歯科技工士

医療 職業分類:04_024-09 信頼度 ★★★★★

歯科医師の指示にしたがって、人工的な歯を作ったり、修繕したりする。

平均年収
459万円
レンジ 323〜763万円
最高年収の目安
763万円
上位10% 661万円
5年後の予想年収
537万円推定
2031年
10年後の予想年収
629万円推定
541〜730万円
将来性
60/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
29%
低い
求人需要
高い
有効求人倍率 3.08倍

仕事内容

歯科医師の指示にしたがって、人工的な歯を作ったり、修繕したりする。
 いったん歯が損なわれると、物を食べるのが不自由になったり、消化が悪くなるだけでなく、ときには容ぼうが変わったりするなど、心身の健康に関与している。歯は、乳歯の場合を除き、二度と生えかわることがないので、事故や歯科疾患によって歯を失った場合には、人工の歯を作ってそれを補い機能と審美を回復させることが必要になる。
 歯科技工士が作る主なものには「クラウン」や「ブリッジ」、「総義歯」「局部義歯」、「インプラント」、「矯正装置」に加え「マウスガード」などがある。
 仕事の中心になるのは、非常に精巧な手技工程であり、患者ごとに異なる歯の形や色を把握した上で、専用の道具を使った細かい指先による自然感と機能発揮の造作作業が求められる。近年は設計や加工の一部にCAD・CAMや3Dプリンターなども導入されている。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 パソコン、CAD、CAM、3Dプリンター

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

主な就業先は「歯科技工所」、「歯科診療所(歯科医院)」、「病院」、「歯科器材・材料関連企業」、「歯科技工士教育機関」である。また、資格・免許がなくても仕事ができるアメリカなど海外で活躍する歯科技工士もいる。
 歯科技工士としての作業は個室で行い、座ったままでの作業がほとんどである。合金や合成樹脂を溶かしたりするので、若干の熱や臭いが出る。粉塵や騒音が発生するので、適切な排気やマスクを着用するなどの防護も必要である。
 労働時間は就業先の規定にもよるが、注文の度合いや期限などによって左右されることになる。歯科技工所を経営している場合には、注文を期日どおりにこなすため、長時間に及ぶ場合もある。

歯科技工士の年収

歯科技工士の平均年収は459万円(令和7年賃金構造基本統計調査「歯科技工士」・全国)。中央値の目安は427万円、年収レンジは323〜763万円、上位10%は661万円です。

平均年収
459万円
中央値(目安)
427万円
最低年収の目安
323万円
未経験・20代前半
上位10%
661万円
最高年収の目安
763万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,100円
短時間労働者 2,822円
最低賃金との比
1.8倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
26.7万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の歯科技工士の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

歯科技工士の時給2,100円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.8倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
357万円
30代
420万円
40代
474万円
50代
521万円

平均年収と平均年齢(41.6歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
346万円
1〜3年
383万円
3〜5年
421万円
5〜10年
470万円
10年以上
526万円

雇用形態別の年収推定

正社員 459万円パート・アルバイト 193万円フリーランス・自営 482万円契約社員・派遣社員 358万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年427万円———
2022年430万円———
2023年465万円—3.06倍25.5万円
2024年454万円—3.09倍26万円
2025年459万円—3.08倍26.7万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

歯科技工士の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在459万円 → 3年後 504万円 → 5年後 537万円 → 10年後 629万円(10年後の予想レンジ 541〜730万円)。年率の伸びは+3.2%と見ています。

459万円
現在
2026年
504万円
3年後
2029年
466〜549万円
537万円
5年後
2031年
484〜598万円
629万円
10年後
2036年
541〜730万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.94%求人賃金の勢い +0.31%AIの影響 +0.16%合計 +3.2%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

歯科技工士の将来性スコア

60/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で123位
AI耐性
71点
参入障壁
82点
年収水準
39点
求人需要
88点
賃金の勢い
28点
人手不足(平均年齢)
24点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

歯科技工士のAI代替リスク

29%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中147位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

歯科技工士の求人需要

有効求人倍率
3.08倍
全職業で62位
求人需要
高い
75/100
求人賃金(月額)
26.7万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
41.6歳
労働時間
172時間/月
5年後の求人数
+16.0%
推定
10年後の求人数
+28.9%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:歯科技工士の年収・将来性

歯科技工士に当たるアメリカの職業「歯科技工士」(米国の職業分類 51-9081)の年収の中央値は約780万円($49,610・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収459万円の1.7倍です。

日本:歯科技工士アメリカ:歯科技工士
年収(日本=平均・米国=中央値)459万円780万円
$49,610
上位10%661万円1,210万円
$76,940
10年後の予想年収629万円991万円
$63,000
将来性スコア6038
AI代替リスク29% 低い53% 中程度
求人需要求人倍率 3.08倍雇用の増減予測 −5.9%
2025–35・BLS
就業者数—3.4万人
時給(平均)2,100円
最低賃金の1.8倍
4,088円
$26.00
連邦最低賃金の3.6倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技術者・准専門職の平均月収を国別に比べる

歯科技工士は国際標準職業分類で「技術者・准専門職」に入ります。132か国・地域の技術者・准専門職の平均月収を円に直すと、日本は月39.2万円で33位、1位はルクセンブルクの月150万円です。アメリカは月102万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は29位です。

1. ルクセンブルク
150万円
2. スイス
124万円
3. デンマーク
122万円
4. ノルウェー
116万円
5. ベルギー
115万円
6. アメリカ
102万円
14. フランス
75.1万円
15. ドイツ
75万円
16. イタリア
73.5万円
17. イギリス
65.6万円
24. シンガポール
48.2万円
33. 日本
39.2万円

「技術者・准専門職」全体の平均で、歯科技工士だけの値ではありません(医療技術者(臨床検査技師・放射線技師など)、技術者の補助、営業職、不動産仲介、パイロット・航海士など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は49.1万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技術者・准専門職の世界ランキングを全部見る →

歯科技工士に必要なスキル・資格

必要スキル

読解力
4.1
傾聴力
3.8
道具、機器、設備の選択
3.6
説明力
3.4
文章力
3.1
クオリティチェック
3.1
設置と設定
3.0
指導
3.0

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

医学・歯学
3.6
生産・加工
2.6
顧客サービス・対人サービス
1.7
設計
1.7
工学
1.7
機械
1.5
事務処理
1.5
販売・マーケティング
1.4

仕事の中身(よく行う活動)

仕事を整理、計画する、優先順序を決めるクオリティを判断する仕事に関連する知識を更新し、活用する手と腕を使って物を取り扱い動かす設備、構造物、材料を検査する法律や規定、基準を適用する意思決定と問題解決を行う機械、および機械製造のプロセスをコントロールする

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

歯科技工士になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

歯科技工士になるには歯科技工士国家試験に合格する必要がある。高校卒業後、2年制・3年制の専門学校や短大、4年制の大学などの歯科技工士教育機関に入学、2年以上学んで必要な知識と技能を習得することで歯科技工士国家試験の受験資格が得られる。また、教育機関には夜間部を併設している学校もある。
 歯科技工士国家試験に合格すると、厚生労働大臣の指定する登録機関(一般財団法人歯科医療振興財団)に申請することで、歯科技工士名簿に登録、歯科技工士免許が交付される。
 就職については、新規採用では学校への求人や関係団体の情報などによるものが多い。
 歯科技工士は、細かい指先の作業をしなければならないので、精密かつ正確な技術と知識が求められるほか、コツコツと努力できる根気強さも要求される。優れた細工(入れ歯など)には美的センスも求められる。
 資格を取った後も技術の習練が必要であり、一人前になるには数年程度の実務経験が必要と言われている。歯科医師との関係が密接であり、歯科診療所や歯科技工所で経験を積み、やがて独立して歯科技工所を開くこともできる。

歯科技工士のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「歯科技工士」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「14 医療技術者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。