機械設計技術者

建築 職業分類:02_006-03 信頼度 ★★★★★

別名:液晶ディスプレイ(LCD)設計技術者、回路設計技術者、テレビ設計技術者、電子機器設計技術者、電動機設計技術者、エンジン設計技術者、金型設計士、建設機械設計技術者

市場の様々なニーズに応え、最新の技術を駆使して、機械製品を開発・設計する。

平均年収
659万円
レンジ 432〜1,170万円
最高年収の目安
1,170万円
上位10% 1,000万円
5年後の予想年収
735万円推定
2031年
10年後の予想年収
820万円推定
705〜951万円
将来性
56/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
62%
高い
求人需要
高い
有効求人倍率 1.88倍

仕事内容

市場の様々なニーズに応え、最新の技術を駆使して、機械製品を開発・設計する。
 設計の対象となる機械には、車から産業用機械まで多岐にわたる。製造業には機械製品の部品を作る企業もあれば、消費者向けの製品を作る企業もある。
 仕事は、まず顧客の要望を確認し、社内、関係会社との共有、すり合わせを行う。類似品の調査なども平行して行い、コンセプトの設定、使用可能な技術、資材、部品を考え、製図ソフトや解析ツールを用いてシミュレーションを繰り返しながら基本的な仕様を考案する。シミュレーションではコストや安全性、環境への配慮を総合的に勘案し、実現可能性を検討しなければならない。多くの場合、試作品を制作して検証する。仕様が固まると量産化を前提とした設計図を引き、設計図自体が実現可能かどうか、ミスがないかのチェックも重要な業務である。
 特に近年は、顧客の多様なニーズに応えるため徹底したカスタマイズが求められることも多い。また、ユーザー目線を重要視した“使いやすさ”を基調とする製品開発が主流になりつつある。IoTやAI(人工知能)などを駆使し、故障を未然に防いだり、稼働停止時間のゼロ化を目指す開発も行われるようになっている。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 製図ソフト、シミュレーション解析ツール、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、設計用ソフト(CADのソフトウェア等)、パソコン

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先は機械設計メーカー、機械設計専門会社である。製造業が集積している地域で就業することが多い。
 就業者は、男性が多数を占めている。就業者は正社員が多い。また、就業者の中核となっているのは30代~50代の世代で、およそ7割がこの年代で占められている。
 賃金は月給制がほとんどで、大学院卒の比率が高いため、新卒入職者の初任給は比較的高い。収入は比較的安定しているが、業界の特性として市況の影響を受けることもある。日本機械設計工業会が実施している「機械設計技術者試験」の資格取得者に資格手当を支給している企業もある。
 休日は土日完全週休2日制が多いが、土日に限定しない形の週休2日制を採る企業もある。その他、夏季休暇、年末年始の特別休暇制を実施している企業も少なくない。取引先の要望や依頼によって残業時間が多くなることもある。
 開発拠点が限られているため転勤はあまりないが、海外に営業拠点がある企業では営業サポートの目的から海外勤務するケースもある。

機械設計技術者の年収

機械設計技術者の平均年収は659万円(令和7年賃金構造基本統計調査「機械技術者」・全国)。中央値の目安は613万円、年収レンジは432〜1,170万円、上位10%は1,000万円です。

平均年収
659万円
中央値(目安)
613万円
最低年収の目安
432万円
未経験・20代前半
上位10%
1,000万円
最高年収の目安
1,170万円
トップ層
時給(一般労働者)
3,085円
短時間労働者 1,855円
最低賃金との比
2.6倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
30.8万円
前年度比 +0.9万円

あなたの年収は、同じ年代の機械設計技術者の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

機械設計技術者の時給3,085円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.6倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
486万円
30代
588万円
40代
678万円
50代
759万円

平均年収と平均年齢(42.3歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
484万円
1〜3年
542万円
3〜5年
601万円
5〜10年
677万円
10年以上
764万円

雇用形態別の年収推定

正社員 659万円パート・アルバイト 277万円フリーランス・自営 692万円契約社員・派遣社員 514万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年587万円———
2022年606万円———
2023年612万円—1.95倍28.6万円
2024年669万円—2.01倍29.9万円
2025年659万円—1.88倍30.8万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

機械設計技術者の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在659万円 → 3年後 704万円 → 5年後 735万円 → 10年後 820万円(10年後の予想レンジ 705〜951万円)。年率の伸びは+2.2%と見ています。

659万円
現在
2026年
704万円
3年後
2029年
650〜766万円
735万円
5年後
2031年
662〜819万円
820万円
10年後
2036年
705〜951万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.34%求人賃金の勢い +0.42%AIの影響 -0.36%合計 +2.2%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

機械設計技術者の将来性スコア

56/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で174位
AI耐性
38点
参入障壁
69点
年収水準
82点
求人需要
68点
賃金の勢い
45点
人手不足(平均年齢)
39点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

機械設計技術者のAI代替リスク

62%
高い
AIに奪われにくい順で全職業中385位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

機械設計技術者の求人需要

有効求人倍率
1.88倍
全職業で165位
求人需要
高い
63/100
求人賃金(月額)
30.8万円
前年度比 +0.9万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
42.3歳
労働時間
162時間/月
5年後の求人数
+6.2%
推定
10年後の求人数
+11.2%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:機械エンジニアの年収・将来性

機械設計技術者に当たるアメリカの職業「機械エンジニア」(米国の職業分類 17-2141)の年収の中央値は約1,637万円($104,110・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収659万円の2.5倍です。

日本:機械設計技術者アメリカ:機械エンジニア
年収(日本=平均・米国=中央値)659万円1,637万円
$104,110
上位10%1,000万円2,584万円
$164,340
10年後の予想年収820万円2,200万円
$139,900
将来性スコア5662
AI代替リスク62% 高い62% 高い
求人需要求人倍率 1.88倍雇用の増減予測 +11.2%
2025–35・BLS
就業者数—29.7万人
時給(平均)3,085円
最低賃金の2.6倍
8,492円
$54.00
連邦最低賃金の7.4倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学士号(大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

機械設計技術者は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、機械設計技術者だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

機械設計技術者に必要なスキル・資格

必要スキル

読解力
5.1
傾聴力
4.7
数学的素養
4.4
要件分析(仕様作成)
4.4
文章力
4.4
道具、機器、設備の選択
4.3
論理と推論(批判的思考)
4.3
説明力
4.3

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

設計
4.2
機械
3.7
工学
3.7
数学
3.2
物理学
3.2
生産・加工
2.6
コンピュータと電子工学
2.5
事務処理
1.9

仕事の中身(よく行う活動)

意思決定と問題解決を行う仕事を整理、計画する、優先順序を決める法律や規定、基準を適用する仕事に関連する知識を更新し、活用する創造的に考える装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定するスケジュールを作成する目標と戦略を策定する

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

機械設計技術者になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、新卒採用の場合は材料力学、機械力学、流体力学、熱力学の4力学に加えてメカトロニクス、制御工学など広範な知識が求められるため高専卒、大学、大学院卒などがほとんどである。
 入職後は、勤続年数やスキルに応じた教育研修が行われることも多い。設計する機械に応じた研修を行う企業もある。
 昇進・キャリアアップとしては、図面を引き、一定の提案ができる若手時代を経て、チームのリーダーになる。リーダーは、図面、試作品の機能チェックや製品で発生したトラブルの対処法をアドバイス・指導する。次いで、計画に基づいて人員の配置や資金の計画・管理など職場の切り盛りを責務とするマネジャーになり、その後は商品戦略及び開発計画と各種業務の調整・管理を任務とするゼネラルマネジャーに昇進していく場合もある。管理職層に進む他に、優れた知識や技能を活かし機械設計のスペシャリストとなる道もある。
 一人前と認められるには、一般的には入社後5~10年程度かかるとされる。
 資格や免許は特に求められないが、仕事に直結する制度や法律に対する理解と知識は重要である。品質表示法はじめ電気用品安全法や電波法、有害物質規制法などは、関連法として特に重要視されている。また、海外顧客への輸出に関してはWEEEやRoHsなど各種指令を念頭に置いて機械設計を行わなければならない。
 機械設計技術者は分野ごとに専門化が進んでいるため、複数の開発担当者や営業担当者とのチーム作業がベースとなる。従って、機械設計に必要となる知識・スキルの他に顧客の要望を理解しカスタマイズされた商品を開発、設計するための理解力、コミュニケーション能力が求められる。海外の顧客や取引先とやり取りをするための語学力が必要とされることも多い。

機械設計技術者のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「機械技術者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「07 製造技術者(開発)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。