テクニカルライター

クリエイティブ 職業分類:03_015-03 信頼度 ★★★★☆

別名:マニュアルライター

家電、情報機器、自動車などに添付されるマニュアル(取扱説明書)を制作する。

平均年収
673万円
レンジ 439〜1,201万円
最高年収の目安
1,201万円
上位10% 1,025万円
5年後の予想年収
667万円推定
2031年
10年後の予想年収
660万円推定
568〜766万円
将来性
27/100
★☆☆☆☆ 低い
AI代替リスク
73%
高い
求人需要
非常に低い
有効求人倍率 0.12倍

仕事内容

家電、情報機器、自動車などに添付されるマニュアル(取扱説明書)を制作する。
 多くの電化製品や精密機械などにコンピュータが搭載され、テレビや冷蔵庫、エアコンなどの家電製品もネットワークに接続できる製品も増えており、機能や用途が複雑化している。このため、ユーザーが製品を理解し、安全に使いこなせるよう、正確でわかりやすいマニュアルが必要となっている。
 マニュアル制作の手順は、まず、製品を開発した開発者や技術者から製品の構造、機能、操作方法等を詳しく聞き、情報を収集する。実際に製品を使い、製品の特徴をよく理解したり、ユーザーから出てきそうな疑問や利用上の注意点を想定するなど、どのようなマニュアルを作るのか、方向性を決める。製品が専門家向けなのか一般ユーザー向けなのか、また、海外向けなのかなどによって、マニュアルの作り方が変わる。
 さらに、文章以外に必要な写真やイラストなどがあれば、開発者等に伝えて用意してもらう場合もある。マニュアルの方向性が決まったら、実際に書く作業(ライティング)に入る。読む人を念頭に、読みやすくわかりやすい文章を書くように心がける。マニュアルが完成したら、広く関係者からチェックを受けて修正するという過程を繰り返す。
 マニュアルが完成した後も、ユーザーからの質問やクレームの情報を収集し、次の改訂に反映するなど、より良くしていく。重大な間違いがあった場合には、マニュアルを回収して書き直しをすることもある。
 音声や動画も取り入れた電子マニュアルもある。インターネットでマニュアルや様々な利用者のための情報を提供する場合も多くなっている。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 パソコン

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

メーカーやマニュアル制作会社などに雇用されている場合は、給料や休日などの労働条件は勤務先の規程による。フリーランスの場合には、一つ一つの仕事に対して報酬が支払われるため、収入は仕事の量に左右される。
 締め切りまでに必ず仕事を仕上げる必要があるため、労働時間は不規則になりがちである。パソコンを使用しての原稿作成が多く、長時間椅子に座って作業を行う。
 コンピュータを搭載した精密機械やネットワーク製品が増加しており、操作は多様化・複雑化してきている。このためマニュアルは不可欠であり、また、マニュアルの電子化やサイト上での情報提供を充実させるなど、テクニカルライターの活躍の場は広がっている。

テクニカルライターの年収

テクニカルライターの平均年収は673万円(令和7年賃金構造基本統計調査「著述家,記者,編集者」・全国)。中央値の目安は626万円、年収レンジは439〜1,201万円、上位10%は1,025万円です。

平均年収
673万円
中央値(目安)
626万円
最低年収の目安
439万円
未経験・20代前半
上位10%
1,025万円
最高年収の目安
1,201万円
トップ層
時給(一般労働者)
3,339円
短時間労働者 1,647円
最低賃金との比
2.8倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
25.7万円
前年度比 −0.1万円

あなたの年収は、同じ年代のテクニカルライターの中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

テクニカルライターの時給3,339円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.8倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
500万円
30代
607万円
40代
700万円
50代
785万円

平均年収と平均年齢(41.5歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
493万円
1〜3年
553万円
3〜5年
613万円
5〜10年
691万円
10年以上
781万円

雇用形態別の年収推定

正社員 673万円パート・アルバイト 283万円フリーランス・自営 707万円契約社員・派遣社員 525万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年696万円———
2022年698万円———
2023年572万円—0.17倍25万円
2024年681万円—0.15倍25.8万円
2025年673万円—0.12倍25.7万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

テクニカルライターの将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在673万円 → 3年後 669万円 → 5年後 667万円 → 10年後 660万円(10年後の予想レンジ 568〜766万円)。年率の伸びは−0.2%と見ています。

673万円
現在
2026年
669万円
3年後
2029年
618〜728万円
667万円
5年後
2031年
601〜742万円
660万円
10年後
2036年
568〜766万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.54%求人賃金の勢い -0.77%AIの影響 -0.69%合計 −0.2%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

テクニカルライターの将来性スコア

27/100
★☆☆☆☆
低い・全職業で547位
AI耐性
27点
参入障壁
51点
年収水準
85点
求人需要
1点
賃金の勢い
1点
人手不足(平均年齢)
21点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

テクニカルライターのAI代替リスク

73%
高い
AIに奪われにくい順で全職業中448位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

テクニカルライターの求人需要

有効求人倍率
0.12倍
全職業で540位
求人需要
非常に低い
1/100
求人賃金(月額)
25.7万円
前年度比 −0.1万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
41.5歳
労働時間
157時間/月
5年後の求人数
-5.3%
推定
10年後の求人数
-9.6%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:テクニカルライターの年収・将来性

テクニカルライターに当たるアメリカの職業「テクニカルライター」(米国の職業分類 27-3042)の年収の中央値は約1,421万円($90,390・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収673万円の2.1倍です。

日本:テクニカルライターアメリカ:テクニカルライター
年収(日本=平均・米国=中央値)673万円1,421万円
$90,390
上位10%1,025万円2,284万円
$145,270
10年後の予想年収660万円1,749万円
$111,200
将来性スコア2740
AI代替リスク73% 高い75% 高い
求人需要求人倍率 0.12倍雇用の増減予測 +0.8%
2025–35・BLS
就業者数—4.5万人
時給(平均)3,339円
最低賃金の2.8倍
7,234円
$46.00
連邦最低賃金の6.3倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学士号(大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

テクニカルライターは国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、テクニカルライターだけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

テクニカルライターに必要なスキル・資格

必要スキル

文章力
5.9
読解力
5.3
説明力
5.3
傾聴力
4.8
新しい情報の応用力
4.1
他者との調整
3.9
継続的観察と評価
3.8
他者の反応の理解
3.7

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

日本語の語彙・文法
3.5
事務処理
2.2
コミュニケーションとメディア
2.2
外国語の語彙・文法
2.2
芸術
2.0
顧客サービス・対人サービス
1.5
歴史学・考古学
1.3
通信技術
1.3

仕事の中身(よく行う活動)

情報を取得する情報の整理と検知を行う情報の意味を他者に説明するクオリティを判断する創造的に考える情報やデータを処理する情報やデータを分析する継続的に状況を把握する

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

テクニカルライターになるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、大学卒が多い。メーカーのマニュアル制作部門に配属されるか、マニュアル制作を専門に請け負う制作会社等に入社するのが一般的である。
 コンピュータや機械などの技術者、文章を書くことを専門としている人が、専門知識を身につけてからこの仕事をすることも多い。中には、フリーとして独立して仕事を請け負う人もいるが、仕事の内容は専門性や秘匿性が高く、セキュリティなどの問題から、企業に属して働くのが一般的である。
 また、世界各国へ輸出される製品には、各国語によるマニュアルが必要となり、それらの翻訳元となる英文マニュアルのライターの需要も高まっている。
 製品についての専門知識と文章を書く能力が求められる。また、共同で仕事を進めることが多いため、協調性や責任感も必要である。

テクニカルライターのキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「著述家,記者,編集者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「21 著述家,記者,編集者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。