鋳造工/鋳造設備オペレーター

事務 職業分類:12_071-02 信頼度 ★★★★★

別名:金属管鋳造工、鋳物製造設備オペレーター、鋳造設備オペレーター、金属管鋳造設備オペレーター、造型機オペレーター

金属を溶かして鋳型に注ぎ込み、冷えて固まった後で鋳型から取り出し、目的に応じた鋳物製品に仕上げる。

平均年収
507万円
レンジ 352〜858万円
最高年収の目安
858万円
上位10% 741万円
5年後の予想年収
573万円推定
2031年
10年後の予想年収
648万円推定
557〜752万円
将来性
52/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
44%
中程度
求人需要
高い
有効求人倍率 1.98倍

仕事内容

金属を溶かして鋳型に注ぎ込み、冷えて固まった後で鋳型から取り出し、目的に応じた鋳物製品に仕上げる。
 鋳物は、仏像や梵鐘などをはじめ、鍋や釜など日常生活用具をつくる技法として発達してきた。現代の鋳物製品は、これらの日用品だけでなく、各種の工作機械をはじめ、発動機、車両、船舶、航空機、電気機器、農機具などの部品として、さまざまな分野で幅広く使用されている。鋳物には鉄鋳物や銅合金鋳物、アルミニウム合金鋳物など各種の材質のものがある。
 鋳物製造の代表的な製造方法としては、砂型鋳造と、金型を使うダイカスト鋳造がある。ここでは砂型鋳造について記載する。まず、砂に樹脂や硬化剤を混ぜて鋳物砂を作る(混砂)。次に、鋳物の中空部を作るために、鋳型にはめこむ砂型(中子・なかご)を作り、鋳型枠に製品の模型である木型や金属型を置き、まわりに鋳物砂を詰めて主型(おもがた)を作り、中子をはめこんで上型と下型を合わせると、鋳型が完成する(造型)。
 次に、銑鉄など鋳物の原料を配合し、溶解炉で熱して溶かす(溶解)。予定の成分調節を行い、適当な温度に溶かした金属を鋳型の中に注湯口から流し込む(注湯)。冷めたら鋳型をばらして、鋳物を取り出し、砂などを落として仕上げる(仕上)。
 また、生産の自動化が進んでいる職場では、ダイカスト製品を製造するための生産設備を運転・操作して鋳型に溶融金属を注入する工程などを鋳造設備オペレーターとして監視・調整する。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 鋳型、金型、砂型(中子・なかご)、鋳型枠、木型、金属型、主型、中子、上型、下型、造型、溶解炉、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

職場は、自動車、電気機械器具、工作機械などの重要部品を製造している大企業もあるが、中小企業の鋳物工場で働く場合も多い。就業者は男性が多い。
 鋳物は工作機械、自動車、造船、農業機械など広範囲な分野の素形材として使用されるために、工場は全国にある。また、伝統的地場産業として存続している地域もある。
 勤務形態は、朝から夕方までの通常の勤務形態のほか、2交替又は3交替による交替制勤務がある。
 賃金は日給又は月給制が一般的で、溶解などの高熱作業に従事する場合に特別手当を支給する企業もある。
 ばいじん、粉じん、騒音、振動、高温などの作業環境は改善されてきている。
 鋳造技術は、今後、高機能、高品質製品を作る溶解技術や、造型技術の向上、不良品を出さないようにする生産管理技術、省エネ、CO2低減等が課題となっている。

鋳造工/鋳造設備オペレーターの年収

鋳造工/鋳造設備オペレーターの平均年収は507万円(令和7年賃金構造基本統計調査「鋳物製造・鍛造従事者」・全国)。中央値の目安は472万円、年収レンジは352〜858万円、上位10%は741万円です。

平均年収
507万円
中央値(目安)
472万円
最低年収の目安
352万円
未経験・20代前半
上位10%
741万円
最高年収の目安
858万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,311円
短時間労働者 1,817円
最低賃金との比
2.0倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
24.9万円
前年度比 +0.6万円

あなたの年収は、同じ年代の鋳造工/鋳造設備オペレーターの中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

鋳造工/鋳造設備オペレーターの時給2,311円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.0倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
382万円
30代
453万円
40代
514万円
50代
568万円

平均年収と平均年齢(43.4歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
380万円
1〜3年
423万円
3〜5年
465万円
5〜10年
520万円
10年以上
584万円

雇用形態別の年収推定

正社員 507万円パート・アルバイト 213万円フリーランス・自営 533万円契約社員・派遣社員 396万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年461万円———
2022年480万円———
2023年516万円—2.41倍23.7万円
2024年489万円—2.08倍24.3万円
2025年507万円—1.98倍24.9万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

鋳造工/鋳造設備オペレーターの将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在507万円 → 3年後 546万円 → 5年後 573万円 → 10年後 648万円(10年後の予想レンジ 557〜752万円)。年率の伸びは+2.5%と見ています。

507万円
現在
2026年
546万円
3年後
2029年
504〜594万円
573万円
5年後
2031年
517〜639万円
648万円
10年後
2036年
557〜752万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.39%求人賃金の勢い +0.23%AIの影響 +0.04%合計 +2.5%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

鋳造工/鋳造設備オペレーターの将来性スコア

52/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で241位
AI耐性
56点
参入障壁
45点
年収水準
49点
求人需要
73点
賃金の勢い
19点
人手不足(平均年齢)
52点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

鋳造工/鋳造設備オペレーターのAI代替リスク

44%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中254位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

鋳造工/鋳造設備オペレーターの求人需要

有効求人倍率
1.98倍
全職業で144位
求人需要
高い
61/100
求人賃金(月額)
24.9万円
前年度比 +0.6万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
43.4歳
労働時間
165時間/月
5年後の求人数
+9.1%
推定
10年後の求人数
+16.3%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:成形・鋳造機のオペレーター(金属・プラスチック)の年収・将来性

鋳造工/鋳造設備オペレーターに当たるアメリカの職業「成形・鋳造機のオペレーター(金属・プラスチック)」(米国の職業分類 51-4072)の年収の中央値は約697万円($44,350・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収507万円の1.4倍です。

日本:鋳造工/鋳造設備オペレーターアメリカ:成形・鋳造機のオペレーター(金属・プラスチック)
年収(日本=平均・米国=中央値)507万円697万円
$44,350
上位10%741万円969万円
$61,600
10年後の予想年収648万円915万円
$58,200
将来性スコア5237
AI代替リスク44% 中程度33% 低い
求人需要求人倍率 1.98倍雇用の増減予測 −3.4%
2025–35・BLS
就業者数—15.0万人
時給(平均)2,311円
最低賃金の2.0倍
3,460円
$22.00
連邦最低賃金の3.0倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

鋳造工/鋳造設備オペレーターは国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、鋳造工/鋳造設備オペレーターだけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

鋳造工/鋳造設備オペレーターに必要なスキル・資格

必要スキル

指導
2.9
読解力
2.9
修理
2.8
傾聴力
2.7
説明力
2.5
道具、機器、設備の選択
2.4
クオリティチェック
2.4
操作と制御
2.4

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
2.8
機械
2.0
工学
1.1
設計
0.9
教育訓練
0.8
数学
0.8
化学
0.7
物理学
0.7

仕事の中身(よく行う活動)

設備、構造物、材料を検査する仕事を整理、計画する、優先順序を決める上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る乗り物を運転・操縦する人間関係を構築し、維持する機械装置の修理と保守を行うクオリティを判断する部下への指導、指示、動機づけを行う

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

鋳造工/鋳造設備オペレーターになるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。高校等を卒業してすぐにこの職業に就くのが一般的である。また、他の職業からの中途採用もある。新規学卒者は、学校、ハローワークの紹介、中途採用は、ハローワーク、求人広告等で行われることが多い。
 入職すると、砂型鋳造の場合は、まず砂処理の補助作業や造型作業の補助作業につき、徐々に仕事を覚えていく。各地の鋳物組合が講習会などを行っている。鋳造設備オペレーターの場合も実務を通して作業を習得していく。
 関連資格として、厚生労働省の定める技能検定の「鋳造技能士」と「金属溶解技能士」があり、資格を取得すると技術の証明として評価される。
 鋳型に溶かした金属を流し込んで成型するという鋳物の技法や技術に対して興味、関心を持っていることが重要である。火や高温の金属を扱う職場であるため、やけどやけがをしないように安全への気配り、注意深さ、集中力が求められる。

鋳造工/鋳造設備オペレーターのキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「鋳物製造・鍛造従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「52 製品製造・加工処理従事者(金属製品)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。