林業作業

運送・運転 職業分類:11_065-01 信頼度 ★★★★★

別名:山林苗木植付作業員、山林枝打作業員、山林下刈作業員、植林作業員、除伐作業員、地ごしらえ作業員(林業)、運材作業員、間伐作業員

森林の整備や林業のための地ごしらえ、植付け、下刈り、枝打、伐木、造材、集材、運材などの作業をする。

平均年収
361万円
レンジ 260〜588万円
最高年収の目安
588万円
上位10% 512万円
5年後の予想年収
421万円推定
2031年
10年後の予想年収
491万円推定
423〜570万円
将来性
57/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
16%
非常に低い
求人需要
高い
有効求人倍率 2.21倍

仕事内容

森林を維持管理しながら、育成した樹木を伐採して木材資源を生産する。
 林業作業の仕事には、植林がしやすいように整地をする「地ごしらえ」、苗木を植えていく「植林」、苗木の周辺に生えた雑草を刈り払う「下刈り」、節のない木材を生産するために枝を切り落とす「枝打ち」、全体に十分な光と養分がいきわたるように木の本数を減らす「間伐」、最終的に残った大きな木を伐採して収穫する「主伐(しゅばつ)」がある。
 作業は、チェーンソーでの伐採や刈払機、枝払いから一定の長さにそろえて切る測尺(そくじゃく)・玉切り(たまぎり)や集積作業までを一貫して行うハーベスタやプロセッサ、集材専用車両のフォワーダなどの大型森林機械の操作、更にはフォークリフト、クレーンなどの操縦により行う。伐採した木材の運搬や、運搬のための林道建設も仕事に含まれる。自然を対象にする仕事なので、季節によって仕事内容も大きく変わる。
 自然に囲まれた環境で仕事ができることや、時間の経過とともに植林した樹木の成長がはっきり目で見えることにやりがいを感じる人が多い。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 大型森林機械(ハーベスタ、プロセッサ、フォワーダ(集材専用車両)等)、フォークリフト、クレーン、刈払機、普通自動車(普通免許(第一種、第二種)で運転可能なもの)、工具(のこぎり等の手動工具、チェーンソー、ドリル等の電動工具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

雇用する林業会社は、北海道、岩手、岐阜、広島等森林の多い地域に多く、個人経営のような、規模の小さい会社の比率が高い。
 事務所から作業現場である森林までの距離が遠く、明るいうちに作業を終える必要があるため、林業作業の朝は早い。夏には、仕事内容によって朝5時半頃から仕事を開始することもある。
 仕事の機械化も進んでいるが、体力を必要とする。斜面での伐採作業などでは危険を伴うこともある。雇用形態は有期雇用が多く、季節や天候によって仕事の内容や労働時間は変動する。農業との兼業者もいる。
 地球温暖化の問題等で森林の保全の重要性は見直されている。また、林業の振興が進められており、木材の自給率は最低を記録した2002年(18.8%)から概ね年々上昇し、直近では43.0%(2023年)となっている(*2)。

*2 林野庁 令和5年度木材需給表

林業作業の年収

林業作業の平均年収は361万円(令和7年賃金構造基本統計調査「農林漁業従事者」・全国)。中央値の目安は335万円、年収レンジは260〜588万円、上位10%は512万円です。

平均年収
361万円
中央値(目安)
335万円
最低年収の目安
260万円
未経験・20代前半
上位10%
512万円
最高年収の目安
588万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,708円
短時間労働者 1,225円
最低賃金との比
1.5倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
25万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の林業作業の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

林業作業の時給1,708円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.5倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
267万円
30代
310万円
40代
346万円
50代
377万円

平均年収と平均年齢(49.1歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
274万円
1〜3年
303万円
3〜5年
332万円
5〜10年
369万円
10年以上
413万円

雇用形態別の年収推定

正社員 361万円パート・アルバイト 152万円フリーランス・自営 379万円契約社員・派遣社員 281万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年344万円———
2022年361万円———
2023年374万円—2.22倍23.5万円
2024年352万円—2.25倍24.3万円
2025年361万円—2.21倍25万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

林業作業の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在361万円 → 3年後 396万円 → 5年後 421万円 → 10年後 491万円(10年後の予想レンジ 423〜570万円)。年率の伸びは+3.1%と見ています。

361万円
現在
2026年
396万円
3年後
2029年
365〜431万円
421万円
5年後
2031年
379〜469万円
491万円
10年後
2036年
423〜570万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.51%求人賃金の勢い +0.38%AIの影響 +0.26%退職による人手不足 +0.2%合計 +3.1%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

林業作業の将来性スコア

57/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で150位
AI耐性
84点
参入障壁
21点
年収水準
6点
求人需要
77点
賃金の勢い
32点
人手不足(平均年齢)
91点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

林業作業のAI代替リスク

16%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中63位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

林業作業の求人需要

有効求人倍率
2.21倍
全職業で124位
求人需要
高い
67/100
求人賃金(月額)
25万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
49.1歳
労働時間
167時間/月
5年後の求人数
+14.8%
推定
10年後の求人数
+26.6%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:森林作業員の年収・将来性

林業作業に当たるアメリカの職業「森林作業員」(米国の職業分類 45-4011)の年収の中央値は約687万円($43,680・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収361万円の1.9倍です。

日本:林業作業アメリカ:森林作業員
年収(日本=平均・米国=中央値)361万円687万円
$43,680
上位10%512万円900万円
$57,220
10年後の予想年収491万円915万円
$58,200
将来性スコア5751
AI代替リスク16% 非常に低い24% 低い
求人需要求人倍率 2.21倍雇用の増減予測 −1.5%
2025–35・BLS
就業者数—6,050人
時給(平均)1,708円
最低賃金の1.5倍
3,302円
$21.00
連邦最低賃金の2.9倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:農林漁業の平均月収を国別に比べる

林業作業は国際標準職業分類で「農林漁業」に入ります。130か国・地域の農林漁業の平均月収を円に直すと、日本は月26.8万円で29位、1位はアイスランドの月153万円です。アメリカは月56.1万円で日本の2.1倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は27位です。

1. アイスランド
153万円
2. デンマーク
84.9万円
3. ベルギー
81万円
4. スイス
78.8万円
5. ルクセンブルク
72.9万円
9. ノルウェー
58.4万円
10. アメリカ
56.1万円
11. フランス
54.5万円
13. ドイツ
52.2万円
18. イギリス
44.6万円
23. 韓国
34万円
29. 日本
26.8万円

「農林漁業」全体の平均で、林業作業だけの値ではありません(農業・林業・漁業・畜産の仕事。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は30.1万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。農林漁業の世界ランキングを全部見る →

林業作業に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
3.4
道具、機器、設備の選択
3.3
指導
3.2
説明力
3.1
他者の反応の理解
3.0
他者との調整
3.0
読解力
2.9
保守点検
2.9

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

機械
1.4
農業・畜産業
1.3
生産・加工
1.1
教育訓練
0.9
コミュニケーションとメディア
0.8
生物学
0.8
輸送
0.8
建築・建設
0.8

仕事の中身(よく行う活動)

人間関係を構築し、維持する乗り物を運転・操縦する全身を使って身体的な活動を行う手と腕を使って物を取り扱い動かす上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る仕事を整理、計画する、優先順序を決める機械装置の修理と保守を行う組織外の人々とコミュニケーションを取る

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

林業作業になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。学校卒業後、森林組合や林業会社等の林業事業体に就職するのが一般的である。公的補助を受けて関連団体が実施する林業の担い手を育成するための公的就職支援事業(「緑の雇用」など)を経由して入職する人もいる。
 チェーンソーや刈払機を使用する仕事をする場合には、安全衛生のため公的機関などが実施している講習を受ける。林道建設に役立つ測量士や、ハーベスタなど大型林業機械の取扱い資格、労働安全関連の資格があれば就職には有利となる。
 林業従事者数は長期的に減少傾向で推移しており令和2年(2020年)には約44,000人となっている。
 林業作業の仕事に新たに就く人は年間で概ね3,000人前後で推移し、直近では3,333人となっている。(2023年時点*1)。約半数が50歳以上で占められていて、様々な職業を経て30代、40代で初めて林業作業の職に就く人もいる。自然が好きで林業をやりたいという気持ちがあれば、学歴や職歴、年齢などの制限は比較的少ない職種といえる。
 育林・伐採・運搬など、林業の業務は班単位で作業を行うため、協調性が求められる。

*1 林野庁 林業労働力の動向

林業作業のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「農林漁業従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「47 林業従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。