金属プレス工
別名:打抜プレス工、金属プレス成形工、絞プレス工、ブレーキプレス工、プレス刻印工、プレス成形工(打抜プレス、曲プレスを除く)、曲プレス工、金属プレス設備オペレーター
プレス機械に製品の原型となる金型を取り付け、金属板に必要に応じて圧力を加え、様々な形に成形する。
仕事内容
プレス加工は生産性が高く、大きいものでは自動車の屋根やドア、小さいものでは腕時計やカメラ・携帯電話などの精密機器の部品まで、幅広い製品や部品の加工に利用されている。
プレス作業は、まず上下に分かれた金型を機械に取り付ける。加工する材料を下型のネストの中に収まるように入れて試し打ちを行い、その結果が作業標準、検査基準に合っているかどうかを測定器などで確認し、必要がある場合は金型を調整する。材料をプレス機の所定の位置に入れてスイッチを押すと、上型がおりてきて材料が加工される。自動化された金属プレス設備を用いる場合には、金型取り付けを行い、金属板の打抜き、曲げ、絞り加工の工程で制御盤の監視・操作を行う。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
プレス機械、金型、ネスト、測定器、プレス機、制御盤
主なタスク
- 安全装置を確認し、必要に応じて調節する。(実施率 1%)
- 試作品の寸法・精度を測定器で測定する。(実施率 1%)
- 試作の結果から、必要があれば金型を調整する。(実施率 1%)
- 材料の厚み、曲げる寸法、角度によって金型を選定、調節する。(実施率 1%)
- 上下に分かれた金型をプレス機に取り付ける。(実施率 1%)
- 加工する材料を下型のネスト(つき当て)の中に入れ、試し打ちのため、プレス機を操作する。(実施率 1%)
- 摩耗した金型を平面研削盤で研磨するなどして修復する。(実施率 1%)
- 材料をネストに入れ、プレス加工をするため、プレス機の操作をする。(実施率 1%)
- 自動プレス機に金型を取り付ける。(実施率 1%)
- プレス機の保守・点検を行う。(実施率 1%)
- 自動プレス機の制御盤での操作と運転の監視をする。(実施率 1%)
- プレス加工した品物の検品、仕上げ加工、組立作業を行う。(実施率 1%)
雇用形態(働いている人の割合)
労働条件の特徴
プレス作業は自動化が進み、自動プレス機を保守・操作する高い技術を持った正社員と、単純な作業を担当するパートタイマー等の非正規労働者に分かれている。
就業者は男性が約9割を占める。
賃金、労働時間等の労働条件は勤務先の規定による。
プレス作業は機械で金属材料を押しつけて加工するため、職場では騒音が大きい。また昔はプレス機械によるけがの危険も多かったが、最近は安全対策が進んでいる。
海外の企業の技術向上もあり、国内の金属プレス産業には厳しい状況が続いているが、プレス加工技術を生かし、部品の軽量化に伴う加工の難しい素材への対応などが図られている。
金属プレス工の年収
金属プレス工の平均年収は458万円(令和7年賃金構造基本統計調査「金属プレス従事者」・全国)。中央値の目安は426万円、年収レンジは323〜762万円、上位10%は660万円です。
あなたの年収は、同じ年代の金属プレス工の中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
金属プレス工の時給2,097円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.8倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(42.7歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 431万円 | — | — | — |
| 2022年 | 428万円 | — | — | — |
| 2023年 | 418万円 | — | 2.41倍 | 23.7万円 |
| 2024年 | 417万円 | — | 2.08倍 | 24.3万円 |
| 2025年 | 458万円 | — | 1.98倍 | 24.9万円 |
金属プレス工の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在458万円 → 3年後 490万円 → 5年後 512万円 → 10年後 572万円(10年後の予想レンジ 492〜664万円)。年率の伸びは+2.2%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
金属プレス工の将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
金属プレス工のAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
金属プレス工の求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
アメリカでは:切断・プレス機のオペレーター(金属・プラスチック)の年収・将来性
金属プレス工に当たるアメリカの職業「切断・プレス機のオペレーター(金属・プラスチック)」(米国の職業分類 51-4031)の年収の中央値は約729万円($46,330・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収458万円の1.6倍です。
| 日本:金属プレス工 | アメリカ:切断・プレス機のオペレーター(金属・プラスチック) | |
|---|---|---|
| 年収(日本=平均・米国=中央値) | 458万円 | 729万円 $46,330 |
| 上位10% | 660万円 | 1,030万円 $65,510 |
| 10年後の予想年収 | 572万円 | 912万円 $58,000 |
| 将来性スコア | 45 | 28 |
| AI代替リスク | 56% 中程度 | 50% 中程度 |
| 求人需要 | 求人倍率 1.98倍 | 雇用の増減予測 −10.5% 2025–35・BLS |
| 就業者数 | — | 17.1万人 |
| 時給(平均) | 2,097円 最低賃金の1.8倍 | 3,617円 $23.00 連邦最低賃金の3.2倍 |
| 最低賃金 | 1,177円 全国加重平均・2026年度 | 1,140円 連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり |
| 入職に必要な学歴(米国) | — | 高卒 |
米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→
世界では:技能工の平均月収を国別に比べる
金属プレス工は国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。
「技能工」全体の平均で、金属プレス工だけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →
金属プレス工に必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
仕事の中身(よく行う活動)
必要資格
- 公害防止管理者
- プレス機械作業主任者
- 特級金属プレス加工技能士 国家資格
- 1級金属プレス加工技能士 国家資格
- 2級金属プレス加工技能士 国家資格
job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
金属プレス工になるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
関連資格として厚生労働省が定める技能検定の「金属プレス加工技能士」の資格がある。この他にも技能講習を修了して取得する「プレス機械作業主任者」、「公害防止管理者」などの国家資格も持っていると有利である。こうした資格は、金属プレス工の仕事を何年か続けて経験を積み、仕事に習熟した上で取得することができる。
機械を操作する上での集中力、仕事に興味を持ち、改善のための工夫や提案を行う意欲的な姿勢が求められる。
金属プレス工のキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。