入国警備官
不法入国者、不法残留者、不法就労等の在留目的外の活動を行う者など法に違反する疑いのある外国人を調査し、国外に退去させるための手続を行う。
仕事内容
具体的には、調査は違反調査と言われ、収集した情報等に基づき、法違反の疑いのある外国人や関係者から事情聴取を行う。違反調査では、強制的な調査も可能で、違反が判明すれば主任審査官が発付する収容令書に基づき身柄を収容する。法違反の疑いのある外国人を入国警備官が捕まえる摘発という手段もあり、警察官と連携して行う場合もある。
摘発された外国人等は、地方出入国在留管理局に設置された施設に収容される。そこでは、入国警備官が施設の警備、収容時の手続、収容された外国人の対応等を行う。また、入国審査官による違反審査等の結果、強制退去が決定した外国人を送還先国まで護送し、退去強制手続を完了させるのも入国警備官の仕事である。
入国警備官が退去強制手続または出国命令手続を執った外国人は1万8,908人(2024年)となっている。
労働条件の特徴
給与について、入国警備官は公安職として公安職俸給表(一)が適用されるため、行政職の国家公務員に比べて高い水準の俸給が支給される。
勤務時間は、1週間当たり38時間45分(週休2日制)であり、1日7時間45分の勤務を行う場合と交替制勤務(昼間勤務と昼夜間勤務)を行う場合がある。
また、外務省に出向し、在外公館勤務となり、諸外国に一定期間居住し、査証(ビザ)発給事務などを行うこともある。
入国警備官の年収
入国警備官の平均年収は335万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の保安職業従事者」・全国)。中央値の目安は312万円、年収レンジは241〜546万円、上位10%は476万円です。
あなたの年収は、同じ年代の入国警備官の中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
入国警備官の時給1,643円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.4倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(56.6歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 308万円 | — | — | — |
| 2022年 | 312万円 | — | — | — |
| 2023年 | 350万円 | — | 6.66倍 | 20.5万円 |
| 2024年 | 329万円 | — | 6.56倍 | 21.3万円 |
| 2025年 | 335万円 | — | 6.38倍 | 22.1万円 |
入国警備官の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在335万円 → 3年後 372万円 → 5年後 398万円 → 10年後 473万円(10年後の予想レンジ 407〜549万円)。年率の伸びは+3.5%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
入国警備官の将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
入国警備官のAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
入国警備官の求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
アメリカでは:刑事・捜査官の年収・将来性
入国警備官に当たるアメリカの職業「刑事・捜査官」(米国の職業分類 33-3021)の年収の中央値は約1,475万円($93,790・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収335万円の4.4倍です。
| 日本:入国警備官 | アメリカ:刑事・捜査官 | |
|---|---|---|
| 年収(日本=平均・米国=中央値) | 335万円 | 1,475万円 $93,790 |
| 上位10% | 476万円 | 2,524万円 $160,540 |
| 10年後の予想年収 | 473万円 | 1,964万円 $124,900 |
| 将来性スコア | 64 | 49 |
| AI代替リスク | 52% 中程度 | 37% 低い |
| 求人需要 | 求人倍率 6.38倍 | 雇用の増減予測 +0.2% 2025–35・BLS |
| 就業者数 | — | 11.4万人 |
| 時給(平均) | 1,643円 最低賃金の1.4倍 | 7,391円 $47.00 連邦最低賃金の6.5倍 |
| 最低賃金 | 1,177円 全国加重平均・2026年度 | 1,140円 連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり |
| 入職に必要な学歴(米国) | — | 高卒 |
米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→
世界では:サービス・販売職の平均月収を国別に比べる
入国警備官は国際標準職業分類で「サービス・販売職」に入ります。133か国・地域のサービス・販売職の平均月収を円に直すと、日本は月28.5万円で28位、1位はルクセンブルクの月82.4万円です。アメリカは月58.2万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は24位です。
「サービス・販売職」全体の平均で、入国警備官だけの値ではありません(販売店員、介護職員、調理人・接客、理容・美容師、警備員・警察官・消防官など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.5万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。サービス・販売職の世界ランキングを全部見る →
入国警備官に必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
必要資格
関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
入国警備官になるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
入国警備官には、警守、警守長、警備士補、警備士、警備士長、警備長、警備監の7つの階級があり、努力次第で上位の階級に昇進することができる。
外国人と接する機会が多いため、広範囲な法律知識のほか、高い品性と豊かな国際感覚が求められ、優れた語学力も備える必要がある。また、国の安全と国民生活を守るための強い正義感、強固な意志、機敏な行動力も要求される。
入国警備官のキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。