建築塗装工
別名:家屋塗装工、住宅塗装工、建物塗装工
建築物の外部や内部に塗料を塗って美しく彩り、日光や雨、湿気、大気汚染などで傷んだり汚れたりするのを防ぎ、快適な室内空間となるように仕上げる。
仕事内容
建物の持ち主と相談しながら建物の各部分の素材をよく調べ、適切な塗料や色合い(色彩設計)を決めて仕様書を作成、それに基づき施工計画書(施工要領書)を作成し、塗装作業に入る。
塗装作業では、素地の状態を調べ、表面を塗装できる状態に調整した後、刷毛(はけ)やローラーブラシ、スプレーガンを使って塗装する。塗装工程はいろいろな異種塗料の組合せによってできているので、適切に施工すること、また、できた塗膜(とまく)の検査をすることも大事な仕事である。
古くなった建物を再生するための塗装工事も多く、そのような工事では建物の傷み具合を調査・診断して塗装工事を進めるため、高い技術が必要とされる。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
刷毛(はけ)、ローラーブラシ、スプレーガン、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
主なタスク
- 塗料が飛び散らないように足場に飛散防止ネットをかける。(実施率 1%)
- 不要なところを塗料で汚さないように覆ったり、マスキングをする。(実施率 1%)
- ブラシ、吹き付け器、ローラーを使用して表面を塗装する。(実施率 1%)
- コーキング・ガンやパテナイフを使用して、ひび、穴、継ぎ目を充填材で塞ぎ、下地をつくる。(実施率 1%)
- 工事の見積書を作成する。(実施率 1%)
- 地上より高い位置での作業のため、はしごをかけたり足場を組む。(実施率 1%)
- 紙やすり、スクレーパー、ブラシ、スチールウール、研磨機を使用して、表面を滑らかにする。(実施率 1%)
- 塗装面の埃やゴミなどを、高圧洗浄で洗い流す。(実施率 1%)
- 塗装工事の工程管理を行う。(実施率 1%)
- 塗料、着色剤、ニスを混合して色を調合する。(実施率 1%)
- 継ぎ目のサイディング施工を行う。(実施率 1%)
- 被覆の間の表面をサンドペーパーで磨き、仕上げる。(実施率 1%)
雇用形態(働いている人の割合)
労働条件の特徴
小規模な事業所が多いが、様々な施工に対応できる大規模な事業所も見られる。
賃金の支払形態は、日給月給制の割合が多い。休日については、週休二日制を進めているが、工期の関係で休日に働く場合もある。
建築塗装の分野では、塗装の質の充実を目指して新しい技術、工法の開発が行われている。高級ホテルやビルなどに用いられる工芸的塗装のデコレイティブ・ペインティングはその一例で、建築塗装工は塗装の技能に加えて美的センスが必要なケースもある。
また、塗装そのものだけでなく、塗装技能の「塗る」「貼る」「詰める」等の基本操作を活用して、塗装材料以外の多種類の材料による仕上げを同時に施工する場合もあり、「総合仕上げ工」として仕事をすることもある。
建築塗装工の年収
建築塗装工の平均年収は498万円(令和7年賃金構造基本統計調査「画工,塗装・看板制作従事者」・全国)。中央値の目安は463万円、年収レンジは346〜839万円、上位10%は725万円です。
あなたの年収は、同じ年代の建築塗装工の中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
建築塗装工の時給2,317円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.0倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(41.6歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 463万円 | — | — | — |
| 2022年 | 462万円 | — | — | — |
| 2023年 | 462万円 | — | 0.92倍 | 25.7万円 |
| 2024年 | 442万円 | — | 0.89倍 | 26.3万円 |
| 2025年 | 498万円 | — | 0.86倍 | 27.1万円 |
建築塗装工の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在498万円 → 3年後 533万円 → 5年後 558万円 → 10年後 625万円(10年後の予想レンジ 538〜726万円)。年率の伸びは+2.3%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
建築塗装工の将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
建築塗装工のAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
建築塗装工の求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
建築塗装工に必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
仕事の中身(よく行う活動)
必要資格
job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
建築塗装工になるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
厚生労働省の定める技能検定の「塗装技能士」の資格をはじめ、関連の免許・資格を取得すると技術の証明となる。経営能力があれば自営業として独立、開業の可能性もある。
塗装作業は現場の状況、塗料の性質等に応じた下処理、準備、工程管理が必要であり、他の職種との連携もあることから、判断力や協調性が求められる。また、様々な作業環境で仕事ができるように、ある程度の体力は必要である。
また、塗装の際にシンナーやエチルベルゼンなど人体に有害な物質を含むものを用いることもあるため、「有機溶剤作業主任者」、「毒物劇物取扱責任者」、「危険物取扱者」などの資格を持っていると有利である。
建築塗装工のキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。