2万円
4. スイス
71.2万円
5. アイスランド
65.8万円
8. ノルウェー
61.8万円
10. アメリカ
58.2万円
12. フランス
52.1万円
14. ドイツ
45.9万円
18. イギリス
40.4万円
21. 韓国
33.9万円
28. 日本
28.5万円

「サービス・販売職」全体の平均で、船員だけの値ではありません(販売店員、介護職員、調理人・接客、理容・美容師、警備員・警察官・消防官など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.5万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。サービス・販売職の世界ランキングを全部見る →

船員に必要なスキル・資格

必要スキル

保守点検
3.7
修理
3.6
故障等の原因特定
3.5
傾聴力
3.4
指導
3.3
操作と制御
3.2
説明力
3.2
道具、機器、設備の選択
3.1

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

機械
2.0
輸送
2.0
地理学
1.9
公衆安全・危機管理
1.5
通信技術
1.4
数学
1.3
人事労務管理
1.3
事務処理
1.2

仕事の中身(よく行う活動)

乗り物を運転・操縦する人間関係を構築し、維持する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る情報を取得するスケジュールを作成する情報の整理と検知を行う数値の算出・推計を行う継続的に状況を把握する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

船員になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

甲板員や機関員になるには、水産高校等を卒業して海技士免許を取得してから、船舶を所有している会社などに入職するのが一般的である。働きながら乗船履歴の要件を満たし、航海士や機関士などの国家資格取得を目指すこともある。
 厳しい自然環境と不規則な労働に耐えられる体力と忍耐力が求められる。また、船は船長を中心とする運命共同体であるため、秩序を重んじ、船内の規律を守ることが厳しく要求される。航海士・機関士になった場合には、船長を助け、自らを律し、甲板員、機関員を直接指揮してチームワークを作り上げるリーダーシップが求められる。

船員のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「他に分類されない輸送従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「63 その他の輸送従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。