防水工
別名:建築工事防水工、シーリング工(防水工事)、土木工事防水工
建物の仕上げ職種の一つであり、屋根などの防水工事において防水層をつくる作業を行う。
仕事内容
建物において防水工事を必要とする部分は多く、一般に降雨水の建物への侵入経路や、生活及び産業等に必要な水を貯水したり、不要な水を排水したりする部分には必ず防水工事が必要である。
防水工は、防水層の種別あるいは工法の種別によって、それぞれ専門的な技量を必要とする。防水層の種別にはアスファルト系防水層、合成ゴム系防水層、塩化ビニル樹脂系防水層、酢酸ビニル樹脂系防水層、ウレタンゴム系防水層、アクリルゴム系防水層、FRP系防水層、セメント系防水に分けられ、工法も複数の種類がある。
防水層の種別あるいは工法の種別が増え、複数の防水層あるいは防水工法を施工できる技量が必要となっている。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
工具(かなづち、のこぎり等の手動工具、ドリル等の電動工具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
主なタスク
- ベランダや屋上に防水材を塗布する。(実施率 1%)
- ガラス周りやサッシの目地、打ち継ぎ部などにシーリング工事を行う。(実施率 1%)
- コーキング材を用いて、水回りやパネル・サイディングの目地を埋める。(実施率 1%)
- 外壁のサッシと壁のすきまに防水材を打ち込む。(実施率 1%)
- 塗膜に防水施工を行う。(実施率 1%)
- 屋根ふき材をつける前に、屋根から不要なものを取り除き、掃除をする。(実施率 1%)
- 外壁の防水工事をする。(実施率 1%)
- 屋根などにアスファルトや合成樹脂材を塗る、または張り付ける。(実施率 1%)
- 屋根などに防水フィルムや防水シートを敷いて固定する。(実施率 1%)
- 外壁の不具合を調査する。(実施率 1%)
- 高所での作業をする。(実施率 1%)
- アスファルトなど、高温の材料を扱う。(実施率 1%)
雇用形態(働いている人の割合)
労働条件の特徴
防水工の賃金は日給月給制が多い。現場によっては、出来高制による請負方式をとる場合もある。休日は週休二日制を進めているが、工期や工程の関係でやむを得ず休日に働く場合もある。
ビル等の新築工事とともに改修保全工事にも防水工が必要なため、今後も一定の需要が見込まれる。
防水工の年収
防水工の平均年収は467万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の建設従事者」・全国)。中央値の目安は434万円、年収レンジは328〜779万円、上位10%は675万円です。
あなたの年収は、同じ年代の防水工の中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
防水工の時給2,161円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.8倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(41.6歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 432万円 | — | — | — |
| 2022年 | 461万円 | — | — | — |
| 2023年 | 453万円 | — | 4.82倍 | 27.4万円 |
| 2024年 | 453万円 | — | 4.59倍 | 28万円 |
| 2025年 | 467万円 | — | 4.37倍 | 28.8万円 |
防水工の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在467万円 → 3年後 516万円 → 5年後 552万円 → 10年後 653万円(10年後の予想レンジ 561〜758万円)。年率の伸びは+3.4%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
防水工の将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
防水工のAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
防水工の求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
防水工に必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
仕事の中身(よく行う活動)
必要資格
job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
防水工になるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
入職後一定の実務経験を積んだ後に、厚生労働省の定める技能検定の「防水施工技能士」の資格を取得すると、技術の証明となる。
入職後に技能の向上を図り、更に経験を積むことによって、自営業者として独立、開業の可能性もある。
なお、防水工事の際にトルエンやキシレンなどの人体に有害な物質を含むウレタン溶剤などを用いることから、「危険物取扱者」、「有機溶剤作業主任者」などの資格を持っていることが望ましい。
防水工のキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。