建築板金

建築 職業分類:12_071-10 信頼度 ★★★★★

別名:金属サイディング工、金属屋根ふき工、建築板金工、ダクト工

銅や鉄などの薄い金属板を使って屋根をふく(葺く)仕事等に携わる。

平均年収
454万円
レンジ 321〜754万円
最高年収の目安
754万円
上位10% 654万円
5年後の予想年収
519万円推定
2031年
10年後の予想年収
592万円推定
509〜687万円
将来性
61/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
15%
非常に低い
求人需要
高い
有効求人倍率 1.98倍

仕事内容

銅や鉄などの薄い金属板を使って屋根をふく(葺く)仕事等に携わる。
 屋根には軽量のカラー鉄板が広く使われており、建築板金の手がける工事もカラー鉄板を使うケースが多い。またアルミ板やステンレス板、チタニウム板を使って屋根をふく工事も普及している。
 一般住宅の屋根をふく場合、まず金属板を切断機で屋根のサイズに合わせて切り、曲げ加工してから屋根の上に運び、フェルトなどで下地ぶきした上に、軒先から順番にふき上げる。金属板は、吊り子という金物を用いて取り付ける。金属板のつなぎ目は、雨水が入らないように、金属板の端と端を重ねて折り曲げる(ハゼ組み)か、溶接してつなぐ(シーム溶接)。
 金属板を使って屋根をふく場合、毛細管現象による雨水の吸い込みや、屋根勾配に吹きつける強風などで金属板がはがれて飛んでしまうことのないように、施工には高度の技術が要求される。その上勾配のある屋根上の仕事であるため、足場も悪く、安全には十分注意しなければならない。
 屋根工事以外にも、外壁にリブ付化粧鉄板を貼ったり、水切り、雨押えなども行う。また、建築板金には冷暖房を行うために冷却又は加熱した空気を送るための鉄板で作ったダクトと呼ばれる管の加工・取り付けや、空気の吹き出し・吸い込み用の器具を取り付けるといった冷暖房設備の仕事もある。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 フェルト、吊り子、リブ付化粧鉄板、建築板金、工具(かなづち、のこぎり等の手動工具、切断機等の電動工具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

地域の小規模事業所が多く、家族従業者の割合も大きい。
 給与面では、多くの場合月給制[キャリア支援部門8.1]となっている。
 労働時間は、工期や天候などの影響を受ける場合もあるが、近年は4週8休が主流となりつつある。
 屋根ふき工事を主体とする建築板金の仕事は、天候に左右されることが多く、勾配のある高い屋根上で、夏の暑い日や厳寒期の時期、風の強い日などに仕事をすることもある。
 業界では屋外の作業環境の改善や屋内作業の比率を高める工夫などが続けられ、安全な場所で安心して就業できる環境づくりが進められている。

建築板金の年収

建築板金の平均年収は454万円(令和7年賃金構造基本統計調査「板金従事者」・全国)。中央値の目安は422万円、年収レンジは321〜754万円、上位10%は654万円です。

平均年収
454万円
中央値(目安)
422万円
最低年収の目安
321万円
未経験・20代前半
上位10%
654万円
最高年収の目安
754万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,091円
短時間労働者 1,329円
最低賃金との比
1.8倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
24.9万円
前年度比 +0.6万円

あなたの年収は、同じ年代の建築板金の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

建築板金の時給2,091円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.8倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
348万円
30代
409万円
40代
462万円
50代
508万円

平均年収と平均年齢(43.0歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
343万円
1〜3年
380万円
3〜5年
417万円
5〜10年
465万円
10年以上
521万円

雇用形態別の年収推定

正社員 454万円パート・アルバイト 191万円フリーランス・自営 477万円契約社員・派遣社員 354万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年409万円———
2022年420万円———
2023年428万円—2.41倍23.7万円
2024年404万円—2.08倍24.3万円
2025年454万円—1.98倍24.9万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

建築板金の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在454万円 → 3年後 492万円 → 5年後 519万円 → 10年後 592万円(10年後の予想レンジ 509〜687万円)。年率の伸びは+2.7%と見ています。

454万円
現在
2026年
492万円
3年後
2029年
454〜535万円
519万円
5年後
2031年
467〜578万円
592万円
10年後
2036年
509〜687万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.39%求人賃金の勢い +0.23%AIの影響 +0.26%合計 +2.7%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

建築板金の将来性スコア

61/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で107位
AI耐性
85点
参入障壁
83点
年収水準
38点
求人需要
73点
賃金の勢い
19点
人手不足(平均年齢)
46点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

建築板金のAI代替リスク

15%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中49位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

建築板金の求人需要

有効求人倍率
1.98倍
全職業で144位
求人需要
高い
61/100
求人賃金(月額)
24.9万円
前年度比 +0.6万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
43.0歳
労働時間
168時間/月
5年後の求人数
+13.7%
推定
10年後の求人数
+24.7%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:板金工の年収・将来性

建築板金に当たるアメリカの職業「板金工」(米国の職業分類 47-2211)の年収の中央値は約972万円($61,800・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収454万円の2.1倍です。

日本:建築板金アメリカ:板金工
年収(日本=平均・米国=中央値)454万円972万円
$61,800
上位10%654万円1,661万円
$105,650
10年後の予想年収592万円1,333万円
$84,800
将来性スコア6160
AI代替リスク15% 非常に低い11% 非常に低い
求人需要求人倍率 1.98倍雇用の増減予測 +2.5%
2025–35・BLS
就業者数—12.0万人
時給(平均)2,091円
最低賃金の1.8倍
5,032円
$32.00
連邦最低賃金の4.4倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

建築板金は国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、建築板金だけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

建築板金に必要なスキル・資格

必要スキル

修理
3.4
読解力
3.2
傾聴力
3.2
説明力
3.1
道具、機器、設備の選択
3.0
数学的素養
3.0
指導
2.9
交渉
2.8

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

建築・建設
3.3
数学
2.2
機械
2.0
生産・加工
1.9
設計
1.7
事務処理
1.5
顧客サービス・対人サービス
1.3
物理学
1.2

仕事の中身(よく行う活動)

人間関係を構築し、維持する手と腕を使って物を取り扱い動かす仕事を整理、計画する、優先順序を決める全身を使って身体的な活動を行う上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る設備、構造物、材料を検査する組織外の人々とコミュニケーションを取る乗り物を運転・操縦する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

建築板金になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。学校卒業後、建築板金工務店等に入職し、見習として修業しながら一人前になるケースのほか、職業訓練校で技能を磨き、厚生労働省の技能検定の「建築板金技能士」の資格を取得するケースもある。工場、倉庫、体育館のような比較的大きな建物の仕事を施工する会社では、専属の技能者を養成しているところもある。
 新しい材料や工法が多く出現してきており、これらの知識、技能を習得するために業界で実施する各種の講習会に参加することも大切である。「建築板金技能士」や「建築施工管理技士」などの資格の取得により、技能が向上し、昇進などの面で有利となる場合もある。
 ある程度仕事を覚えたら独立して直接工事を請け負ったり、店を構えることもできる。その場合は、施工図を作成したり、数量や価格の積算が必要となり、設計や管理の能力が求められる。

建築板金のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「板金従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「52 製品製造・加工処理従事者(金属製品)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。