CG制作

デザイン 職業分類:03_017-99 信頼度 ★★★★☆

別名:CGデザイナー、CG制作者

コンピュータのグラフィックス機能を用いて、CGによる静止画や動画を作成する。

平均年収
540万円
レンジ 370〜922万円
最高年収の目安
922万円
上位10% 794万円
5年後の予想年収
565万円推定
2031年
10年後の予想年収
591万円推定
509〜687万円
将来性
26/100
★☆☆☆☆ 低い
AI代替リスク
68%
高い
求人需要
非常に低い
有効求人倍率 0.17倍

仕事内容

コンピュータで図形、絵、映像、アニメーションなどのコンピュータグラフィック(CG)を制作する。CGクリエイターと呼ばれることもある。
 近年CGは長足の進歩を遂げ、テレビ番組や映画、アニメ、ゲーム、広告、ステージ等の背景から機械や建築の設計、医療に至るまで様々な分野で活用されている。
 CGには「2次元」(2D)と「3次元」(3D)があり、2次元は平面で奥行き情報がなく、3次元には奥行き情報があり、現実の空間のようなリアルな映像表現ができる。3D CGは外科手術の医療シミュレーター、航空機や電車の操縦などの訓練用シミュレーター、機械や建築のデザインなど、多方面に使われている。
 CG制作では専用のソフトウェアを使用する。3D CGは次のような一連の工程で作成される。仮想の3次元空間の中でCGによるモデル(立体形状)を作成し(モデリング)、モデルに質感をあたえ(マテリアル設定)、骨格や構造等仕組みの技術的な設定を行い(リギング)、モデルに動きを付ける(アニメーション付け)。そして、モデルをシーン内に配置し、カメラとライト(光源)を設定し(シーン構築)、爆発などの映像効果を加え(エフェクト)、仮想の3次元空間内に設定されたモデル、カメラ、ライトなどの情報から画面を生成する(レンダリング)。このように作られた画面を合成しCGとして完成する(コンポジット)。
 媒体がWebサイト、デジタルサイネージ、広告、ポスター等、平面の場合、また、スマホ等軽量な画面が求められる場合は2D CGが利用される。2D CGでは、コンセプトを決め、ラフなスケッチを描き、線画を作成し、色付け等を行い仕上げる。Webサイトやスマホではユーザーインターフェースに配慮する。Webデザイナー、Webディレクターと共同で制作し、主に画面の一部、アイコンやパーツを担当する場合もある。広告、ポスターではどのようにアピールするか考える。広告ディレクター、広告デザイナーと制作する場合もある。
 簡単なスマホ画面などの場合は、全ての工程を1人のCG制作者が担当する場合もあるが、映画や大作ゲームなどきめ細かな画面、高度な技術をふんだんに取り込んだCGを制作する場合は、多くのCG制作者が分業して作成する。

<就業希望者へのメッセージ>
 自分が制作した作品が広く世の中に発信されることが魅力です。締め切りのある仕事のため、忙しい時期には勤務時間が長くなることもあります。その一方で、基本的には勤務時間や働く場所を選択でき、働き方も多様なので、たとえば子育てや介護と両立できる職場をみつけることもできると思います。(就業者)

◇よく使う道具、機材、情報技術等
 CG制作ソフト、3D CG制作ソフト、イラスト・デザイン作成ソフト(Illustrator、Clip Studio等)、画像編集ソフト(Photoshop、GIMP等)、動画編集ソフト、パソコン

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先は、映像制作会社、デザイン事務所、広告制作会社等のCG制作スタジオであり、職場は東京等都市部が多い。フリーランスで仕事をしている人もいる。就業者は比較的若い人が多い。
 企業で雇用される場合は、賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。経験や能力が評価されて、賃金等に反映される。自分一人で担当部分の作業を行うことが多く、労働時間や休日は比較的自由な体制をとっている職場が多い。ただし、締め切りが迫ると、残業や土日祝日に仕事をすることもある。
 CGの技術は年々高度になっており、高い技術とセンスのあるCG制作者が求められている。一定レベルのCGは生成AIで作れるようになり、初歩的な仕事、入門的な仕事は置き換えられることもみられる。また、制作体制の国際化も進行しており、中国、韓国、インドネシア等、東南アジアの制作会社と協力して作成したり、欧米の会社から制作を依頼されることも多い。

CG制作の年収

CG制作の平均年収は540万円(令和7年賃金構造基本統計調査「デザイナー」・全国)。中央値の目安は502万円、年収レンジは370〜922万円、上位10%は794万円です。

平均年収
540万円
中央値(目安)
502万円
最低年収の目安
370万円
未経験・20代前半
上位10%
794万円
最高年収の目安
922万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,614円
短時間労働者 1,755円
最低賃金との比
2.2倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
26.6万円
前年度比 +0.6万円

あなたの年収は、同じ年代のCG制作の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

CG制作の時給2,614円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.2倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
425万円
30代
506万円
40代
576万円
50代
639万円

平均年収と平均年齢(39.1歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
403万円
1〜3年
448万円
3〜5年
494万円
5〜10年
553万円
10年以上
622万円

雇用形態別の年収推定

正社員 540万円パート・アルバイト 227万円フリーランス・自営 567万円契約社員・派遣社員 421万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年479万円———
2022年481万円———
2023年509万円—0.20倍25.2万円
2024年484万円—0.18倍26万円
2025年540万円—0.17倍26.6万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

CG制作の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在540万円 → 3年後 555万円 → 5年後 565万円 → 10年後 591万円(10年後の予想レンジ 509〜687万円)。年率の伸びは+0.9%と見ています。

540万円
現在
2026年
555万円
3年後
2029年
512〜604万円
565万円
5年後
2031年
509〜629万円
591万円
10年後
2036年
509〜687万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.52%求人賃金の勢い +0.18%AIの影響 -0.54%合計 +0.9%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

CG制作の将来性スコア

26/100
★☆☆☆☆
低い・全職業で551位
AI耐性
32点
参入障壁
53点
年収水準
58点
求人需要
3点
賃金の勢い
16点
人手不足(平均年齢)
11点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

CG制作のAI代替リスク

68%
高い
AIに奪われにくい順で全職業中423位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

CG制作の求人需要

有効求人倍率
0.17倍
全職業で521位
求人需要
非常に低い
6/100
求人賃金(月額)
26.6万円
前年度比 +0.6万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
39.1歳
労働時間
164時間/月
5年後の求人数
-2.2%
推定
10年後の求人数
-3.9%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:アニメーター・VFXアーティストの年収・将来性

CG制作に当たるアメリカの職業「アニメーター・VFXアーティスト」(米国の職業分類 27-1014)の年収の中央値は約1,604万円($102,030・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収540万円の3.0倍です。

日本:CG制作アメリカ:アニメーター・VFXアーティスト
年収(日本=平均・米国=中央値)540万円1,604万円
$102,030
上位10%794万円2,785万円
$177,110
10年後の予想年収591万円2,057万円
$130,800
将来性スコア2655
AI代替リスク68% 高い59% 中程度
求人需要求人倍率 0.17倍雇用の増減予測 −0.3%
2025–35・BLS
就業者数—2.0万人
時給(平均)2,614円
最低賃金の2.2倍
8,492円
$54.00
連邦最低賃金の7.4倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学士号(大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

CG制作は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、CG制作だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

CG制作に必要なスキル・資格

必要スキル

読解力
4.8
傾聴力
4.8
説明力
4.3
他者との調整
4.3
クオリティチェック
4.2
他者の反応の理解
4.2
文章力
4.2
説得
4.1

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

芸術
3.1
コミュニケーションとメディア
2.6
コンピュータと電子工学
2.6
設計
2.3
事務処理
2.0
販売・マーケティング
1.9
顧客サービス・対人サービス
1.9
数学
1.9

仕事の中身(よく行う活動)

コンピュータを用いて作業を行う創造的に考えるクオリティを判断する仕事に関連する知識を更新し、活用するスケジュールを作成する仕事を整理、計画する、優先順序を決める情報を取得する情報の整理と検知を行う

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

CG制作になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、興味を持ち動画や教則本でスキルを身につけて応募する人が多い。造形力やセンスが重視されるため、大学や専門学校などでデザインを勉強していたり、CGの知識や経験がある人が多くなっている。
 中途採用ではCG制作の経験者が求められる。
 Webブラウザやスマートフォン用の簡易なCG制作と、映画や大作ゲームのCG制作とでは、求められる能力が異なる。前者の場合、様々な役割を1人でこなせるジェネラリストが求められ、後者の場合は仕事の分業化が進んでいるため、1つの役割に特化したスペシャリストが必要とされる。例えばモデリングのスペシャリストは造形力が重視され、アニメーションのスペシャリストは演技や演出の技術が重視される。ただし、集団作業を円滑に行うためには、担当以外の作業に関する知識も積極的に吸収しようとする姿勢が大切である。チームによる制作ではコミュニケーション能力や協調性が重視される。長時間におよぶ地道な作業が多く、根気強さも必要である。日ごろから映画やゲームなどのCG作品を鑑賞し、センスや技術を磨くことも重要である。

CG制作のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「デザイナー」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「22 美術家,デザイナー,写真家,映像撮影者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。