医薬品製造

事務 職業分類:12_069-01 信頼度 ★★★★★

別名:医薬品製造設備オペレーター、アンプル充填工、医薬品仕上工、漢方薬製造工、原薬製造工、抗生物質種母培養工、製剤工、注射液製造工

製薬工場において製造ラインを運転し、医薬品を製造する。

平均年収
550万円
レンジ 375〜943万円
最高年収の目安
943万円
上位10% 812万円
5年後の予想年収
595万円推定
2031年
10年後の予想年収
644万円推定
554〜748万円
将来性
46/100
★★☆☆☆ ふつう
AI代替リスク
77%
高い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.81倍

仕事内容

錠剤、カプセル剤、軟膏剤、注射剤などの医薬品を製造する。
 医薬品の製造工程は、その原薬をつくる「原薬製造工程」、原薬を加工して実際に使われる医薬品にする「製剤工程」、完成した医薬品を包装する「包装工程」に大きく分けられる。
 「原薬製造工程」では、数段階の培養を経て増殖させた生物由来の細胞を分離・精製したり、原料を化学的に合成・加工するなどして、原薬をつくる。バイオ医薬品の場合は、細胞を培養し、原薬を精製する。
 「製剤工程」では、原薬を使用目的や使用量に合った形態にするために医薬品添加剤などと混ぜ合わせ、錠剤、カプセル剤、軟膏剤、注射剤などに加工する。
 「包装・充填工程」では、品質を維持するための包装を行い、誤った使い方を防ぐための用法・用量・注意事項が記載された文書を添付(封入)する。
 医薬品の製造工程は、自動化が進んでいるが、品質を保証するために定めた手順に従って、各工程の管理・監視、機械の操作、最終製品の検査などを人が行う。

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先は製薬会社の工場である。大手製薬企業から、生薬・漢方薬やビタミン剤などを専門に製造したり、製薬工程の一部分を担当する中小企業まである。
 賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。年間の生産計画によって作業が平均化されているが、季節や疾病の発生状況等による作業量の変化もある。24時間操業が見られる場合もある。
 これまで治療法や治療薬のなかった難病に対して、医学やバイオ技術の発達によって新薬が次々と生まれており、それに伴って新しい製造方法も開発されている。

医薬品製造の年収

医薬品製造の平均年収は550万円(令和7年賃金構造基本統計調査「化学製品製造従事者」・全国)。中央値の目安は511万円、年収レンジは375〜943万円、上位10%は812万円です。

平均年収
550万円
中央値(目安)
511万円
最低年収の目安
375万円
未経験・20代前半
上位10%
812万円
最高年収の目安
943万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,712円
短時間労働者 1,348円
最低賃金との比
2.3倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
23.2万円
前年度比 +0.6万円

あなたの年収は、同じ年代の医薬品製造の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

医薬品製造の時給2,712円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.3倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
419万円
30代
499万円
40代
569万円
50代
631万円

平均年収と平均年齢(41.7歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
410万円
1〜3年
456万円
3〜5年
503万円
5〜10年
564万円
10年以上
634万円

雇用形態別の年収推定

正社員 550万円パート・アルバイト 231万円フリーランス・自営 577万円契約社員・派遣社員 429万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年486万円———
2022年510万円———
2023年509万円—2.06倍21.9万円
2024年537万円—1.94倍22.6万円
2025年550万円—1.81倍23.2万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

医薬品製造の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在550万円 → 3年後 577万円 → 5年後 595万円 → 10年後 644万円(10年後の予想レンジ 554〜748万円)。年率の伸びは+1.6%と見ています。

550万円
現在
2026年
577万円
3年後
2029年
532〜628万円
595万円
5年後
2031年
536〜663万円
644万円
10年後
2036年
554〜748万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.31%求人賃金の勢い +0.3%AIの影響 -0.81%合計 +1.6%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

医薬品製造の将来性スコア

46/100
★★☆☆☆
ふつう・全職業で365位
AI耐性
23点
参入障壁
82点
年収水準
62点
求人需要
65点
賃金の勢い
26点
人手不足(平均年齢)
29点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

医薬品製造のAI代替リスク

77%
高い
AIに奪われにくい順で全職業中476位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

医薬品製造の求人需要

有効求人倍率
1.81倍
全職業で189位
求人需要
ふつう
56/100
求人賃金(月額)
23.2万円
前年度比 +0.6万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
41.7歳
労働時間
156時間/月
5年後の求人数
+3.2%
推定
10年後の求人数
+5.8%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:化学装置のオペレーターの年収・将来性

医薬品製造に当たるアメリカの職業「化学装置のオペレーター」(米国の職業分類 51-9011)の年収の中央値は約913万円($58,040・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収550万円の1.7倍です。

日本:医薬品製造アメリカ:化学装置のオペレーター
年収(日本=平均・米国=中央値)550万円913万円
$58,040
上位10%812万円1,451万円
$92,250
10年後の予想年収644万円1,214万円
$77,200
将来性スコア4649
AI代替リスク77% 高い53% 中程度
求人需要求人倍率 1.81倍雇用の増減予測 +3.6%
2025–35・BLS
就業者数—14.0万人
時給(平均)2,712円
最低賃金の2.3倍
4,560円
$29.00
連邦最低賃金の4.0倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:機械操作・組立・運転の平均月収を国別に比べる

医薬品製造は国際標準職業分類で「機械操作・組立・運転」に入ります。133か国・地域の機械操作・組立・運転の平均月収を円に直すと、日本は月35.9万円で24位、1位はスイスの月105万円です。アメリカは月74.5万円で日本の2.1倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は22位です。

1. スイス
105万円
2. デンマーク
101万円
3. ベルギー
99.3万円
4. ノルウェー
90万円
5. アイスランド
86.9万円
10. アメリカ
74.5万円
13. フランス
61.7万円
14. ドイツ
60.9万円
16. イギリス
56.6万円
19. 韓国
46.2万円
24. 日本
35.9万円
36. シンガポール
25.2万円

「機械操作・組立・運転」全体の平均で、医薬品製造だけの値ではありません(工場の機械オペレーター・組立工、トラック・バス・タクシー運転手、建設機械の運転など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は42万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。機械操作・組立・運転の世界ランキングを全部見る →

医薬品製造に必要なスキル・資格

必要スキル

読解力
4.1
文章力
3.9
傾聴力
3.9
説明力
3.8
論理と推論(批判的思考)
3.8
科学的素養
3.6
指導
3.5
複雑な問題解決
3.4

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

化学
2.8
生産・加工
2.7
医学・歯学
2.5
生物学
2.3
外国語の語彙・文法
2.1
事務処理
2.0
日本語の語彙・文法
2.0
教育訓練
1.9

仕事の中身(よく行う活動)

法律や規定、基準を適用する情報やデータを処理する情報の文書化と記録を行う情報の整理と検知を行う情報やデータを分析する数値の算出・推計を行う意思決定と問題解決を行う設備、構造物、材料を検査する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

医薬品製造になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。工業系の高校、大学等で化学・機械などを専攻した者が多い。
 医薬品製造の作業は工程や製造する薬の種類などによって作業内容がかなり異なってくるため、入職後はそれぞれの作業に必要な知識・技能について企業内研修が行われる。
 関連資格として、国家資格である危険物取扱者や毒物劇物取扱責任者の資格を取得すれば、工場内での仕事の幅が広がる。
 機械化が進んでいるため、電気や機械の基礎知識も必要となる。医薬品という製品の特殊性から、化学や生物学の専門知識、更には微生物・発酵、物理といった知識が求められる。人の健康にかかわる仕事なので、細心の注意力をもって製造と品質管理の規則を守ることが必要とされる。

医薬品製造のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「化学製品製造従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「50 生産設備制御・監視従事者(金属製品を除く)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。