土木設計技術者

建設 職業分類:02_008-04 信頼度 ★★★★★

別名:河川改修設計技術者、橋梁設計技術者、港湾設計技術者、水道工事設計技術者、造園設計技術者、鉄道線路設計技術者、道路建設設計技術者、土木施設設計技術者

橋、道路、鉄道、ダム、トンネルなど土木工事を進めるにあたって、調査・計画・設計を行う。

平均年収
625万円
レンジ 415〜1,098万円
最高年収の目安
1,098万円
上位10% 940万円
5年後の予想年収
718万円推定
2031年
10年後の予想年収
824万円推定
709〜957万円
将来性
67/100
★★★☆☆ 高い
AI代替リスク
53%
中程度
求人需要
高い
有効求人倍率 5.58倍

仕事内容

橋、道路、鉄道、ダム、トンネルなど土木工事を進めるにあたって、調査・計画・設計を行う。
 構造物の設計にあたっては、工事現場の予定地へ出向き、測量やボーリング調査などを行い、地形・地質などの状態を調査する。気象条件や周辺の環境などの自然条件、工事による経済効果や関係法令の規制など社会経済的条件に関する情報を収集し、構造物の基本設計を立案、細部の設計を行う。なお、土木工事の設計・計画の業務ではCADの導入が進んでいる。
 設計に基づき、設計図面、特記仕様書など、施工のために必要な書類を作成する。材料費・人件費を積算して工事費の見積りを行い、周辺の道路条件や周辺住民への影響などに配慮しながら工期の設定を行う。
 用地の確保、周辺住民への説明や説得、官公庁等関係機関への諸手続などの連絡・調整を行うこともある。
 土木工事の規模が大きくなり、分業化が進んでいるため、所属先により多少の違いはあるが、土木設計技術者は調査・計画・設計の仕事を行い、現場での監督・指揮の仕事は土木施工管理技術者が行うのが一般的である。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 設計用ソフト(CADのソフトウェア等)、パソコン

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先は、建設会社、コンサルティング会社、官公庁、各種研究機関の土木部門をはじめ、電力、ガス、鉄道、道路、不動産、商社など幅広い分野に渡っている。働く場所は、主要都市をはじめ全国に広がっている。
 就業時間は勤務先の規定によるが、休日は週休二日制が一般的である。
 土木工事は公共投資の影響を受けるが、一定の需要は常にある。また、2018年8月に施行された「海外インフラ展開法」など、国内の事業者に対し海外での事業展開が促されており、土木設計技術者の海外での活躍も比重が高まっていくと考えられる。

土木設計技術者の年収

土木設計技術者の平均年収は625万円(令和7年賃金構造基本統計調査「土木技術者」・全国)。中央値の目安は581万円、年収レンジは415〜1,098万円、上位10%は940万円です。

平均年収
625万円
中央値(目安)
581万円
最低年収の目安
415万円
未経験・20代前半
上位10%
940万円
最高年収の目安
1,098万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,993円
短時間労働者 1,767円
最低賃金との比
2.5倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
34.3万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の土木設計技術者の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

土木設計技術者の時給2,993円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.5倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
444万円
30代
534万円
40代
614万円
50代
685万円

平均年収と平均年齢(46.0歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
461万円
1〜3年
516万円
3〜5年
570万円
5〜10年
641万円
10年以上
723万円

雇用形態別の年収推定

正社員 625万円パート・アルバイト 262万円フリーランス・自営 656万円契約社員・派遣社員 487万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年567万円———
2022年573万円———
2023年604万円—5.57倍32.9万円
2024年597万円—5.58倍33.6万円
2025年625万円—5.58倍34.3万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

土木設計技術者の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在625万円 → 3年後 679万円 → 5年後 718万円 → 10年後 824万円(10年後の予想レンジ 709〜957万円)。年率の伸びは+2.8%と見ています。

625万円
現在
2026年
679万円
3年後
2029年
627〜739万円
718万円
5年後
2031年
647〜800万円
824万円
10年後
2036年
709〜957万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +1.0%求人賃金の勢い +0.1%AIの影響 -0.09%合計 +2.8%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

土木設計技術者の将来性スコア

67/100
★★★☆☆
高い・全職業で46位
AI耐性
47点
参入障壁
95点
年収水準
80点
求人需要
96点
賃金の勢い
10点
人手不足(平均年齢)
81点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

土木設計技術者のAI代替リスク

53%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中319位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

土木設計技術者の求人需要

有効求人倍率
5.58倍
全職業で17位
求人需要
高い
77/100
求人賃金(月額)
34.3万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
46.0歳
労働時間
162時間/月
5年後の求人数
+18.2%
推定
10年後の求人数
+32.7%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:土木エンジニアの年収・将来性

土木設計技術者に当たるアメリカの職業「土木エンジニア」(米国の職業分類 17-2051)の年収の中央値は約1,586万円($100,840・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収625万円の2.5倍です。

日本:土木設計技術者アメリカ:土木エンジニア
年収(日本=平均・米国=中央値)625万円1,586万円
$100,840
上位10%940万円2,567万円
$163,220
10年後の予想年収824万円2,046万円
$130,100
将来性スコア6756
AI代替リスク53% 中程度68% 高い
求人需要求人倍率 5.58倍雇用の増減予測 +6.4%
2025–35・BLS
就業者数—36.8万人
時給(平均)2,993円
最低賃金の2.5倍
8,177円
$52.00
連邦最低賃金の7.2倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学士号(大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

土木設計技術者は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、土木設計技術者だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

土木設計技術者に必要なスキル・資格

必要スキル

読解力
5.3
文章力
5.0
傾聴力
4.8
説明力
4.7
数学的素養
4.7
要件分析(仕様作成)
4.7
他者との調整
4.3
継続的観察と評価
4.3

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

設計
3.8
建築・建設
3.5
工学
3.0
数学
2.8
物理学
2.4
事務処理
2.2
コンピュータと電子工学
2.1
地理学
2.1

仕事の中身(よく行う活動)

数値の算出・推計を行う仕事を整理、計画する、優先順序を決めるコンピュータを用いて作業を行う法律や規定、基準を適用する組織外の人々とコミュニケーションを取る意思決定と問題解決を行う仕事に関連する知識を更新し、活用する情報の意味を他者に説明する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★★ 難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

土木設計技術者になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、高校や大学で土木工学などを専攻し、構造力学、土質力学、コンクリート工学、水理学などの知識を身につけてから入職するのが一般的である。
 土木設計技術者として経験を積み、「技術士」(建設部門)や「土木施工管理技士」などの関連資格を取得して、設計コンサルタント業として独立・開業する道もある。

土木設計技術者のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「土木技術者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「09 建築・土木・測量技術者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。