図書編集者

クリエイティブ 職業分類:03_015-03 信頼度 ★★★★★

様々な本(書籍)を発行する出版社で本をつくるための企画書の作成や原稿の整理・編集などを行う。

平均年収
673万円
レンジ 439〜1,201万円
最高年収の目安
1,201万円
上位10% 1,025万円
5年後の予想年収
667万円推定
2031年
10年後の予想年収
660万円推定
568〜766万円
将来性
28/100
★☆☆☆☆ 低い
AI代替リスク
73%
高い
求人需要
非常に低い
有効求人倍率 0.12倍

仕事内容

文芸書などの一般書や専門書、教科書、辞典、コミック、絵本など、様々な本(書籍)を発行する出版社で本をつくるための企画書の作成や原稿の整理・編集などを行う。
 読者のニーズを考え、本のテーマ、内容や構成、予定する著者など企画をまとめ、どれくらい売れるのか、採算性を検討する。企画が決定すれば、著者に執筆を依頼する。人気の高い作家や著名な学者などには、同時に複数の依頼があり、申し込んでも簡単に承諾が得られない場合が多く、編集者の対人関係や交渉能力が必要である。著者が執筆を進めている間は、打ち合わせをしたり資料を集めたりして、より良い原稿ができるようにサポートする。
 著者から入手した原稿は、熟読し、誤字・脱字などの誤りを訂正し、表記の統一を図り、見出しをつけるなどの原稿整理を行う。書体や文字の大きさ、字詰・行数などを決め、写真やイラストの位置を指定する割付け(レイアウト)、用紙の選択、製本・印刷方式など造本(ぞうほん)、装丁等のデザインの決定なども行う。印刷所に原稿を渡して印刷のスケジュールを決め、販売担当者と相談して出版部数や定価などを決定し、本の発行までの管理を行う。
 会社の規模、本の性格によっては、編集、整理、校正、レイアウト、デザインなど、外注を含めて分業化が進んでいるが、全ての面で担当編集者の目くばりが必要とされる。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 文書作成ソフト(Word、一太郎等)、パソコン、プリンター、コピー機

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

出版社や編集プロダクションの多くが東京に集まっている。
 労働条件は会社の規定に準ずるが、出版社や編集プロダクションの規模等により給与など待遇面に差がある。
 執筆者の都合に合わせて、早朝、夜間、休日に打ち合わせをすることや、本づくりの進行に左右されて、労働時間が不規則になることもある。
 市場全体では印刷物の出版部数は減少を続けているが、電子出版やインターネットなど媒体は多様化しており、最近、電子コミックスの出版点数は増加している。

図書編集者の年収

図書編集者の平均年収は673万円(令和7年賃金構造基本統計調査「著述家,記者,編集者」・全国)。中央値の目安は626万円、年収レンジは439〜1,201万円、上位10%は1,025万円です。

平均年収
673万円
中央値(目安)
626万円
最低年収の目安
439万円
未経験・20代前半
上位10%
1,025万円
最高年収の目安
1,201万円
トップ層
時給(一般労働者)
3,339円
短時間労働者 1,647円
最低賃金との比
2.8倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
25.7万円
前年度比 −0.1万円

あなたの年収は、同じ年代の図書編集者の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

図書編集者の時給3,339円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.8倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
500万円
30代
607万円
40代
700万円
50代
785万円

平均年収と平均年齢(41.5歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
493万円
1〜3年
553万円
3〜5年
613万円
5〜10年
691万円
10年以上
781万円

雇用形態別の年収推定

正社員 673万円パート・アルバイト 283万円フリーランス・自営 707万円契約社員・派遣社員 525万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年696万円———
2022年698万円———
2023年572万円—0.17倍25万円
2024年681万円—0.15倍25.8万円
2025年673万円—0.12倍25.7万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

図書編集者の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在673万円 → 3年後 669万円 → 5年後 667万円 → 10年後 660万円(10年後の予想レンジ 568〜766万円)。年率の伸びは−0.2%と見ています。

673万円
現在
2026年
669万円
3年後
2029年
618〜728万円
667万円
5年後
2031年
601〜742万円
660万円
10年後
2036年
568〜766万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.54%求人賃金の勢い -0.77%AIの影響 -0.69%合計 −0.2%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

図書編集者の将来性スコア

28/100
★☆☆☆☆
低い・全職業で540位
AI耐性
27点
参入障壁
64点
年収水準
85点
求人需要
1点
賃金の勢い
1点
人手不足(平均年齢)
21点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

図書編集者のAI代替リスク

73%
高い
AIに奪われにくい順で全職業中448位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

図書編集者の求人需要

有効求人倍率
0.12倍
全職業で540位
求人需要
非常に低い
1/100
求人賃金(月額)
25.7万円
前年度比 −0.1万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
41.5歳
労働時間
157時間/月
5年後の求人数
-5.3%
推定
10年後の求人数
-9.6%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:編集者の年収・将来性

図書編集者に当たるアメリカの職業「編集者」(米国の職業分類 27-3041)の年収の中央値は約1,225万円($77,920・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収673万円の1.8倍です。

日本:図書編集者アメリカ:編集者
年収(日本=平均・米国=中央値)673万円1,225万円
$77,920
上位10%1,025万円2,417万円
$153,700
10年後の予想年収660万円1,524万円
$96,900
将来性スコア2842
AI代替リスク73% 高い68% 高い
求人需要求人倍率 0.12倍雇用の増減予測 −1.1%
2025–35・BLS
就業者数—9.2万人
時給(平均)3,339円
最低賃金の2.8倍
6,762円
$43.00
連邦最低賃金の5.9倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学士号(大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

図書編集者は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、図書編集者だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

図書編集者に必要なスキル・資格

必要スキル

文章力
5.7
読解力
5.7
傾聴力
5.2
説明力
4.9
他者との調整
4.5
他者の反応の理解
4.0
説得
4.0
論理と推論(批判的思考)
3.9

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

日本語の語彙・文法
3.9
コミュニケーションとメディア
2.6
事務処理
2.5
外国語の語彙・文法
2.3
芸術
1.9
歴史学・考古学
1.7
哲学・宗教学
1.6
販売・マーケティング
1.5

仕事の中身(よく行う活動)

創造的に考える仕事に関連する知識を更新し、活用する仕事を整理、計画する、優先順序を決めるスケジュールを作成する情報を取得するクオリティを判断する人間関係を構築し、維持する組織外の人々とコミュニケーションを取る

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

図書編集者になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、幅広い知識が要求されるため、各出版社は大卒者の募集を行うことが多い。新規学卒の場合は、学校を卒業後に出版社などに入社し、図書(書籍)を編集する部署に配属される。また、専門学校などでデザインや校正など編集技術を身につけてから就職することもある。
 中途採用の場合は、専門知識や著者等との人脈を持った経験者を募集することがある。
 出版社の中で身につけた専門知識を生かして独立し、自ら出版社や編集プロダクションを経営したり、作家、学者になる者もいる。
 著作・出版権などの知的財産権に関する知識、用字用語、文章に関する知識、印刷、製本に関する知識を習得する必要がある。また、文章や出版物への深い興味と探究心、社会の出来事や動きに敏感であること、豊かな創造力と高い事務処理能力が求められる。

図書編集者のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「著述家,記者,編集者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「21 著述家,記者,編集者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。