作業療法士(OT)

医療 職業分類:04_024-05 信頼度 ★★★★★

身体や精神に障害がある人が心身の機能を回復し、日常生活や社会に復帰できるよう作業療法を用いて訓練を行う。

平均年収
444万円
レンジ 315〜734万円
最高年収の目安
734万円
上位10% 637万円
5年後の予想年収
523万円推定
2031年
10年後の予想年収
617万円推定
531〜717万円
将来性
62/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
9%
非常に低い
求人需要
高い
有効求人倍率 3.08倍

仕事内容

作業療法士は体や精神に障害のある人がその心身機能を回復し、日常生活・社会生活に復帰できるように、食事、歯みがきなど日常生活の動作、家事、芸術活動、遊び、スポーツといった生活の中における作業や動作などを用いて訓練・指導・援助を行う医療技術者である。OT(Occupational Therapist)とも呼ばれる。
 作業療法士は、病院の場合はカルテや患者との面接などから、訪問介護の場合は患者から直接ヒアリングを行って、医学的情報や生活情報を集める。そして、筋力や反射などの身体機能、認知機能や日常生活動作の能力について観察や検査を行い、患者の問題点を探る。これらの結果をもとに、患者それぞれの訓練目標を決め、具体的な訓練プログラムを作り、作業療法を実施する。
 病院の場合、医師、看護師、理学療法士などから成るリハビリテーションチームでこれらを行う。
 関節障害など身体の障害、アルコール依存症など精神の障害、脳性麻痺など発達の障害、高次脳機能障害、認知症など老年期の障害など、障害に応じて訓練目的と方法を考え、指導を行う。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 パソコン

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先は、病院、リハビリテーションセンターのほか、障害者施設、障害児通所・入園施設、老人保健施設、訪問介護事業所、保健所などである。原則として、賃金・労働時間・休日・休暇などの労働条件は、勤務先の病院・施設等で働く他の医療技術者と同様の水準である。勤務体制としては、一般的に早朝出勤や夜勤はないが、病院や施設等によっては宿直を行う場合もある。作業環境は作業療法室内がほとんどであるが、戸外等で行うこともある。
 直近の国家試験合格者は4887人(2025年2月時点*1)である。就業者は女性が約6割を占めている*2。
 いったん退職しても再就職したり、非常勤などで働く場合もある。
 人口の高齢化とともにリハビリテーションの重要性はますます高まっており、作業療法士の数も年々増加傾向にある。これまでの病院・施設以外に、地域包括支援センターなど地域福祉分野にも活動の場が広がっているが、人材が不足している。

*1 厚生労働省、第60回作業療法士国家試験の正答・合格発表
*2 一般社団法人 日本作業療法士協会 会員統計資料『日本作業療法士協会誌』

作業療法士(OT)の年収

作業療法士(OT)の平均年収は444万円(令和7年賃金構造基本統計調査「理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士」・全国)。中央値の目安は413万円、年収レンジは315〜734万円、上位10%は637万円です。

平均年収
444万円
中央値(目安)
413万円
最低年収の目安
315万円
未経験・20代前半
上位10%
637万円
最高年収の目安
734万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,282円
短時間労働者 1,993円
最低賃金との比
1.9倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
26.7万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の作業療法士(OT)の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

作業療法士(OT)の時給2,282円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.9倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
370万円
30代
434万円
40代
489万円
50代
537万円

平均年収と平均年齢(36.2歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
335万円
1〜3年
371万円
3〜5年
407万円
5〜10年
454万円
10年以上
509万円

雇用形態別の年収推定

正社員 444万円パート・アルバイト 186万円フリーランス・自営 466万円契約社員・派遣社員 346万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年427万円———
2022年431万円———
2023年433万円—3.06倍25.5万円
2024年444万円—3.09倍26万円
2025年444万円—3.08倍26.7万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

作業療法士(OT)の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在444万円 → 3年後 490万円 → 5年後 523万円 → 10年後 617万円(10年後の予想レンジ 531〜717万円)。年率の伸びは+3.4%と見ています。

444万円
現在
2026年
490万円
3年後
2029年
452〜533万円
523万円
5年後
2031年
471〜583万円
617万円
10年後
2036年
531〜717万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.94%求人賃金の勢い +0.31%AIの影響 +0.31%合計 +3.4%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

作業療法士(OT)の将来性スコア

62/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で98位
AI耐性
91点
参入障壁
83点
年収水準
33点
求人需要
88点
賃金の勢い
28点
人手不足(平均年齢)
1点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

作業療法士(OT)のAI代替リスク

9%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中21位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

作業療法士(OT)の求人需要

有効求人倍率
3.08倍
全職業で62位
求人需要
高い
75/100
求人賃金(月額)
26.7万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
36.2歳
労働時間
157時間/月
5年後の求人数
+19.2%
推定
10年後の求人数
+34.6%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

作業療法士(OT)に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
5.6
他者の反応の理解
5.2
文章力
4.6
読解力
4.6
説明力
4.5
継続的観察と評価
4.4
他者との調整
4.4
対人援助サービス
4.4

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

医学・歯学
3.9
セラピーとカウンセリング
3.9
心理学
3.0
顧客サービス・対人サービス
2.8
教育訓練
2.7
社会学
2.3
生物学
2.3
事務処理
2.3

仕事の中身(よく行う活動)

他者に対する支援とケアを行う目標と戦略を策定する仕事に関連する知識を更新し、活用する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る人間関係を構築し、維持する意思決定と問題解決を行う仕事を整理、計画する、優先順序を決める継続的に状況を把握する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

作業療法士(OT)になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

作業療法士国家試験に合格して免許を得ることが必要となる。国家試験の受験資格は、高校卒業後、国が指定した作業療法士養成課程のある大学・短大・養成施設などで3年以上学び、必要な知識・技能を修得して卒業する必要がある。
 仕事に就いた後も、専門家の団体や学会などによる研修会・講習会があり、高い水準の専門知識と技術を身につけることができる。
 作業療法の手段となる作業や遊び、玩具、道具や機器を使いこなし、それを訓練や指導に結びつけ、応用できる能力が求められる。また、障害のある人々やその家族とコミュニケーションをとり、社会的自立を援助するために、理解力や説得力、プログラム作りの創意工夫、支援制度についての知識なども必要となる。
 就職は、養成校の紹介や専門誌の求人情報などによることが多い。
 また、一般社団法人日本作業療法士協会の認定資格として認定作業療法士、専門作業療法士がある。

作業療法士(OT)のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「14 医療技術者」)(e-Stat、2026/10/31取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。