木材製造

事務 職業分類:12_073-04 信頼度 ★★★★★

別名:原木切断設備オペレーター、合板製造設備オペレーター、製材設備オペレーター、木質ボード製造設備オペレーター、原木切断工、鋸機械工

製材工場、製材所において、国内で生産された原木や海外から輸入された原木を、用途に応じて、製材機械により板や角材等の材木にする。

平均年収
434万円
レンジ 309〜716万円
最高年収の目安
716万円
上位10% 622万円
5年後の予想年収
493万円推定
2031年
10年後の予想年収
559万円推定
481〜649万円
将来性
52/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
47%
中程度
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.67倍

仕事内容

製材工場、製材所において、国内で生産された原木や、海外から輸入された原木を用途に応じて、製材機械により板や角材等の材木にする。
 製材の工程は、製材工場等の規模、使用する丸太、木取り、製品の内容によって異なるが、一般に材木製造の仕事は、その内容によって「土場(どば)作業」、「送材車ハンドルマン」、「腹押(はらおし)」、「はな(先)取」、「選別格付」、「のこ目立(めたて)」などに大別される。工場での自動化が進み、一人でいくつかの工程を受け持つことも多くなっている。
 作業の流れは、まず、「土場作業」で入荷した丸太を木の種類や太さ、長さ、品質によって仕分けし、クレーンやフォークリフトを使って、貯木場に積みそろえる。次に、「送材車ハンドルマン」が丸太を台車にのせ、装置を操作して、帯のこで縦に丸太を大割りする。
 大割りされた木材はさらに、機械のこを使って板や角材に切り分け(小割り)し、決められた寸法に仕上げる。このテーブル式機械を使用して小割りする工程では、一般的に、機械のこの片側から材料を送り込む「腹押」、のこ挽きされてくる材料を受け取る「はな取」の工程がある。最後に、製品を寸法、使い道、品等別に検査、仕分けする「選別格付」の工程がある。この他に、のこの調整やのこ歯の研磨を行う「のこ目立」の仕事が必要である。「のこ目立」は、様々な種類の木材をどの機械で、どのように能率よく挽き、材木にするかを考慮しながら目立てを行うため、熟練した技能が要求される。
 また、製品を乾燥装置に入れて人工的に乾燥する、「蒸気式乾燥機」「除湿式乾燥機」「減圧式乾燥機」を用いて、品質を均質にしてから出荷する場合も増えている。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 製材機械、クレーン、フォークリフト、台車、帯のこ、テーブル式機械、蒸気式乾燥機、除湿式乾燥機、減圧式乾燥機、作業中の保護具(耳せん、防じんマスク、ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

製材工場等は、内陸の森林地帯や木材の集散地、木材が輸入される港湾地帯の工業団地などに多い。
 賃金、労働時間等の労働条件は、職場によって異なり社内規定による。
 作業環境は、機械を扱う場合、機械の騒音が発生し木粉の飛散する場所で働くので、必要に応じて耳せんや防じんマスクなどの防具を着ける。なお、このような作業環境も、局所排気装置を用いて除じんすることなどにより、次第に改善されつつある。
 また、丸太などの大きな材料を取り扱い、同時に機械作業に伴う危険性もあるので、安全装置の使用や作業手順の遵守などの安全対策が必要となる。
 国は3階建て以下の公共建築物を原則として木造にすることを目標に掲げるなど、公共建築物の木造化を進めている。

木材製造の年収

木材製造の平均年収は434万円(令和7年賃金構造基本統計調査「木・紙製品製造従事者」・全国)。中央値の目安は404万円、年収レンジは309〜716万円、上位10%は622万円です。

平均年収
434万円
中央値(目安)
404万円
最低年収の目安
309万円
未経験・20代前半
上位10%
622万円
最高年収の目安
716万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,999円
短時間労働者 1,195円
最低賃金との比
1.7倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の木材製造の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

木材製造の時給1,999円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.7倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
328万円
30代
384万円
40代
432万円
50代
475万円

平均年収と平均年齢(44.9歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
328万円
1〜3年
364万円
3〜5年
399万円
5〜10年
445万円
10年以上
498万円

雇用形態別の年収推定

正社員 434万円パート・アルバイト 182万円フリーランス・自営 456万円契約社員・派遣社員 339万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年394万円———
2022年416万円———
2023年420万円—1.96倍20.9万円
2024年409万円—1.78倍21.7万円
2025年434万円—1.67倍22.4万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

木材製造の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在434万円 → 3年後 468万円 → 5年後 493万円 → 10年後 559万円(10年後の予想レンジ 481〜649万円)。年率の伸びは+2.6%と見ています。

434万円
現在
2026年
468万円
3年後
2029年
432〜510万円
493万円
5年後
2031年
444〜549万円
559万円
10年後
2036年
481〜649万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.23%求人賃金の勢い +0.5%AIの影響 +0.02%合計 +2.6%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

木材製造の将来性スコア

52/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で241位
AI耐性
53点
参入障壁
53点
年収水準
29点
求人需要
55点
賃金の勢い
55点
人手不足(平均年齢)
74点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

木材製造のAI代替リスク

47%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中275位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

木材製造の求人需要

有効求人倍率
1.67倍
全職業で230位
求人需要
ふつう
55/100
求人賃金(月額)
22.4万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
44.9歳
労働時間
166時間/月
5年後の求人数
+7.9%
推定
10年後の求人数
+14.3%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:製材機のオペレーターの年収・将来性

木材製造に当たるアメリカの職業「製材機のオペレーター」(米国の職業分類 51-7041)の年収の中央値は約673万円($42,770・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収434万円の1.5倍です。

日本:木材製造アメリカ:製材機のオペレーター
年収(日本=平均・米国=中央値)434万円673万円
$42,770
上位10%622万円915万円
$58,170
10年後の予想年収559万円892万円
$56,700
将来性スコア5240
AI代替リスク47% 中程度35% 低い
求人需要求人倍率 1.67倍雇用の増減予測 −1.0%
2025–35・BLS
就業者数—4.1万人
時給(平均)1,999円
最低賃金の1.7倍
3,145円
$20.00
連邦最低賃金の2.8倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

木材製造は国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、木材製造だけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

木材製造に必要なスキル・資格

必要スキル

道具、機器、設備の選択
3.1
操作と制御
2.9
修理
2.9
傾聴力
2.8
クオリティチェック
2.8
読解力
2.7
資材管理
2.7
指導
2.7

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
2.6
機械
2.0
建築・建設
1.6
工学
1.6
数学
1.5
設計
1.5
事務処理
1.5
顧客サービス・対人サービス
1.4

仕事の中身(よく行う活動)

機械、および機械製造のプロセスをコントロールする手と腕を使って物を取り扱い動かす仕事を整理、計画する、優先順序を決める乗り物を運転・操縦するクオリティを判断する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る機械装置の修理と保守を行うスケジュールを作成する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

木材製造になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。一般には、入職後に仕事をしながら技能を身につけていく場合が多い。一人前になるには、目立の仕事の場合で5~7年、それ以外の職務では3~5年といわれているが、「はな取」は、未経験者であっても比較的容易にできる。
 関連資格として、厚生労働省が定める技能検定の「機械木工技能士」や公益社団法人 日本木材加工技術協会が認定する「木材乾燥士」「木材接着士」「木材切削士」などがある。
 材木製造の仕事は、一日中立ち作業で、しかも機械を使う作業が多いため、一定の体力と機敏な動作、作業を安全に行う注意力が求められる。
 また、材木製造は、各工程で2~3人の班を編成して行う場合が多く協調性も求められる。さらに、製材機械は自動化のために色々な装置が加わり、複雑になっていく傾向にあるため、機械を扱う場合は、機械や電気、油圧・空圧機構などについて興味を持てる人であることが望ましい。

木材製造のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「木・紙製品製造従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「53 製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。