とび

建築 職業分類:14_090-02 信頼度 ★★★★★

別名:足場組立工、橋梁とび工、建築とび工、重量物とび職、鉄骨とび工、とび職

住宅やビル、橋梁、高速道路、ダムなどの工事に伴う足場など仮設構造物の建て方、解体や重量物運搬などを行う。

平均年収
415万円
レンジ 297〜679万円
最高年収の目安
679万円
上位10% 591万円
5年後の予想年収
478万円推定
2031年
10年後の予想年収
552万円推定
475〜641万円
将来性
57/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
15%
非常に低い
求人需要
高い
有効求人倍率 7.72倍

仕事内容

住宅やビル、橋梁、高速道路、ダムなどの工事に伴う足場など仮設構造物の建て方、解体や重量物運搬などを行う。
 とびの受け持つ範囲は広く、現在では、木造住宅などの建築に伴う棟上げ足場の組立てや解体作業に従事する「建築とび」、足場の組立て、型わく支保工、土止め支保工などの組立てやツーバイフォー工法の組立てを行う「組立とび」、中高層ビルの鉄骨の組立てや橋梁の組立てなど比較的大型の工事を手掛ける「鉄骨とび」、くい打ち、重量物の運搬などの作業をクレーン、デリック、移動式クレーンなどの建設機械や、ブルドーザー、モーターグレーダー、トラクター・ショベル、パワーショベルなどの車両系建設機械を用いて行う「機械とび」などに専門分化している。工事の大型化・多様化に伴いとびの重要性が増しているが、工事が終わるととびが行った部分が表に出ることが少ない、縁の下の力持ち的存在である。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 クレーン、デリック、移動式クレーン、ブルドーザー、モーターグレーダー、トラクター・ショベル、パワーショベル、工具(かなづち、のこぎり等の手動工具、ドリル等の電動工具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

仕事は、通常屋外で行われ、高所作業や重量物の運搬など危険な作業を伴うケースもある。作業場所が移動するのも特徴である。労働時間は、おおむね8時間、実労働時間は6~7時間が多い。屋外で働くため、雨天などの場合には休日になることもある反面、決められた工期日程に間に合わせるため残業や休日・夜間に働くこともある。賃金は日給月給制が多い。
 就業者の多くは男性となっているが、建設業界全体で女性の技術者の育成や雇用拡大に向けた取組を行っている。

とびの年収

とびの平均年収は415万円(令和7年賃金構造基本統計調査「建設躯体工事従事者」・全国)。中央値の目安は385万円、年収レンジは297〜679万円、上位10%は591万円です。

平均年収
415万円
中央値(目安)
385万円
最低年収の目安
297万円
未経験・20代前半
上位10%
591万円
最高年収の目安
679万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,985円
短時間労働者 1,452円
最低賃金との比
1.7倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
30万円
前年度比 +0.4万円

あなたの年収は、同じ年代のとびの中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

とびの時給1,985円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.7倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
325万円
30代
379万円
40代
426万円
50代
467万円

平均年収と平均年齢(41.9歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
314万円
1〜3年
348万円
3〜5年
381万円
5〜10年
425万円
10年以上
475万円

雇用形態別の年収推定

正社員 415万円パート・アルバイト 174万円フリーランス・自営 435万円契約社員・派遣社員 323万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年405万円———
2022年431万円———
2023年460万円—9.39倍29.1万円
2024年506万円—8.56倍29.6万円
2025年415万円—7.72倍30万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

とびの将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在415万円 → 3年後 452万円 → 5年後 478万円 → 10年後 552万円(10年後の予想レンジ 475〜641万円)。年率の伸びは+2.9%と見ています。

415万円
現在
2026年
452万円
3年後
2029年
417〜492万円
478万円
5年後
2031年
431〜533万円
552万円
10年後
2036年
475〜641万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +1.0%求人賃金の勢い -0.16%AIの影響 +0.26%合計 +2.9%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

とびの将来性スコア

57/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で150位
AI耐性
85点
参入障壁
32点
年収水準
27点
求人需要
100点
賃金の勢い
4点
人手不足(平均年齢)
33点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

とびのAI代替リスク

15%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中49位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

とびの求人需要

有効求人倍率
7.72倍
全職業で1位
求人需要
高い
78/100
求人賃金(月額)
30万円
前年度比 +0.4万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
41.9歳
労働時間
166時間/月
5年後の求人数
+23.7%
推定
10年後の求人数
+42.6%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:鉄骨工・とびの年収・将来性

とびに当たるアメリカの職業「鉄骨工・とび」(米国の職業分類 47-2221)の年収の中央値は約987万円($62,780・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収415万円の2.4倍です。

日本:とびアメリカ:鉄骨工・とび
年収(日本=平均・米国=中央値)415万円987万円
$62,780
上位10%591万円1,702万円
$108,260
10年後の予想年収552万円1,362万円
$86,600
将来性スコア5762
AI代替リスク15% 非常に低い8% 非常に低い
求人需要求人倍率 7.72倍雇用の増減予測 +3.1%
2025–35・BLS
就業者数—6.8万人
時給(平均)1,985円
最低賃金の1.7倍
5,189円
$33.00
連邦最低賃金の4.6倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

とびは国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、とびだけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

とびに必要なスキル・資格

必要スキル

道具、機器、設備の選択
3.3
指導
3.2
傾聴力
3.2
説明力
3.0
読解力
2.9
他者との調整
2.8
他者の反応の理解
2.6
学習方法の選択・実践
2.6

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

建築・建設
2.6
機械
1.8
事務処理
1.7
数学
1.5
人事労務管理
1.4
社会学
1.4
設計
1.3
物理学
1.3

仕事の中身(よく行う活動)

全身を使って身体的な活動を行う手と腕を使って物を取り扱い動かす人間関係を構築し、維持する仕事を整理、計画する、優先順序を決める上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る組織外の人々とコミュニケーションを取るチームを構築するスケジュールを作成する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

とびになるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。とびの仕事には「足場の組立」、「型わく支保工の組立」、「土止め支保工」、「地山の掘削」、「鉄骨の組立て」、「木造建築物の組立」、「コンクリート工作物の解体」など、様々な分野がある。それぞれの分野で未経験者が一人立ちするには見習として入職し一定年数の経験を積みながら各種作業主任資格等を取得する。
 厚生労働省が定める技能検定の「とび1・2級技能士」資格を取得すると一人前の技術者として認められる。
 チームワークが必要な仕事であり、身軽な動作と適切な判断力が求められるほか、力学の基本的知識、大工・左官などの知識もある程度身につけていないと通用しない場合がある。

とびのキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「建設躯体工事従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「65 建設躯体工事従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。