ダンプカー運転手

運送・運転 職業分類:13_083-04 信頼度 ★★★★★

別名:ダンプ運転手、ダンプトラック運転手

ダンプカーを運転して、砂利や土砂を建設現場に搬入したり、各種資材を生産工場へ運ぶ。

平均年収
507万円
レンジ 352〜857万円
最高年収の目安
857万円
上位10% 741万円
5年後の予想年収
598万円推定
2031年
10年後の予想年収
704万円推定
606〜818万円
将来性
65/100
★★★☆☆ 高い
AI代替リスク
28%
低い
求人需要
高い
有効求人倍率 2.58倍

仕事内容

ダンプカーを運転して、砂利や土砂を建設現場に搬入したり、各種資材を生産工場へ運ぶ。
 ダンプカーは、「土砂ダンプ」と言われるように、荷台に土砂や砂利を積載しやすい構造になっているのが特徴で、ショベルカーなどを使って積載し、目的地に着いたら荷台を傾けて積載物をダンプ(ドサッと捨てる)することにより荷卸しする。
 形態面では、一般公道を走ることができる普通ダンプトラックと一般公道を走ることができない重ダンプトラックの2種類がある。普通ダンプトラックは骨材やコンクリートなど建設資材を工事現場などに運搬することが多く、重ダンプトラックは積載量が11トン以上で、ダム建設や鉱山、大規模な土木工事現場で土砂などを運搬するのに使用される。鉱山で使用される重ダンプトラックについては、高地で道路も整備されていないなど環境条件が厳しいため、早くから最新技術を用いた自動運転システムも開発されている。
 仕事の流れでみると、業務開始前にダンプカーを点検しパンクの有無など異常がないことを確認後、アルコールチェックや体調チェックを受ける。積荷の種類と配送先を確認して、積載物を引き取りに行く。
 指定の場所で積載の順番待ちをして、自分の番が来たら積載する。このとき、自分で積載することはなく、ショベルカーなどで積載されるのを運転席で見守るのが一般的である。積載が終わったら、積載物には法定の高さ制限があるので過積載がないかどうか、重量確認を含めてチェックする。積載物が風などで飛散する恐れがある場合はシートをかけ、安全に運べるように保護する。積載が終わったら、目的地に向かう。天候、道路条件に配慮しながら安全運転に徹する。
 目的地に着いたら、ダンプカーを操作して荷卸しを行う。このとき、荷受け担当者がいれば安全確認を行ってくれる場合もあるが、いない場合も多いので、周囲の安全を十分に確認して荷卸しする。荷卸しが済むと会社に報告し、帰着後は、洗車とアルコールチェックを済ませて、業務報告書を提出する、という流れになる。
 大雪など自然災害時には除雪した雪を運ぶなどの防災協力も行う。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 ダンプトラック、重ダンプトラック、アーティキュレートダンプトラック、ショベルカー、油圧ショベル

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先は運送会社がほとんどで、職場は全国に広がっている。工業地帯や山間部など開発が行われている地域が多い。オリンピックなどのイベントや災害などで大規模な工事があると、就業場所がその地域に集中することもある。
 就業者は、トラック業界の傾向として高齢化が進んでいる。荷物の積み込みや荷卸しなどの力仕事がなく、ハンドルが軽くなるなど改良が進みダンプカーの運転が楽になっていることもあり、女性就労者が増えている。
 労働条件は勤務先の規定に従うが、正社員以外にも契約社員やアルバイト、個人経営で下請けとして働くなど就業形態は多様で条件もそれぞれ異なる。雨の日などは工事が無いことが多いため、賃金は日給月給制が多く、季節的な収入の変動が大きい。基本的にはスケジュールに沿った勤務となるが、自然災害や顧客の急な依頼があることもある。
 国内貨物輸送の中核を担うトラック輸送だが、慢性的で深刻なドライバー不足に悩まされている。国土交通省と厚生労働省は、トラックドライバーの人材確保に向けて、トラック輸送の効率化、モーダルシフトなどさまざまな対策に取り組んでいる。女性が働きやすい環境作りを通じて女性ドライバーを増やす「トラガール推進プロジェクト」もそうした取り組みのひとつである。

ダンプカー運転手の年収

ダンプカー運転手の平均年収は507万円(令和7年賃金構造基本統計調査「営業用大型貨物自動車運転者」・全国)。中央値の目安は472万円、年収レンジは352〜857万円、上位10%は741万円です。

平均年収
507万円
中央値(目安)
472万円
最低年収の目安
352万円
未経験・20代前半
上位10%
741万円
最高年収の目安
857万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,032円
短時間労働者 1,652円
最低賃金との比
1.7倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
26万円
前年度比 +0.8万円

あなたの年収は、同じ年代のダンプカー運転手の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

ダンプカー運転手の時給2,032円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.7倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
351万円
30代
416万円
40代
472万円
50代
522万円

平均年収と平均年齢(51.5歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
380万円
1〜3年
422万円
3〜5年
465万円
5〜10年
520万円
10年以上
584万円

雇用形態別の年収推定

正社員 507万円パート・アルバイト 213万円フリーランス・自営 533万円契約社員・派遣社員 396万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年463万円———
2022年477万円———
2023年485万円—2.62倍24.4万円
2024年492万円—2.61倍25.2万円
2025年507万円—2.58倍26万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

ダンプカー運転手の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在507万円 → 3年後 560万円 → 5年後 598万円 → 10年後 704万円(10年後の予想レンジ 606〜818万円)。年率の伸びは+3.3%と見ています。

507万円
現在
2026年
560万円
3年後
2029年
517〜609万円
598万円
5年後
2031年
539〜666万円
704万円
10年後
2036年
606〜818万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.69%求人賃金の勢い +0.48%AIの影響 +0.16%退職による人手不足 +0.2%合計 +3.3%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

ダンプカー運転手の将来性スコア

65/100
★★★☆☆
高い・全職業で66位
AI耐性
72点
参入障壁
15点
年収水準
48点
求人需要
82点
賃金の勢い
51点
人手不足(平均年齢)
96点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

ダンプカー運転手のAI代替リスク

28%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中141位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

ダンプカー運転手の求人需要

有効求人倍率
2.58倍
全職業で95位
求人需要
高い
75/100
求人賃金(月額)
26万円
前年度比 +0.8万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
51.5歳
労働時間
175時間/月
5年後の求人数
+14.6%
推定
10年後の求人数
+26.2%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:大型トラック・トレーラーの運転手の年収・将来性

ダンプカー運転手に当たるアメリカの職業「大型トラック・トレーラーの運転手」(米国の職業分類 53-3032)の年収の中央値は約922万円($58,640・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収507万円の1.8倍です。

日本:ダンプカー運転手アメリカ:大型トラック・トレーラーの運転手
年収(日本=平均・米国=中央値)507万円922万円
$58,640
上位10%741万円1,248万円
$79,380
10年後の予想年収704万円1,245万円
$79,200
将来性スコア6553
AI代替リスク28% 低い42% 中程度
求人需要求人倍率 2.58倍雇用の増減予測 +3.8%
2025–35・BLS
就業者数—206.2万人
時給(平均)2,032円
最低賃金の1.7倍
4,403円
$28.00
連邦最低賃金の3.9倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—職業訓練の修了証(学位なし)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:機械操作・組立・運転の平均月収を国別に比べる

ダンプカー運転手は国際標準職業分類で「機械操作・組立・運転」に入ります。133か国・地域の機械操作・組立・運転の平均月収を円に直すと、日本は月35.9万円で24位、1位はスイスの月105万円です。アメリカは月74.5万円で日本の2.1倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は22位です。

1. スイス
105万円
2. デンマーク
101万円
3. ベルギー
99.3万円
4. ノルウェー
90万円
5. アイスランド
86.9万円
10. アメリカ
74.5万円
13. フランス
61.7万円
14. ドイツ
60.9万円
16. イギリス
56.6万円
19. 韓国
46.2万円
24. 日本
35.9万円
36. シンガポール
25.2万円

「機械操作・組立・運転」全体の平均で、ダンプカー運転手だけの値ではありません(工場の機械オペレーター・組立工、トラック・バス・タクシー運転手、建設機械の運転など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は42万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。機械操作・組立・運転の世界ランキングを全部見る →

ダンプカー運転手に必要なスキル・資格

必要スキル

保守点検
2.9
傾聴力
2.7
修理
2.5
指導
2.5
説明力
2.4
読解力
2.4
故障等の原因特定
2.2
操作と制御
2.1

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

輸送
2.1
機械
1.4
建築・建設
1.0
生産・加工
0.8
地理学
0.8
数学
0.8
公衆安全・危機管理
0.7
人事労務管理
0.7

仕事の中身(よく行う活動)

乗り物を運転・操縦する機械装置の修理と保守を行う仕事を整理、計画する、優先順序を決める法律や規定、基準を適用する人間関係を構築し、維持する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る組織外の人々とコミュニケーションを取る継続的に状況を把握する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

ダンプカー運転手になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴は必要とされないが、必須資格に自動車運転免許がある。免許の種類は扱う車両の大きさによって異なり、普通自動車免許(車両総重量3.5トンまで)、準中型免許(同7.5トンまで)、中型免許(同11トンまで)、大型免許(同11トン以上)のいずれかとなるが、ほとんどの場合、大型免許が必須とされている。実際に仕事をするようになると、油圧ショベルで公道を走る場合などには大型特殊免許が必要となり、現場で油圧ショベルなどを操作するには車両系建築機械運転技能講習を、不整地での運搬作業をする中折れ式のアーティキュレートダンプトラックを操作するには不整地運搬車両運転技能講習を受講することが必要である。
 新卒で入職するケースはほとんどなく、中途採用が多い。大半がトラック運転手などから転職してくる者である。転職する者は同業やダンプカー以外のトラック運転手に転じるケースが多いが、自ら車両を購入して独立する例もある。
 運転のスキルはもちろん、取引先担当者や無線等で指示を受ける自社スタッフとのやりとりは頻繁にあるのでコミュニケーション力が求められる。

ダンプカー運転手のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「営業用大型貨物自動車運転者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「61 自動車運転従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。