小児科医
別名:医師
乳幼児や小児の傷病について、診断や治療を行うとともに、予防的生活指導をする。
仕事内容
病気の子どもの痛みや辛さを最小限にするための治療を行うとともに、発達を見守り、発達に応じた養育のコツを保護者に指導・啓発する。単なる医療知識・技術による診療だけではなく、その子どもや家族の背景に沿った、健全な養育方法を一緒に考え、行動することが必要である。ハンディキャップのある子どもとその保護者の支援、予防接種や集団健診など地域の中(病院や診療所の外)での活動も行う。重篤な先天性疾患や急病などの場合は、最新医療技術を駆使しての集中治療なども行う。
小児科医には、地域の保健福祉事業との関わりの中、子どものみならず、子どもを取り巻く家族・家庭、地域の人々に対する支援、子ども達を見守る役割が求められている。臓器別の高度医療に限らず、年齢とともに大きく変わる身体やこころの発達に合わせて、幅広い医療の提供が求められる。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
医療機器(聴診器、注射器、CT、MRI等)、パソコン
主なタスク
- 患者や保護者から症状を聞き、聴診や触診などにより診察する。(実施率 1%)
- 乳幼児や小児に対応し、その様子を観察し、症状を推し量る。(実施率 1%)
- 診察や検査結果を総合的に判断して病名を診断する。(実施率 1%)
- 必要に応じて血液やX線などの検査を依頼する。(実施率 1%)
- 処方せんを作成し、医薬品の服用などの注意事項を保護者に指示する。(実施率 1%)
- 看護師に点滴や注射、患部の処置に関する指示を与える。(実施率 1%)
- 診察ごとに内容をカルテに記入し、診断書など必要な書類を作成する。(実施率 1%)
- 注射や縫合などの医療処置をする。(実施率 1%)
- 書籍や論文から新たな医療情報を収集する。(実施率 1%)
- 地域の検診会場や学校などに出向き、集団検診の診察を行ったり、予防接種を実施したりする。(実施率 1%)
- 症例検討会や研修に参加し、医療技術を高める。(実施率 1%)
- 予防接種や疾患、子供への接し方について、一般向けの啓蒙活動を行う。(実施率 1%)
雇用形態(働いている人の割合)
労働条件の特徴
労働条件は開業と勤務では異なる。勤務医は勤務先の医療機関により業務の範囲や勤務時間などの条件が様々である。例えば、当直業務に関して、小児科の当直だけを担当する病院から病院全体の当直を行う病院まであり、また、受け持った患者の病状により長時間にわたる勤務や夜間や休日診療などの対応が必要となる場合もある。一般的に病院の勤務医は週休2日が原則であるが当直業務が月に数回あることが多い。開業医は週休1.5日が多いが、勤務医に比べて時間外労働は少ない。
少子化が急速に進行する中、社会全体で子どもを大切に育てる必要性への認識が高まっている。小児医療の無償化など子育て支援策の充実も図られており、その中核を担う存在として、小児科医への期待と需要は今後も大きい。
*1令和4(2022)年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況から診療科別にみた医師数
小児科医の年収
小児科医の平均年収は1,512万円(令和7年賃金構造基本統計調査「医師」・全国)。中央値の目安は1,406万円、年収レンジは786〜3,145万円、上位10%は2,601万円です。
あなたの年収は、同じ年代の小児科医の中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
小児科医の時給7,120円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の6.0倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(45.7歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 1,378万円 | — | — | — |
| 2022年 | 1,429万円 | — | — | — |
| 2023年 | 1,436万円 | — | 2.18倍 | 37.6万円 |
| 2024年 | 1,338万円 | — | 2.21倍 | 38.4万円 |
| 2025年 | 1,512万円 | — | 1.95倍 | 39.4万円 |
小児科医の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在1,512万円 → 3年後 1,632万円 → 5年後 1,717万円 → 10年後 1,950万円(10年後の予想レンジ 1,677〜2,264万円)。年率の伸びは+2.6%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
小児科医の将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
小児科医のAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
小児科医の求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
アメリカでは:小児科医の年収・将来性
小児科医に当たるアメリカの職業「小児科医」(米国の職業分類 29-1221)の年収の中央値は約3,303万円($210,040・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収1,512万円の2.2倍です。
| 日本:小児科医 | アメリカ:小児科医 | |
|---|---|---|
| 年収(日本=平均・米国=中央値) | 1,512万円 | 3,303万円 $210,040 |
| 上位10% | 2,601万円 | 5,323万円 $338,500 |
| 10年後の予想年収 | 1,950万円 | 4,466万円 $284,000 |
| 将来性スコア | 70 | 57 |
| AI代替リスク | 34% 低い | 25% 低い |
| 求人需要 | 求人倍率 1.95倍 | 雇用の増減予測 +1.5% 2025–35・BLS |
| 就業者数 | — | 3.9万人 |
| 時給(平均) | 7,120円 最低賃金の6.0倍 | 15,882円 $101.00 連邦最低賃金の13.9倍 |
| 最低賃金 | 1,177円 全国加重平均・2026年度 | 1,140円 連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり |
| 入職に必要な学歴(米国) | — | 博士号・専門職学位(医師・弁護士など) |
米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→
世界では:専門職の平均月収を国別に比べる
小児科医は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。
「専門職」全体の平均で、小児科医だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →
小児科医に必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
仕事の中身(よく行う活動)
必要資格
- 医師 国家資格
job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★★★★ 難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
小児科医になるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
臨床研修後には、病院などに勤務医として勤め、多くの経験を積んでいく。勤務先の病院で診療科長になるケースや、独立して開業医となるケースがある。大学で研究を続けながら講師や教授になることもある。
子どもの生命を守るという責任感に加え、子どもが好きであること、十分な意思表示ができない子どもの患者の苦しみを推し測り、子どもの疾病に不安を感じている保護者の気持ちにも寄り添い共感できることが必要である。
小児科医のキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。