きもの着付指導員

教育 職業分類:09_053-99 信頼度 ★★★★☆

別名:衣装着付師、着付師

日本の伝統文化であるきものの着付け技術や知識を教える。

平均年収
354万円
レンジ 255〜577万円
最高年収の目安
577万円
上位10% 502万円
5年後の予想年収
413万円推定
2031年
10年後の予想年収
481万円推定
414〜559万円
将来性
52/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
24%
低い
求人需要
高い
有効求人倍率 3.13倍

仕事内容

日本の伝統文化であるきものの着付け技術や知識を教える。
 かつて日本人は自分できものを着ることができたが、ライフスタイルの西洋化に伴って、きものを着る機会が減り、自分で着ることができない人が多くなった。
 きもの着付師は、教室で生徒に着付けだけでなく、立ち居振る舞いや礼儀作法、きものの手入れ方法など、着装に関する様々な技術や知識も教える。呉服店などでは、着る人の好みや容姿に似合った和服を見立てたり、きものと小物の合わせ方、帯の結び方など、着付けやきものに関するあらゆることについてアドバイスをして販売するコンサルタントやアドバイサーの役割も果たす。また、人前で着付けを実演したり、きものについて話をしたりする。
 有名なきもの着付師になると、テレビや雑誌に取り上げられたり、講演、原稿の執筆を依頼されることもある。また、舞台やファッションショーの着付け、コーディネート、そのほかスタイリスト的な仕事も行う。

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

職場は全国の着付教室やカルチャーセンター、きもの販売会社や呉服店などであり、そこで講師やきものアドバイザーをとして仕事をする。雇用されて働くほか、フリーランスとして着付け教室等と契約する場合や、自分で着付教室を開く場合もある。友人・知人に依頼された時にだけ教えるというスポット的な働き方をしているケースもある。
 性別は、ほとんどが女性である。主婦や他の職業をもちながら着付指導の仕事をしている人もいる。
 着付教室やカルチャーセンターと契約して講師をする場合は、定められた日時に教え、それに応じた報酬を得る。自分で着付け教室や学校を開く場合は、経営が軌道に乗ればかなりの収入が得られるが、生徒の確保など、経営者としての手腕が必要になる。
 きものの着方を知らない年齢層が増える中で、きもの着付師は日本固有の伝統文化を普及させ、後世に伝えていく役割を担っている。海外からのきものに対する関心も高く、最近では外国人に向けたレッスンも開催されており、今後も一定の需要が見込まれる。

きもの着付指導員の年収

きもの着付指導員の平均年収は354万円(令和7年賃金構造基本統計調査「美容サービス・浴場従事者(美容師を除く)」・全国)。中央値の目安は329万円、年収レンジは255〜577万円、上位10%は502万円です。

平均年収
354万円
中央値(目安)
329万円
最低年収の目安
255万円
未経験・20代前半
上位10%
502万円
最高年収の目安
577万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,725円
短時間労働者 1,241円
最低賃金との比
1.5倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
27.2万円
前年度比 +0.6万円

あなたの年収は、同じ年代のきもの着付指導員の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

きもの着付指導員の時給1,725円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.5倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
293万円
30代
340万円
40代
379万円
50代
414万円

平均年収と平均年齢(37.9歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
269万円
1〜3年
297万円
3〜5年
326万円
5〜10年
362万円
10年以上
405万円

雇用形態別の年収推定

正社員 354万円パート・アルバイト 149万円フリーランス・自営 372万円契約社員・派遣社員 276万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年320万円———
2022年323万円———
2023年321万円—3.27倍25.6万円
2024年329万円—3.22倍26.6万円
2025年354万円—3.13倍27.2万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

きもの着付指導員の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在354万円 → 3年後 388万円 → 5年後 413万円 → 10年後 481万円(10年後の予想レンジ 414〜559万円)。年率の伸びは+3.1%と見ています。

354万円
現在
2026年
388万円
3年後
2029年
358〜422万円
413万円
5年後
2031年
372〜460万円
481万円
10年後
2036年
414〜559万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.96%求人賃金の勢い +0.16%AIの影響 +0.2%合計 +3.1%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

きもの着付指導員の将来性スコア

52/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で241位
AI耐性
76点
参入障壁
77点
年収水準
4点
求人需要
90点
賃金の勢い
14点
人手不足(平均年齢)
6点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

きもの着付指導員のAI代替リスク

24%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中111位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

きもの着付指導員の求人需要

有効求人倍率
3.13倍
全職業で55位
求人需要
高い
73/100
求人賃金(月額)
27.2万円
前年度比 +0.6万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
37.9歳
労働時間
168時間/月
5年後の求人数
+16.7%
推定
10年後の求人数
+30.0%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:習い事の講師の年収・将来性

きもの着付指導員に当たるアメリカの職業「習い事の講師」(米国の職業分類 25-3021)の年収の中央値は約736万円($46,800・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収354万円の2.1倍です。

日本:きもの着付指導員アメリカ:習い事の講師
年収(日本=平均・米国=中央値)354万円736万円
$46,800
上位10%502万円1,460万円
$92,840
10年後の予想年収481万円1,006万円
$64,000
将来性スコア5261
AI代替リスク24% 低い22% 低い
求人需要求人倍率 3.13倍雇用の増減予測 +3.5%
2025–35・BLS
就業者数—33.2万人
時給(平均)1,725円
最低賃金の1.5倍
4,088円
$26.00
連邦最低賃金の3.6倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:サービス・販売職の平均月収を国別に比べる

きもの着付指導員は国際標準職業分類で「サービス・販売職」に入ります。133か国・地域のサービス・販売職の平均月収を円に直すと、日本は月28.5万円で28位、1位はルクセンブルクの月82.4万円です。アメリカは月58.2万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は24位です。

1. ルクセンブルク
82.4万円
2. ベルギー
79.5万円
3. デンマーク
73.2万円
4. スイス
71.2万円
5. アイスランド
65.8万円
8. ノルウェー
61.8万円
10. アメリカ
58.2万円
12. フランス
52.1万円
14. ドイツ
45.9万円
18. イギリス
40.4万円
21. 韓国
33.9万円
28. 日本
28.5万円

「サービス・販売職」全体の平均で、きもの着付指導員だけの値ではありません(販売店員、介護職員、調理人・接客、理容・美容師、警備員・警察官・消防官など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.5万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。サービス・販売職の世界ランキングを全部見る →

きもの着付指導員に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
3.3
指導
3.2
時間管理
3.2
説明力
3.1
他者の反応の理解
3.0
読解力
3.0
学習方法の選択・実践
2.7
他者との調整
2.6

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

顧客サービス・対人サービス
2.3
日本語の語彙・文法
1.4
教育訓練
1.3
コミュニケーションとメディア
1.3
販売・マーケティング
1.2
芸術
1.2
心理学
1.1
社会学
1.0

仕事の中身(よく行う活動)

人間関係を構築し、維持する仕事に関連する知識を更新し、活用する他者の訓練と教育を行う全身を使って身体的な活動を行うメンバーの仕事量や活動内容を調整する公共の場で一般の人々のために働いたり、直接応対する部下への指導、指示、動機づけを行う目標と戦略を策定する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

きもの着付指導員になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、きもの着付師を育成するためのカリキュラムやレッスンのあるカルチャーセンターや学校、着付教室等で着付け技術や知識を学んで入職することが多い。
 熟達した技術と豊富な経験が必要とされるため、中高年齢者の入職も珍しくない。
 着付教室の場合、助手や見習として勤務し、指導技術やノウハウを習得してから講師となるのが一般的である。通っていた教室で講師の仕事をする場合もある。
 関連資格としては、厚生労働省が定める技能検定の「着付け技能士」や厚生労働省が認定する社内検定認定制度の資格がある。
 きものの着方や帯の結び方といった着付けの技術のほかに、きものの歴史や種類、染織、和装でのマナー、きものを着る時の小物など、幅広い知識が要求される。
 また、きものという伝統文化を伝えるという使命感をもって仕事をすることが必要である。人にものを教える立場として、責任感、礼儀作法、指導者としての心がまえや教え方のスキルなども求められる。

きもの着付指導員のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「美容サービス・浴場従事者(美容師を除く)」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「38 生活衛生サービス職業従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。