かん詰・びん詰・レトルト食品製造
別名:缶詰食品原料調理工、缶詰食品殺菌加熱工、缶詰食品充填工、缶詰食品密封工、びん詰食品原料調理工、びん詰食品殺菌加熱工、びん詰食品充填工、びん詰食品密封工
かん詰食品、びん詰食品、レトルト食品を製造する。
仕事内容
かん詰は食品をかんに密封し、加熱殺菌することによって長期間、常温で保存することができる。この原理は、びん詰やプラスチックを使ったレトルトパウチ、レトルト食品などにも応用されている。
かん詰、びん詰、レトルト食品の製造にあたっては、原料の受入、洗浄、調整、調理、容器充填、密封、加熱殺菌、冷却、箱詰、出荷などの工程がある。中でも容器密封と加熱殺菌は最も重要な製造工程となっており、専門的知識と技術の習得が必要である。密封では容器の種類によって、二重巻締機(かん)、キャッパー(びん)、ヒートシール機(レトルトパウチ)などの機械操作が必要となる。加熱殺菌もレトルト(殺菌釜)の操作と、殺菌に関する基礎知識が求められる。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
二重巻締機(かん)、キャッパー(びん)、ヒートシール機(レトルトパウチ)
主なタスク
- 殺菌釜で内容物が充填されたかん詰に加圧蒸気を送り込んで加熱殺菌する。(実施率 1%)
- レトルト釜でレトルト食品の加圧殺菌をする。(実施率 1%)
- 原料や製品に異常や異物がないか、目視や機械で確認する。(実施率 1%)
- 賞味期限などの印字に誤りがないか確認する。(実施率 1%)
- かんのふたと胴体の部分を重ねて折り曲げ、二重巻締機で締め付けて密封する。(実施率 0%)
- キャッパー機で、びんの中に蒸気を吹き付け、びんの上部の空間の空気を脱気し、ふたを取り付けて密封する。(実施率 0%)
- 製造設備の清掃、点検、メンテナンスをする。(実施率 1%)
- かんにふたを載せて内部を脱気し、真空巻締機で真空にする。(実施率 1%)
- 分注用の機械で、調理された食品をかん・ビン・レトルトパウチに定量ずつ分注する。(実施率 1%)
- 原料を調理する機械に投入し、調味、加熱などの調理をする。(実施率 1%)
- 製品にシールを貼り、包装する。(実施率 1%)
- 選別した原料を洗浄し、不要な部分の除去やカットをする。(実施率 1%)
雇用形態(働いている人の割合)
労働条件の特徴
かん詰産業は生産地に直結した産業で、品目によって異なるが、全体としてみると全国的に工場が存在する。農産物では農村部と山間部、水産物では漁獲水揚される漁港に近接して工場が多いのが特徴である。
かん詰・びん詰・レトルト食品製造の年収
かん詰・びん詰・レトルト食品製造の平均年収は397万円(令和7年賃金構造基本統計調査「食料品・飲料・たばこ製造従事者」・全国)。中央値の目安は369万円、年収レンジは286〜647万円、上位10%は563万円です。
あなたの年収は、同じ年代のかん詰・びん詰・レトルト食品製造の中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
かん詰・びん詰・レトルト食品製造の時給1,847円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.6倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(43.5歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 341万円 | — | — | — |
| 2022年 | 345万円 | — | — | — |
| 2023年 | 342万円 | — | 1.96倍 | 20.9万円 |
| 2024年 | 366万円 | — | 1.78倍 | 21.7万円 |
| 2025年 | 397万円 | — | 1.67倍 | 22.4万円 |
かん詰・びん詰・レトルト食品製造の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在397万円 → 3年後 423万円 → 5年後 442万円 → 10年後 492万円(10年後の予想レンジ 423〜571万円)。年率の伸びは+2.2%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
かん詰・びん詰・レトルト食品製造の将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
かん詰・びん詰・レトルト食品製造のAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
かん詰・びん詰・レトルト食品製造の求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
アメリカでは:調理機械のオペレーター(食品工場)の年収・将来性
かん詰・びん詰・レトルト食品製造に当たるアメリカの職業「調理機械のオペレーター(食品工場)」(米国の職業分類 51-3093)の年収の中央値は約654万円($41,590・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収397万円の1.6倍です。
| 日本:かん詰・びん詰・レトルト食品製造 | アメリカ:調理機械のオペレーター(食品工場) | |
|---|---|---|
| 年収(日本=平均・米国=中央値) | 397万円 | 654万円 $41,590 |
| 上位10% | 563万円 | 856万円 $54,410 |
| 10年後の予想年収 | 492万円 | 848万円 $53,900 |
| 将来性スコア | 41 | 37 |
| AI代替リスク | 62% 高い | 55% 中程度 |
| 求人需要 | 求人倍率 1.67倍 | 雇用の増減予測 −0.3% 2025–35・BLS |
| 就業者数 | — | 3.1万人 |
| 時給(平均) | 1,847円 最低賃金の1.6倍 | 3,145円 $20.00 連邦最低賃金の2.8倍 |
| 最低賃金 | 1,177円 全国加重平均・2026年度 | 1,140円 連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり |
| 入職に必要な学歴(米国) | — | 高卒 |
米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→
世界では:技能工の平均月収を国別に比べる
かん詰・びん詰・レトルト食品製造は国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。
「技能工」全体の平均で、かん詰・びん詰・レトルト食品製造だけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →
かん詰・びん詰・レトルト食品製造に必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
仕事の中身(よく行う活動)
必要資格
関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
かん詰・びん詰・レトルト食品製造になるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
仕事をする上では、製造する食品の安全性や品質に関して十分に理解していることが重要である。また、容器密封機械、加熱殺菌機械等の機械を取り扱う場合には、そのための技術と知識も必要である。
これらの習得は学校や職場での経験を通しても可能だが、日本缶詰協会が「主任技術者資格認定制度」として実施している殺菌管理、巻締管理、品質管理、HACCP(Hazard Analysis Critical Control Point:危害分析重要管理点)管理などの講習会によっても習得できる。講習会を受講し、試験に合格すると当該資格が与えられる。
かん詰・びん詰・レトルト食品製造のキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。