CADオペレーター

事務 職業分類:12_080-04 信頼度 ★★★★★

別名:CADオペレーター(建築製図)、CADオペレーター(機械製図)、CADオペレーター(電気・電子製図)、機械部品製図工、造船製図工

CAD ソフトを操作し、様々な設計図を作成する。

平均年収
471万円
レンジ 331〜786万円
最高年収の目安
786万円
上位10% 681万円
5年後の予想年収
499万円推定
2031年
10年後の予想年収
529万円推定
455〜614万円
将来性
37/100
★★☆☆☆ 低め
AI代替リスク
80%
高い
求人需要
低い
有効求人倍率 0.86倍

仕事内容

CAD を操作し、様々な設計図を作成する。
 CADは、「ものづくり」の工程である研究・開発・企画設計・生産・品質管理・メンテナンスという一連の流れの中で、重要な役割を果たしている。
 CADには、モノを平面的に描く2次元CADのほか、立体的にその形状を描ける3次元CADがある。業種に関わらず一般に利用される汎用ソフトのほか、建築設計や土木設計に使う建築・土木系CAD、自動車や産業機械の設計を行う機械系CAD、回路図の製図などに使う電気・電子系CADなど業務に特化したCADなどがある。
 建築設計・土木設計においては、顧客の計画や意図を反映するよう、設計技術者の指示のもと、CADを使って図面や完成予想図を作成する。CADで描かれた設計図面は、工事費用の見積りや材料資材の調達についての正確な情報源になるとともに、完成後も図面データを保存することで修理や改修時に役立てることができる。
 機械設計においては、試作や金型製作などの過程において、3次元CADでその形状を描き、検討や修正を重ねて加工に必要な情報を付け加えていき、そのデータから試作品や金型を作成する。機械設計の分野では、CAD/CAMと呼ばれる、設計からNC工作機械 で加工するまでの一貫したデータシステムが普及している。また3次元CADにおいては、連動する解析機能であるCAE が用いられている。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 CAD/CAM、CAE、汎用ソフト、パソコン

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

雇用形態としては、正社員のほか人材派遣会社に登録し派遣労働者として働いている人もいる。
 労働時間の特徴としては、CADオペレーターのかかわる業務が、設計ということもあり、納期に合わせて完成させなければならないため、残業が発生する場合もある。一日中画面を見続けることもある。
 設計仕様書と簡単なラフ図から設計を仕上げ、設計者に替わって図面の作成やモデリングを行うCAD業務は一定の需要がある。3次元CAD操作やCAEの高度な解析は、デジタル化により効率化されてきている。
 従来は仕事場で作業を行う必要があったが、最近では、CADのフリーソフトやクラウドサービスの増加に伴い、在宅勤務などを認めている企業もみられる。また、フリーランスで仕事をする者もいる。

CADオペレーターの年収

CADオペレーターの平均年収は471万円(令和7年賃金構造基本統計調査「製図その他生産関連・生産類似作業従事者」・全国)。中央値の目安は438万円、年収レンジは331〜786万円、上位10%は681万円です。

平均年収
471万円
中央値(目安)
438万円
最低年収の目安
331万円
未経験・20代前半
上位10%
681万円
最高年収の目安
786万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,217円
短時間労働者 1,677円
最低賃金との比
1.9倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
27.1万円
前年度比 +0.8万円

あなたの年収は、同じ年代のCADオペレーターの中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

CADオペレーターの時給2,217円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.9倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
366万円
30代
431万円
40代
487万円
50代
537万円

平均年収と平均年齢(41.5歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
355万円
1〜3年
393万円
3〜5年
432万円
5〜10年
482万円
10年以上
541万円

雇用形態別の年収推定

正社員 471万円パート・アルバイト 198万円フリーランス・自営 494万円契約社員・派遣社員 367万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年462万円———
2022年450万円———
2023年452万円—0.92倍25.7万円
2024年454万円—0.89倍26.3万円
2025年471万円—0.86倍27.1万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

CADオペレーターの将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在471万円 → 3年後 487万円 → 5年後 499万円 → 10年後 529万円(10年後の予想レンジ 455〜614万円)。年率の伸びは+1.2%と見ています。

471万円
現在
2026年
487万円
3年後
2029年
450〜530万円
499万円
5年後
2031年
450〜556万円
529万円
10年後
2036年
455〜614万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.17%求人賃金の勢い +0.43%AIの影響 -0.9%合計 +1.2%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

CADオペレーターの将来性スコア

37/100
★★☆☆☆
低め・全職業で495位
AI耐性
20点
参入障壁
82点
年収水準
43点
求人需要
33点
賃金の勢い
47点
人手不足(平均年齢)
21点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

CADオペレーターのAI代替リスク

80%
高い
AIに奪われにくい順で全職業中495位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

CADオペレーターの求人需要

有効求人倍率
0.86倍
全職業で365位
求人需要
低い
36/100
求人賃金(月額)
27.1万円
前年度比 +0.8万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
41.5歳
労働時間
165時間/月
5年後の求人数
-0.7%
推定
10年後の求人数
-1.3%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:建築・土木の製図技術者(CADオペレーター)の年収・将来性

CADオペレーターに当たるアメリカの職業「建築・土木の製図技術者(CADオペレーター)」(米国の職業分類 17-3011)の年収の中央値は約1,040万円($66,150・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収471万円の2.2倍です。

日本:CADオペレーターアメリカ:建築・土木の製図技術者(CADオペレーター)
年収(日本=平均・米国=中央値)471万円1,040万円
$66,150
上位10%681万円1,568万円
$99,710
10年後の予想年収529万円1,357万円
$86,300
将来性スコア3755
AI代替リスク80% 高い62% 高い
求人需要求人倍率 0.86倍雇用の増減予測 +5.2%
2025–35・BLS
就業者数—10.4万人
時給(平均)2,217円
最低賃金の1.9倍
5,346円
$34.00
連邦最低賃金の4.7倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—準学士号(短大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

CADオペレーターは国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、CADオペレーターだけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

CADオペレーターに必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
3.6
読解力
3.4
文章力
3.2
説明力
3.1
要件分析(仕様作成)
3.0
指導
2.8
数学的素養
2.8
他者との調整
2.8

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

設計
3.4
建築・建設
3.2
数学
2.2
事務処理
2.0
機械
1.6
コミュニケーションとメディア
1.5
物理学
1.4
コンピュータと電子工学
1.4

仕事の中身(よく行う活動)

コンピュータを用いて作業を行う仕事を整理、計画する、優先順序を決める上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る人間関係を構築し、維持する仕事に関連する知識を更新し、活用する組織外の人々とコミュニケーションを取る情報を取得する装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

CADオペレーターになるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、コンピュータの操作の基礎のみならず、CADの様々なコマンドを利用できることが必須となる。関連の資格に「CAD利用技術者試験」や「建築CAD検定」がある。CADを使って仕様書や説明書を作るために各種ソフトを使いこなす技能や、設計技術者と正確なコミュニケーションを図るために図面を正確に読み取る技能、専門用語の意味や実際の施工・加工に必要となる知識、型式・性能など日本産業規格(JIS)の知識等、周辺の様々な技能・知識を修得することが求められることが多い。ある程度の数学の素養も必要である。
 設計や図面作成などに興味を持ち、知識・技能を積極的に習得する意欲のある人が向いている。

CADオペレーターのキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「製図その他生産関連・生産類似作業従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「59 生産関連・生産類似作業従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。