ビル施設管理

経営・管理職 職業分類:13_089-01 信頼度 ★★★★★

別名:ビル施設管理者、ビル中央管理室監視員

オフィスビルや商業ビルなどにおいて、電力設備、空調設備、給排水設備などの運転・調整や管理を行う。

平均年収
452万円
レンジ 320〜750万円
最高年収の目安
750万円
上位10% 651万円
5年後の予想年収
516万円推定
2031年
10年後の予想年収
589万円推定
506〜684万円
将来性
52/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
44%
中程度
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.80倍

仕事内容

オフィスビルや商業ビルなどにおいて、電力設備、空調設備、給排水設備などの運転・調整や管理を行う。
 電力設備の運転と保守では、エレベーター、照明器具などに必要な電力が送られるよう、配電盤などのスイッチやボタンを操作する。また、電力計、電圧計、電流計などを常に監視し、正常に動作していることを確認する。
 空調設備の管理では、冷暖房用機械を運転して、室内の温度、湿度、換気が一定に保たれるように操作する。また、給排水設備の管理では、飲料水用の水槽やポンプの運転、排水の処理にかかわる設備の管理を行う。
 その他に、ビルを使用している人たちの苦情や要望を聞いて、空調機を調節したり、照明器具や電気設備の簡単な修理を行う。
 また、1ヶ月に1回程度、空気や排水が汚れていないかをチェックし、年に数回は空調機などの定期点検も行う。これらの作業内容は全て報告書に記録し、効率のよい運転管理を行うための資料とする。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 工具(かなづち、のこぎり等の手動工具、ドリル等の電動工具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

ビル管理会社に雇用され、契約先のオフィスビル、雑居ビル、マンション、官公庁ビル、病院、工場、ホテル、学校、店舗などに出向いて仕事をする。
 若年者から中高年齢者まで、様々な年齢層の人が働いている。
 労働時間は、原則として8時間となっているが、交替制で1時間程度の早出や残業、休日出勤をする場合がある。ホテルなど、24時間動いているビルでは、実働8時間制の交替制勤務となっている。
 ビルの機械設備は、技術革新に伴い、コンピュータによる管理が進んでいる。それに伴い、今後は、従来から必要とされた機械や電気についての知識・技術に加えて、情報システムに関する知識・技能を含めたより高度な専門性が求められる。

ビル施設管理の年収

ビル施設管理の平均年収は452万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の定置・建設機械運転従事者」・全国)。中央値の目安は421万円、年収レンジは320〜750万円、上位10%は651万円です。

平均年収
452万円
中央値(目安)
421万円
最低年収の目安
320万円
未経験・20代前半
上位10%
651万円
最高年収の目安
750万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,117円
短時間労働者 1,400円
最低賃金との比
1.8倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
26.3万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代のビル施設管理の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

ビル施設管理の時給2,117円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.8倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
332万円
30代
390万円
40代
439万円
50代
484万円

平均年収と平均年齢(47.3歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
341万円
1〜3年
378万円
3〜5年
415万円
5〜10年
463万円
10年以上
519万円

雇用形態別の年収推定

正社員 452万円パート・アルバイト 190万円フリーランス・自営 475万円契約社員・派遣社員 353万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年429万円———
2022年433万円———
2023年442万円—1.88倍25万円
2024年458万円—1.85倍25.6万円
2025年452万円—1.80倍26.3万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

ビル施設管理の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在452万円 → 3年後 489万円 → 5年後 516万円 → 10年後 589万円(10年後の予想レンジ 506〜684万円)。年率の伸びは+2.7%と見ています。

452万円
現在
2026年
489万円
3年後
2029年
452〜533万円
516万円
5年後
2031年
465〜575万円
589万円
10年後
2036年
506〜684万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.3%求人賃金の勢い +0.33%AIの影響 +0.04%退職による人手不足 +0.2%合計 +2.7%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

ビル施設管理の将来性スコア

52/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で241位
AI耐性
56点
参入障壁
34点
年収水準
35点
求人需要
64点
賃金の勢い
29点
人手不足(平均年齢)
88点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

ビル施設管理のAI代替リスク

44%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中254位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

ビル施設管理の求人需要

有効求人倍率
1.80倍
全職業で197位
求人需要
ふつう
56/100
求人賃金(月額)
26.3万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
47.3歳
労働時間
163時間/月
5年後の求人数
+8.5%
推定
10年後の求人数
+15.4%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:設備の保守・修理員(ビルメンテナンス)の年収・将来性

ビル施設管理に当たるアメリカの職業「設備の保守・修理員(ビルメンテナンス)」(米国の職業分類 49-9071)の年収の中央値は約780万円($49,590・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収452万円の1.7倍です。

日本:ビル施設管理アメリカ:設備の保守・修理員(ビルメンテナンス)
年収(日本=平均・米国=中央値)452万円780万円
$49,590
上位10%651万円1,214万円
$77,180
10年後の予想年収589万円1,068万円
$67,900
将来性スコア5260
AI代替リスク44% 中程度26% 低い
求人需要求人倍率 1.80倍雇用の増減予測 +4.2%
2025–35・BLS
就業者数—153.0万人
時給(平均)2,117円
最低賃金の1.8倍
3,931円
$25.00
連邦最低賃金の3.4倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:機械操作・組立・運転の平均月収を国別に比べる

ビル施設管理は国際標準職業分類で「機械操作・組立・運転」に入ります。133か国・地域の機械操作・組立・運転の平均月収を円に直すと、日本は月35.9万円で24位、1位はスイスの月105万円です。アメリカは月74.5万円で日本の2.1倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は22位です。

1. スイス
105万円
2. デンマーク
101万円
3. ベルギー
99.3万円
4. ノルウェー
90万円
5. アイスランド
86.9万円
10. アメリカ
74.5万円
13. フランス
61.7万円
14. ドイツ
60.9万円
16. イギリス
56.6万円
19. 韓国
46.2万円
24. 日本
35.9万円
36. シンガポール
25.2万円

「機械操作・組立・運転」全体の平均で、ビル施設管理だけの値ではありません(工場の機械オペレーター・組立工、トラック・バス・タクシー運転手、建設機械の運転など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は42万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。機械操作・組立・運転の世界ランキングを全部見る →

ビル施設管理に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
3.6
修理
3.6
故障等の原因特定
3.6
説明力
3.5
計器監視
3.4
操作と制御
3.3
保守点検
3.3
指導
3.3

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

機械
1.6
建築・建設
1.6
事務処理
1.6
顧客サービス・対人サービス
1.4
公衆安全・危機管理
1.2
日本語の語彙・文法
1.0
コミュニケーションとメディア
0.9
通信技術
0.9

仕事の中身(よく行う活動)

継続的に状況を把握する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る情報の整理と検知を行う法律や規定、基準を適用する設備、構造物、材料を検査する仕事を整理、計画する、優先順序を決める組織外の人々とコミュニケーションを取る管理業務を遂行する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

ビル施設管理になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、工業系の高校や大学などで電気、機械などの知識・技術を身につけていると就職に有利である。
 新規学卒者の場合は、実務経験を積みながら、ビル施設管理に関する「建築物環境衛生管理技術者」、「ビル設備管理技能士」の資格や、専門的な「電気主任技術者」、「ボイラー技士」などの資格・免許を取得すると、一人前として認められる。
 中途採用の場合は、資格を所持していることが求人の条件になることが多い。
 機械の構造や操作について興味を持ち、機械について十分な知識を持っていることが必要である。故障の原因を突きとどめるための推理力や判断力、簡単な故障を修理できる技術も求められる。

ビル施設管理のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他の定置・建設機械運転従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「64 定置・建設機械運転従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。