舞台照明スタッフ

映像 職業分類:03_018-03 信頼度 ★★★★☆

別名:照明監督

劇場などのホールで上演される演劇やコンサート、イベント会場のステージなどで照明を担当する。

平均年収
544万円
レンジ 372〜931万円
最高年収の目安
931万円
上位10% 802万円
5年後の予想年収
627万円推定
2031年
10年後の予想年収
724万円推定
622〜840万円
将来性
48/100
★★☆☆☆ ふつう
AI代替リスク
36%
低い
求人需要
低い
有効求人倍率 0.29倍

仕事内容

劇場などのホールで上演される演劇やコンサート、イベント会場のステージなどで照明を担当する。
 単にステージ上やホール内を明るく照らすだけでなく、様々な工夫をこらした光を用いて、昼や夜などの時間の経過のほか、雨や雷などの天候、四季などを表現し、上演される作品の制作意図に合った舞台効果を演出する。
 上演や番組の収録までに、演出家を中心とした他のスタッフと制作意図について綿密に意見を交わし、照明のイメージを作り上げる。劇場やホールの特性に合わせて様々な角度からの照明を考慮し、各シーンの照明を決め、上演中に使用する光の全体像を書き込んだ「照明仕込み図」を作成する。また、舞台の進行に沿った照明の「キューシート」(タイムテーブル)を作成する。これらを元に照明装置の配置と配線作業などを行う。上演・収録が始まると、進行にしたがって、照明装置を操作するオペレーターに指示を出す。大きな会場では、チーフのオペレーターが調光室の操作卓で主な照明の操作を行い、他のオペレーターがスポットライトなどを操作する場合もある。
 また、最近は音楽や演出に合わせた複雑な照明の動きをあらかじめコンピュータに入力し、コンピュータ制御で照明を行う場合も増えている。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 照明装置、操作卓、スポットライト、バトン、脚立、パソコン、工具(かなづち、のこぎり等の手動工具、ドリル等の電動工具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

舞台演出や照明を行う会社の技術社員として勤務している場合が多い。少数であるが、劇場や劇団の専属の照明スタッフとして、またプランナーとしてフリーランスの立場で働いているケースもある。働く場所は、ホールやイベント会場のある都市部が多い。各地に多くの劇場が建設されたことにより地方での仕事も増えている。
 雇用労働者の場合は、賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。上演スケジュールのため、作業は夜間に及ぶことも珍しくない。
 ライトなどの照明機材は1つの重さが5~10kgあるものもあり、これを何十個も運び、バトンから吊る作業や、高い脚立上での調整作業など、安全に注意を要する作業もある。
 演劇やライブ等は全国レベルで増加しており、舞台照明の仕事は増加傾向である。

舞台照明スタッフの年収

舞台照明スタッフの平均年収は544万円(令和7年賃金構造基本統計調査「音楽家,舞台芸術家」・全国)。中央値の目安は506万円、年収レンジは372〜931万円、上位10%は802万円です。

平均年収
544万円
中央値(目安)
506万円
最低年収の目安
372万円
未経験・20代前半
上位10%
802万円
最高年収の目安
931万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,561円
短時間労働者 1,880円
最低賃金との比
2.2倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
26.8万円
前年度比 +1.5万円

あなたの年収は、同じ年代の舞台照明スタッフの中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

舞台照明スタッフの時給2,561円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.2倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
440万円
30代
523万円
40代
596万円
50代
661万円

平均年収と平均年齢(37.2歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
406万円
1〜3年
452万円
3〜5年
498万円
5〜10年
558万円
10年以上
627万円

雇用形態別の年収推定

正社員 544万円パート・アルバイト 228万円フリーランス・自営 571万円契約社員・派遣社員 424万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年647万円———
2022年490万円———
2023年574万円—0.31倍24.5万円
2024年589万円—0.31倍25.3万円
2025年544万円—0.29倍26.8万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

舞台照明スタッフの将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在544万円 → 3年後 593万円 → 5年後 627万円 → 10年後 724万円(10年後の予想レンジ 622〜840万円)。年率の伸びは+2.9%と見ています。

544万円
現在
2026年
593万円
3年後
2029年
547〜645万円
627万円
5年後
2031年
565〜699万円
724万円
10年後
2036年
622〜840万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.45%求人賃金の勢い +1.45%AIの影響 +0.1%合計 +2.9%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

舞台照明スタッフの将来性スコア

48/100
★★☆☆☆
ふつう・全職業で325位
AI耐性
64点
参入障壁
57点
年収水準
60点
求人需要
7点
賃金の勢い
99点
人手不足(平均年齢)
4点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

舞台照明スタッフのAI代替リスク

36%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中190位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

舞台照明スタッフの求人需要

有効求人倍率
0.29倍
全職業で507位
求人需要
低い
27/100
求人賃金(月額)
26.8万円
前年度比 +1.5万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
37.2歳
労働時間
166時間/月
5年後の求人数
+4.8%
推定
10年後の求人数
+8.6%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:照明技術者の年収・将来性

舞台照明スタッフに当たるアメリカの職業「照明技術者」(米国の職業分類 27-4015)の年収の中央値は約1,070万円($68,060・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収544万円の2.0倍です。

日本:舞台照明スタッフアメリカ:照明技術者
年収(日本=平均・米国=中央値)544万円1,070万円
$68,060
上位10%802万円2,056万円
$130,760
10年後の予想年収724万円1,384万円
$88,000
将来性スコア4839
AI代替リスク36% 低い45% 中程度
求人需要求人倍率 0.29倍雇用の増減予測 −4.8%
2025–35・BLS
就業者数—8,900人
時給(平均)2,561円
最低賃金の2.2倍
5,818円
$37.00
連邦最低賃金の5.1倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—職業訓練の修了証(学位なし)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

舞台照明スタッフは国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、舞台照明スタッフだけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

舞台照明スタッフに必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
4.6
道具、機器、設備の選択
4.2
説明力
4.2
読解力
4.2
設置と設定
4.1
故障等の原因特定
3.8
他者との調整
3.6
操作と制御
3.6

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

芸術
3.6
コミュニケーションとメディア
2.8
顧客サービス・対人サービス
2.2
機械
2.2
公衆安全・危機管理
2.1
日本語の語彙・文法
2.0
設計
2.0
通信技術
1.9

仕事の中身(よく行う活動)

創造的に考える仕事に関連する知識を更新し、活用する組織外の人々とコミュニケーションを取る人間関係を構築し、維持する仕事を整理、計画する、優先順序を決める装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定するチームを構築する機械、および機械製造のプロセスをコントロールする

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

舞台照明スタッフになるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、電気を扱う上で専門的な知識を要求されるため、大学や専門学校で電気、電子、照明などを学んでいる場合が多い。また舞台芸術の知識や経験がある人もいる。
 入社後、「ステージサイド」の照明オペレーターとして、人物や舞台装置に光をあてる操作を担当したり、登場人物にスポットライトをあてる「フォロースポット」を担当するなどして、照明操作の技術を高めていく。経験を積み、チーフオペレーターとして、調光室で他のオペレーターへの指示を出す業務も行う。チーフオペレーターから、照明仕込み図やキューシートの作成を担当するプランナーになっていく。また、照明デザイナーになる人もいる。
 関連資格として、日本照明家協会が「舞台・テレビジョン照明技術者技能認定制度」を設けている。
 照明の仕事は演出家や監督をはじめとする多くのスタッフとの共同作業であり、脚本や楽譜を読む能力などが求められる場合もある。また、単に照明設備だけでなく舞台の構造、音響設備を含めた舞台装置全般についての知識など、劇場全体に関する幅広い知識や芸術的な感性が必要な場合もある。

舞台照明スタッフのキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「音楽家,舞台芸術家」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「23 音楽家,舞台芸術家」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。