紙器製造

事務 職業分類:12_073-05 信頼度 ★★★★★

別名:加工紙製造設備オペレーター、紙製品製造設備オペレーター、紙器製造設備オペレーター、段ボールシート製造設備オペレーター、大型紙袋製造工、紙製食器製造工、紙箱製造工、機械製箱工

印刷箱、貼箱、簡易箱、段ボール箱といった紙箱を製造する。

平均年収
434万円
レンジ 309〜716万円
最高年収の目安
716万円
上位10% 622万円
5年後の予想年収
491万円推定
2031年
10年後の予想年収
554万円推定
477〜644万円
将来性
49/100
★★☆☆☆ ふつう
AI代替リスク
52%
中程度
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.67倍

仕事内容

紙器(しき)には主に「印刷箱」、「貼箱」、「簡易箱」、「段ボール箱」の4種類があり、これらの紙箱(かみばこ)を作る。多様なニーズに対応し、様々な形態の箱が作成されている。
 まず素材の紙を寸法通り機械で裁断し、箱を展開した形にする。さらに、折り曲げ部分に機械で罫(けい:折線)をつけ、折り曲げて箱の形にし、糊(のり)で接着して組み立てる。このとき、溝は紙質、形に合わせて溝部分への圧力を調節して、溝の深さを一定に保つ必要がある。糊を使う時は、紙の材質や温度によって糊の粘度を調節する。
 あらかじめ素材の紙に印刷をしたり(印刷箱)、素材の紙の上に印刷紙やファンシーペーパー、小間(こま)紙、レザック、布などを貼り付けたり(貼箱)する場合もある。この場合、通常は自動貼箱機を使うが、高級品の場合は手作業で行う。
 簡易箱は、無地の板紙から打ち抜き、折り曲げて接着して製造する。
 段ボール箱は、段ボールシートに印刷してから、折り曲げ、接着または針金留めなどをして箱に仕上げる。
 紙器製造の仕事では、これらの作業を分担して行うが、近年は全工程の機械化も進んでいる。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 自動貼箱機

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

職場は都市を中心に全国に広がっている。紙器製造業は、従業員が数十人規模の小規模事業所が多い(2021年時点*1)。
 段ボール箱は専門に製造している事業所が多い。従業者は男性が約7割を占める(2021年時点*2)。賃金、労働時間等の労働条件は社内の規定による。
 歳暮の時期など需要に繁閑があり、繁忙期には残業もある。
 インターネット通信販売の普及等による段ボール箱の需要も増加しているが、近年は工程の機械化が進んでおり、労働需要は大きな変動はないと見込まれる。環境問題の観点から紙器のリサイクルも進められている。

*1 *2 総務省2021経済センサスから

紙器製造の年収

紙器製造の平均年収は434万円(令和7年賃金構造基本統計調査「木・紙製品製造従事者」・全国)。中央値の目安は404万円、年収レンジは309〜716万円、上位10%は622万円です。

平均年収
434万円
中央値(目安)
404万円
最低年収の目安
309万円
未経験・20代前半
上位10%
622万円
最高年収の目安
716万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,999円
短時間労働者 1,195円
最低賃金との比
1.7倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の紙器製造の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

紙器製造の時給1,999円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.7倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
328万円
30代
384万円
40代
432万円
50代
475万円

平均年収と平均年齢(44.9歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
328万円
1〜3年
364万円
3〜5年
399万円
5〜10年
445万円
10年以上
498万円

雇用形態別の年収推定

正社員 434万円パート・アルバイト 182万円フリーランス・自営 456万円契約社員・派遣社員 339万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年394万円———
2022年416万円———
2023年420万円—1.96倍20.9万円
2024年409万円—1.78倍21.7万円
2025年434万円—1.67倍22.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

紙器製造の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在434万円 → 3年後 467万円 → 5年後 491万円 → 10年後 554万円(10年後の予想レンジ 477〜644万円)。年率の伸びは+2.5%と見ています。

434万円
現在
2026年
467万円
3年後
2029年
431〜508万円
491万円
5年後
2031年
442〜546万円
554万円
10年後
2036年
477〜644万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.23%求人賃金の勢い +0.5%AIの影響 -0.06%合計 +2.5%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

紙器製造の将来性スコア

49/100
★★☆☆☆
ふつう・全職業で307位
AI耐性
48点
参入障壁
30点
年収水準
29点
求人需要
55点
賃金の勢い
55点
人手不足(平均年齢)
74点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

紙器製造のAI代替リスク

52%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中309位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

紙器製造の求人需要

有効求人倍率
1.67倍
全職業で230位
求人需要
ふつう
55/100
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
44.9歳
労働時間
166時間/月
5年後の求人数
+7.1%
推定
10年後の求人数
+12.9%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:紙製品の加工機のオペレーターの年収・将来性

紙器製造に当たるアメリカの職業「紙製品の加工機のオペレーター」(米国の職業分類 51-9196)の年収の中央値は約790万円($50,270・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収434万円の1.8倍です。

日本:紙器製造アメリカ:紙製品の加工機のオペレーター
年収(日本=平均・米国=中央値)434万円790万円
$50,270
上位10%622万円1,106万円
$70,320
10年後の予想年収554万円1,039万円
$66,100
将来性スコア4940
AI代替リスク52% 中程度29% 低い
求人需要求人倍率 1.67倍雇用の増減予測 −3.6%
2025–35・BLS
就業者数—9.6万人
時給(平均)1,999円
最低賃金の1.7倍
3,931円
$25.00
連邦最低賃金の3.4倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

紙器製造は国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、紙器製造だけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

紙器製造に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
2.9
読解力
2.5
クオリティチェック
2.5
道具、機器、設備の選択
2.4
指導
2.3
説明力
2.3
修理
2.2
他者との調整
2.2

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
2.4
機械
1.6
教育訓練
1.1
設計
1.0
数学
1.0
事務処理
1.0
顧客サービス・対人サービス
1.0
物理学
0.9

仕事の中身(よく行う活動)

仕事を整理、計画する、優先順序を決める上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る設備、構造物、材料を検査するクオリティを判断する機械、および機械製造のプロセスをコントロールする乗り物を運転・操縦する機械装置の修理と保守を行う人間関係を構築し、維持する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

紙器製造になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。
 入職すると、まず紙器の役割と箱の種類、生産に必要な機械設備などについて指導を受け、断裁作業、打抜き作業を覚えていく。その後、経験を積んで他の作業も習得していく。経験を積み班長や主任へ昇進していく場合もある。
 関連する資格として、厚生労働省が定めた技能検定の「紙器・段ボール箱製造技能士」があり、資格を取得すると技能の証明として評価される。
 平面からできあがりの立体を想像できる空間判断力、きれいに貼り付けるための手・指先の器用さなどが求められる。

紙器製造のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「木・紙製品製造従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「53 製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。