測量士

建築 職業分類:02_008-07 信頼度 ★★★★★

土木・建築工事にあたり、土地の位置・形状を正確に測量する。

平均年収
543万円
レンジ 372〜929万円
最高年収の目安
929万円
上位10% 800万円
5年後の予想年収
626万円推定
2031年
10年後の予想年収
723万円推定
622〜839万円
将来性
63/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
50%
中程度
求人需要
高い
有効求人倍率 5.58倍

仕事内容

土木・建築工事にあたり、土地の位置・形状を正確に測量する。
 測量計画を立て、現地に出向いて、専門の機器や技術を使って地形や位置を測量、結果を計算して、工事に必要な基準点を正確に設定する。地図をつくるための測量を行うことも仕事の一つである。人工衛星やコンピュータ、ドローンを利用した高精度の測量器械も使われており、迅速・正確に測量・計算できるようになっている。デジタル地図や地理情報システム(GIS)の利用・活用によるデジタルマッピングも行われている。
 工事の着工の前には、国家三角点という日本全国にある基準点から測量器械を使って現場近くに測点を導き出し、工事の基準点を設定する。また、電子基準点から現場近くに測点を設置し、正確な位置を設定する。工事が本格化すると、構造物の細部の位置を決めて型枠を組めるように印を付ける「墨出し」や、掘削作業の仕上がり中心線や高さの基準などを示す「丁張り」など、細部測量を行う。
 測量ミスや計算ミスは許されないため、慎重に何度もチェックする必要がある。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 ドローン、測量器械、地理情報システム(GIS) 、設計用ソフト(CADのソフトウェア等)、パソコン

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

測量士が活躍している分野は、建設会社、不動産会社、測量事務所のほか官公庁など広い範囲に及んでいる。登録されている測量事務業者は11,389業者である。
 測量士、測量士補の登録状況によると測量士25,115人、測量士補16,093人となっている(2023年11月時点*1)。
 測量作業は、仕事の性質から数十日から数カ月にわたることがあり、その間あまり休みを取れないこともある。建設現場での細部測量は、昼休みや休日など建設作業が行われていないときに実施することが多い。そのため測量士の労働時間は、他の建設作業職種に比べてやや変則的になっており、休暇は交代で取るケースもある。
 最近では、航空測量の分野においてドローンの登場により簡便にかつ安価に測量が行えるようになっている。また、ドローンでは、従来の航空機等による撮影より低空で撮影が行えることから精度の高い測量が可能となっている。

*1国土交通省国土地理院 令和5年度測量業における測量士・測量士補に関する実態調査報告書

測量士の年収

測量士の平均年収は543万円(令和7年賃金構造基本統計調査「測量技術者」・全国)。中央値の目安は505万円、年収レンジは372〜929万円、上位10%は800万円です。

平均年収
543万円
中央値(目安)
505万円
最低年収の目安
372万円
未経験・20代前半
上位10%
800万円
最高年収の目安
929万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,646円
短時間労働者 1,746円
最低賃金との比
2.2倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
34.3万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の測量士の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

測量士の時給2,646円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.2倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
393万円
30代
468万円
40代
533万円
50代
591万円

平均年収と平均年齢(46.1歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
405万円
1〜3年
451万円
3〜5年
497万円
5〜10年
557万円
10年以上
626万円

雇用形態別の年収推定

正社員 543万円パート・アルバイト 228万円フリーランス・自営 570万円契約社員・派遣社員 424万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年476万円———
2022年487万円———
2023年489万円—5.57倍32.9万円
2024年502万円—5.58倍33.6万円
2025年543万円—5.58倍34.3万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

測量士の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在543万円 → 3年後 592万円 → 5年後 626万円 → 10年後 723万円(10年後の予想レンジ 622〜839万円)。年率の伸びは+2.9%と見ています。

543万円
現在
2026年
592万円
3年後
2029年
546〜644万円
626万円
5年後
2031年
564〜698万円
723万円
10年後
2036年
622〜839万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +1.0%求人賃金の勢い +0.1%AIの影響 +0.0%合計 +2.9%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

測量士の将来性スコア

63/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で90位
AI耐性
50点
参入障壁
75点
年収水準
59点
求人需要
96点
賃金の勢い
10点
人手不足(平均年齢)
83点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

測量士のAI代替リスク

50%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中295位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

測量士の求人需要

有効求人倍率
5.58倍
全職業で17位
求人需要
高い
77/100
求人賃金(月額)
34.3万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
46.1歳
労働時間
163時間/月
5年後の求人数
+18.7%
推定
10年後の求人数
+33.6%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:測量士の年収・将来性

測量士に当たるアメリカの職業「測量士」(米国の職業分類 17-1022)の年収の中央値は約1,186万円($75,440・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収543万円の2.2倍です。

日本:測量士アメリカ:測量士
年収(日本=平均・米国=中央値)543万円1,186万円
$75,440
上位10%800万円1,975万円
$125,590
10年後の予想年収723万円1,580万円
$100,500
将来性スコア6355
AI代替リスク50% 中程度56% 中程度
求人需要求人倍率 5.58倍雇用の増減予測 +5.8%
2025–35・BLS
就業者数—5.1万人
時給(平均)2,646円
最低賃金の2.2倍
5,976円
$38.00
連邦最低賃金の5.2倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学士号(大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

測量士は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、測量士だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

測量士に必要なスキル・資格

必要スキル

数学的素養
4.0
傾聴力
3.9
他者との調整
3.8
説明力
3.8
道具、機器、設備の選択
3.7
文章力
3.6
指導
3.6
読解力
3.5

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

設計
3.0
事務処理
2.5
数学
2.4
建築・建設
2.4
コンピュータと電子工学
2.0
地理学
1.7
工学
1.6
顧客サービス・対人サービス
1.5

仕事の中身(よく行う活動)

情報やデータを処理する仕事を整理、計画する、優先順序を決めるコンピュータを用いて作業を行う情報やデータを分析する意思決定と問題解決を行う法律や規定、基準を適用する仕事に関連する知識を更新し、活用するスケジュールを作成する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

測量士になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

測量士や測量士補になるには、測量についての知識と実際の測量技術が必要である。測量技術については、現場で測量経験を積むことが必須となる。測量についての基礎知識や計算手法は、文部科学大臣が認定した大学、短大、高専、国土交通大臣の登録を受けた専門学校等で測量に関する科目として修得する。
 技術者として基本測量又は公共測量に従事する者は、測量法の規定により「測量士」又は「測量士補」の資格が必要となる。資格取得には、学歴と実務経験年数によって、申請だけで済む場合と、試験を受ける場合とがある。一旦測量士補の資格を取ってから、改めて測量士の資格を取る人もいる。資格を得て、国土地理院に登録することで「測量士」若しくは「測量士補」と認められる。
 測量事務所、建設会社、不動産会社等に雇用されている間に測量士の資格を取り、経験を積んだ後に独立して測量事務所を開設するケースも見られる。関連する「土地家屋調査士」の資格を取得する者もいる。

測量士のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「測量技術者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「09 建築・土木・測量技術者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。