小児科医

医療 職業分類:04_021-01 信頼度 ★★★★★

別名:医師

乳幼児や小児の傷病について、診断や治療を行うとともに、予防的生活指導をする。

平均年収
1,512万円
レンジ 786〜3,145万円
最高年収の目安
3,145万円
上位10% 2,601万円
5年後の予想年収
1,717万円推定
2031年
10年後の予想年収
1,950万円推定
1,677〜2,264万円
将来性
70/100
★★★★☆ 高い
AI代替リスク
34%
低い
求人需要
高い
有効求人倍率 1.95倍

仕事内容

生まれてから大人に至るまでの小児期の病気を診断し、治療を行う。
 病気の子どもの痛みや辛さを最小限にするための治療を行うとともに、発達を見守り、発達に応じた養育のコツを保護者に指導・啓発する。単なる医療知識・技術による診療だけではなく、その子どもや家族の背景に沿った、健全な養育方法を一緒に考え、行動することが必要である。ハンディキャップのある子どもとその保護者の支援、予防接種や集団健診など地域の中(病院や診療所の外)での活動も行う。重篤な先天性疾患や急病などの場合は、最新医療技術を駆使しての集中治療なども行う。
 小児科医には、地域の保健福祉事業との関わりの中、子どものみならず、子どもを取り巻く家族・家庭、地域の人々に対する支援、子ども達を見守る役割が求められている。臓器別の高度医療に限らず、年齢とともに大きく変わる身体やこころの発達に合わせて、幅広い医療の提供が求められる。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 医療機器(聴診器、注射器、CT、MRI等)、パソコン

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

医療機関等の勤務医と小児科クリニックを開業する開業医がいる。小児科医の数は17,781人である。診療科の構成割合を性別にみると、女性医師では内科(14.7%)に次いで、小児科が多い(8.4%)。女性医師の割合は40%近くとなっている(2022年時点*1)。開業小児科医は勤務医より年齢層が高い。
 労働条件は開業と勤務では異なる。勤務医は勤務先の医療機関により業務の範囲や勤務時間などの条件が様々である。例えば、当直業務に関して、小児科の当直だけを担当する病院から病院全体の当直を行う病院まであり、また、受け持った患者の病状により長時間にわたる勤務や夜間や休日診療などの対応が必要となる場合もある。一般的に病院の勤務医は週休2日が原則であるが当直業務が月に数回あることが多い。開業医は週休1.5日が多いが、勤務医に比べて時間外労働は少ない。
 少子化が急速に進行する中、社会全体で子どもを大切に育てる必要性への認識が高まっている。小児医療の無償化など子育て支援策の充実も図られており、その中核を担う存在として、小児科医への期待と需要は今後も大きい。

*1令和4(2022)年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況から診療科別にみた医師数

小児科医の年収

小児科医の平均年収は1,512万円(令和7年賃金構造基本統計調査「医師」・全国)。中央値の目安は1,406万円、年収レンジは786〜3,145万円、上位10%は2,601万円です。

平均年収
1,512万円
中央値(目安)
1,406万円
最低年収の目安
786万円
未経験・20代前半
上位10%
2,601万円
最高年収の目安
3,145万円
トップ層
時給(一般労働者)
7,120円
短時間労働者 12,711円
最低賃金との比
6.0倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
39.4万円
前年度比 +1万円

あなたの年収は、同じ年代の小児科医の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

小児科医の時給7,120円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の6.0倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
904万円
30代
1,199万円
40代
1,479万円
50代
1,749万円

平均年収と平均年齢(45.7歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
1,013万円
1〜3年
1,180万円
3〜5年
1,346万円
5〜10年
1,562万円
10年以上
1,812万円

雇用形態別の年収推定

正社員 1,512万円パート・アルバイト 635万円フリーランス・自営 1,588万円契約社員・派遣社員 1,180万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年1,378万円———
2022年1,429万円———
2023年1,436万円—2.18倍37.6万円
2024年1,338万円—2.21倍38.4万円
2025年1,512万円—1.95倍39.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

小児科医の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在1,512万円 → 3年後 1,632万円 → 5年後 1,717万円 → 10年後 1,950万円(10年後の予想レンジ 1,677〜2,264万円)。年率の伸びは+2.6%と見ています。

1,512万円
現在
2026年
1,632万円
3年後
2029年
1,507〜1,776万円
1,717万円
5年後
2031年
1,547〜1,913万円
1,950万円
10年後
2036年
1,677〜2,264万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.38%求人賃金の勢い +0.28%AIの影響 +0.12%合計 +2.6%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

小児科医の将来性スコア

70/100
★★★★☆
高い・全職業で24位
AI耐性
66点
参入障壁
100点
年収水準
99点
求人需要
71点
賃金の勢い
23点
人手不足(平均年齢)
77点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

小児科医のAI代替リスク

34%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中174位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

小児科医の求人需要

有効求人倍率
1.95倍
全職業で154位
求人需要
高い
60/100
求人賃金(月額)
39.4万円
前年度比 +1万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
45.7歳
労働時間
158時間/月
5年後の求人数
+10.6%
推定
10年後の求人数
+19.2%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:小児科医の年収・将来性

小児科医に当たるアメリカの職業「小児科医」(米国の職業分類 29-1221)の年収の中央値は約3,303万円($210,040・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収1,512万円の2.2倍です。

日本:小児科医アメリカ:小児科医
年収(日本=平均・米国=中央値)1,512万円3,303万円
$210,040
上位10%2,601万円5,323万円
$338,500
10年後の予想年収1,950万円4,466万円
$284,000
将来性スコア7057
AI代替リスク34% 低い25% 低い
求人需要求人倍率 1.95倍雇用の増減予測 +1.5%
2025–35・BLS
就業者数—3.9万人
時給(平均)7,120円
最低賃金の6.0倍
15,882円
$101.00
連邦最低賃金の13.9倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—博士号・専門職学位(医師・弁護士など)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

小児科医は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、小児科医だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

小児科医に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
5.6
読解力
5.5
説明力
5.4
文章力
5.1
他者の反応の理解
5.1
新しい情報の応用力
4.8
対人援助サービス
4.7
他者との調整
4.6

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

医学・歯学
4.7
セラピーとカウンセリング
3.7
心理学
3.0
生物学
2.9
教育訓練
2.8
公衆安全・危機管理
2.5
コミュニケーションとメディア
2.3
日本語の語彙・文法
2.3

仕事の中身(よく行う活動)

意思決定と問題解決を行う他者に対する支援とケアを行う仕事に関連する知識を更新し、活用する情報の整理と検知を行う仕事を整理、計画する、優先順序を決める継続的に状況を把握する人間関係を構築し、維持する情報の意味を他者に説明する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★★ 難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

小児科医になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

小児科医として仕事をするには、医師国家試験に合格して医師免許を取得することが必須である。まず、大学医学部で6年間にわたって専門的な知識を身につけ、同時に実習も行う。大学の卒業試験に合格すると国家試験を受験することができる。国家試験に合格すると、医師免許が与えられる。更に大学病院などの臨床研修病院で研修医として最低2年間の臨床研修を積み、実際の患者を診察しながら知識を身につける。この研修終了後に小児科に所属して小児科医になる。所定の要件を満たせば専門医に認定される制度がある。
 臨床研修後には、病院などに勤務医として勤め、多くの経験を積んでいく。勤務先の病院で診療科長になるケースや、独立して開業医となるケースがある。大学で研究を続けながら講師や教授になることもある。
 子どもの生命を守るという責任感に加え、子どもが好きであること、十分な意思表示ができない子どもの患者の苦しみを推し測り、子どもの疾病に不安を感じている保護者の気持ちにも寄り添い共感できることが必要である。

小児科医のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「医師」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「12 医師,歯科医師,獣医師,薬剤師」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。