内科医

医療 職業分類:04_021-01 信頼度 ★★★★★

別名:医師

内臓、神経、血液等の病気について診断し、薬物治療、食事療法などにより治療を行う。

平均年収
1,512万円
レンジ 786〜3,145万円
最高年収の目安
3,145万円
上位10% 2,601万円
5年後の予想年収
1,713万円推定
2031年
10年後の予想年収
1,940万円推定
1,669〜2,253万円
将来性
69/100
★★★☆☆ 高い
AI代替リスク
41%
中程度
求人需要
高い
有効求人倍率 1.95倍

仕事内容

内臓、神経、血液等の病気について診断し、薬物治療、食事療法などにより治療を行う。
 内科医は脳神経内科、循環器内科、消化器内科、呼吸器内科等様々な専門分野に分かれておりそれぞれの専門に応じた知識、技術が求められるが、ここでは共通した主な仕事の内容について記述する。
 まず、患者から症状などの話を聞く問診を行う。次に、視診、聴診、打診、触診を行って患部の状態を確かめる。必要に応じて、尿検査、血液検査、超音波検査、心電図検査なども行う。結果をカルテに入力し、入手したデータを分析し、総合的に判断して病名を診断する。その上で、治療法や投与する医薬品等を選択し、処方箋を出す。なぜ診察、検査、治療が必要なのか、診断結果や治療法については患者や家族に正確に、丁寧に説明を行う。必要があれば注射、吸入などの措置を行う。慢性疾患、生活習慣病の場合は、投薬のみならず、食生活、適度の運動など患者の生活全般について指導・助言を行う。病気の予防指導を行う場合もある。
 病院や診療所などで働く勤務医と医院を営む開業医がおり、仕事は若干異なる。
 大きな病院に勤務する勤務医は、特に、消化器や循環器など専門分野が明確に分かれている場合が多く、他の医師などとチームを組み、専門的な治療を行う。担当する入院患者の回診だけでなく、当番制で外来患者の診療も行う。
 開業医は、外来での医療(診察や診断後と治療行為)が主な仕事であり、診察と同時に検査や処置もこなす。地域住民の健康診断、近所の学校などの校医、高齢者の自宅に出かけての往診など、地域に密着した医療活動を行う。自分の医院やクリニックで対応が難しい場合は、他の総合病院等に紹介する。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 医療機器(聴診器、注射器、CT、MRI等)、パソコン

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

病院や診療所などで働く勤務医と医院を営む開業医がいる。内科医全体(内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、腎臓内科、神経内科、糖尿病内科(代謝内科)、血液内科、感染症内科、心療内科)の数は119,464人である。診療科の構成割合を性別にみると、男性医師、女性医師とも内科が最も多い(19.9%、14.7%)。内科医の女性医師の割合は20%程度だが、近年は増加傾向にある(2022年時点*1)。
 勤務時間などの労働条件は、勤務する医療機関の体制や診療時間などにより様々である。
 入院患者がいる大きな病院の勤務医の場合は、交代制で勤務を行う。入院患者の急変や救急患者の受け入れに備えて夜間や休診日の当番なども行う。休日でも病院から呼び出しがあれば急きょ病院に直行する必要(オンコール待機)もある。一般的に賃金水準は高い。
 オンコール待機や夜勤、在宅診療を非常勤医師に任せ、常勤医師と業務を分けている病院もある。
 開業医の場合は、各医院で定めた診療時間にあわせて勤務する。診療時間は9時から18時ごろまでが一般的である。都市部では、社会人の帰宅時間にあわせて夜間や土曜日に診療をする場合もある。診療時間の前に準備を行ったり、診療時間後にカルテの整理を行うため、就業時間は診療時間よりも長くなる。急患の場合には、診療時間外でも診察を行う。
 地方では医師不足に悩んでいるところも多く、地域的なアンバランスの解消が課題となっている。医療の高度化に伴う専門分化、高齢化に対応した地域の診療所・クリニックや訪問診療など、医療サービスの提供のあり方も変化してきている。

*1 令和4(2022)年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況から
診療科別にみた医師数

内科医の年収

内科医の平均年収は1,512万円(令和7年賃金構造基本統計調査「医師」・全国)。中央値の目安は1,406万円、年収レンジは786〜3,145万円、上位10%は2,601万円です。

平均年収
1,512万円
中央値(目安)
1,406万円
最低年収の目安
786万円
未経験・20代前半
上位10%
2,601万円
最高年収の目安
3,145万円
トップ層
時給(一般労働者)
7,120円
短時間労働者 12,711円
最低賃金との比
6.0倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
39.4万円
前年度比 +1万円

あなたの年収は、同じ年代の内科医の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

内科医の時給7,120円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の6.0倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
904万円
30代
1,199万円
40代
1,479万円
50代
1,749万円

平均年収と平均年齢(45.7歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
1,013万円
1〜3年
1,180万円
3〜5年
1,346万円
5〜10年
1,562万円
10年以上
1,812万円

雇用形態別の年収推定

正社員 1,512万円パート・アルバイト 635万円フリーランス・自営 1,588万円契約社員・派遣社員 1,180万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年1,378万円———
2022年1,429万円———
2023年1,436万円—2.18倍37.6万円
2024年1,338万円—2.21倍38.4万円
2025年1,512万円—1.95倍39.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

内科医の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在1,512万円 → 3年後 1,630万円 → 5年後 1,713万円 → 10年後 1,940万円(10年後の予想レンジ 1,669〜2,253万円)。年率の伸びは+2.5%と見ています。

1,512万円
現在
2026年
1,630万円
3年後
2029年
1,505〜1,773万円
1,713万円
5年後
2031年
1,543〜1,908万円
1,940万円
10年後
2036年
1,669〜2,253万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.38%求人賃金の勢い +0.28%AIの影響 +0.07%合計 +2.5%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

内科医の将来性スコア

69/100
★★★☆☆
高い・全職業で31位
AI耐性
59点
参入障壁
100点
年収水準
99点
求人需要
71点
賃金の勢い
23点
人手不足(平均年齢)
77点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

内科医のAI代替リスク

41%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中230位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

内科医の求人需要

有効求人倍率
1.95倍
全職業で154位
求人需要
高い
60/100
求人賃金(月額)
39.4万円
前年度比 +1万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
45.7歳
労働時間
158時間/月
5年後の求人数
+9.5%
推定
10年後の求人数
+17.1%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:内科医の年収・将来性

内科医に当たるアメリカの職業「内科医」(米国の職業分類 29-1216)の年収の中央値は約4,034万円($256,560・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収1,512万円の2.7倍です。

日本:内科医アメリカ:内科医
年収(日本=平均・米国=中央値)1,512万円4,034万円
$256,560
上位10%2,601万円7,476万円
$475,430
10年後の予想年収1,940万円5,469万円
$347,800
将来性スコア6962
AI代替リスク41% 中程度38% 低い
求人需要求人倍率 1.95倍雇用の増減予測 +4.0%
2025–35・BLS
就業者数—6.7万人
時給(平均)7,120円
最低賃金の6.0倍
20,128円
$128.00
連邦最低賃金の17.7倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—博士号・専門職学位(医師・弁護士など)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

内科医は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、内科医だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

内科医に必要なスキル・資格

必要スキル

読解力
5.7
傾聴力
5.5
説明力
5.1
他者の反応の理解
5.0
論理と推論(批判的思考)
4.9
文章力
4.8
新しい情報の応用力
4.8
他者との調整
4.6

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

医学・歯学
4.5
生物学
2.7
心理学
2.6
セラピーとカウンセリング
2.5
公衆安全・危機管理
1.9
教育訓練
1.8
顧客サービス・対人サービス
1.7
日本語の語彙・文法
1.7

仕事の中身(よく行う活動)

意思決定と問題解決を行う仕事に関連する知識を更新し、活用する人間関係を構築し、維持する他者に対する支援とケアを行う継続的に状況を把握する法律や規定、基準を適用する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る情報を取得する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★★ 難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

内科医になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

内科医として仕事をするには、医師国家試験に合格して医師免許を取得することが必須である。まず、大学医学部で6年間にわたって専門的な知識を身につけ、同時に実習も行う。大学の卒業試験に合格すると国家試験を受験することができる。国家試験に合格すると、医師免許が与えられる。更に大学病院や大病院などの臨床研修病院で研修医として最低2年間の臨床研修を積み、実際の患者を診察しながら知識を身につける。この研修終了後に内科の診療科に所属して内科医となる。所定の要件を満たせば専門医に認定される制度がある。
 臨床研修後には、病院などに勤務医として勤め、多くの経験を積んでいく。勤務先の病院で診療科長になるケースや、独立して開業医となるケースがある。大学医学部で研究を続けながら講師や教授になることもある。
 人々の生命を守り、健康維持を手助けすることを責務としているので、その責任は重い。子どもから高齢者まで様々な患者とうまくコミュニケーションを図って、心身両面から症状をやわらげることも求められる。また、急患の処置など長時間にわたる診療に耐えられる精神力や忍耐力も必要とされる。

内科医のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「医師」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「12 医師,歯科医師,獣医師,薬剤師」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。