石油精製オペレーター

事務 職業分類:12_069-01 信頼度 ★★★★☆

別名:石油精製設備オペレーター、燃料製造設備オペレーター

原油を処理して各種石油製品を製造するための精製装置を運転・制御する。

平均年収
550万円
レンジ 375〜943万円
最高年収の目安
943万円
上位10% 812万円
5年後の予想年収
602万円推定
2031年
10年後の予想年収
660万円推定
567〜766万円
将来性
47/100
★★☆☆☆ ふつう
AI代替リスク
69%
高い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.81倍

仕事内容

原油を処理してつくられる石油製品にはLPG、ナフサ、ガソリン、灯油、軽油、重油、潤滑油、アスファルトなどがあり、これらを製造する石油精製装置を運転・制御する。
 石油の精製工程では、まず、原油を常圧蒸留装置でガス、ナフサ、灯油、軽油、常圧残油などに分ける。このままで製品となるものはほとんどなく、さらに、減圧蒸留、水素化精製、脱硫、接触改質、接触分解、水素化分解などの精製装置で処理して初めて製品となる。これらの石油精製装置は高度に自動化されており、コンピュータによって中央制御されているが、さらに無人化のシステム開発が進められている。
 オペレーターの職場は現場と制御室に分かれ、現場の担当者「フィールドマン」は装置の巡回業務、制御室の担当者「ボードマン」は装置の制御が主な仕事になる。「フィールドマン」は装置の日常・定期点検を通して異常の早期発見、トラブルの未然防止や機器・設備の調整操作を行い、異常を発見すると素早く関連部署に連絡し、対応にあたる。「ボードマン」は通常は制御センター(計器室)内でコンピュータ画面を通じて装置の温度や圧力の変化などを監視し、異常を察知すると、現場と連絡を取りながらマニュアルにしたがって措置し、必要に応じて装置を安全に停止することで事故を防止する。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 パソコン

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先は製油会社であり、製油所は大型タンカーが入港できる工業地帯を中心に立地している。また、技術援助のために東南アジアや中近東に派遣されるケースもある。
 就業者は、正社員がほとんどであり、中高年齢の男性が多い。
 石油精製装置は、生産効率の面から、運転が開始されるとほぼ2年から4年間は24時間連続で稼動するため、昼夜交替制で働き、休日は交替で取得することが多い。
 国内の石油製品需要は減少傾向にあり、近年は輸出の拡大が図られている。今後もアジアにおける石油製品需要の増加等に対応し、国際競争力の強化が求められている。

石油精製オペレーターの年収

石油精製オペレーターの平均年収は550万円(令和7年賃金構造基本統計調査「化学製品製造従事者」・全国)。中央値の目安は511万円、年収レンジは375〜943万円、上位10%は812万円です。

平均年収
550万円
中央値(目安)
511万円
最低年収の目安
375万円
未経験・20代前半
上位10%
812万円
最高年収の目安
943万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,712円
短時間労働者 1,348円
最低賃金との比
2.3倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
23.2万円
前年度比 +0.6万円

あなたの年収は、同じ年代の石油精製オペレーターの中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

石油精製オペレーターの時給2,712円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.3倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
419万円
30代
499万円
40代
569万円
50代
631万円

平均年収と平均年齢(41.7歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
410万円
1〜3年
456万円
3〜5年
503万円
5〜10年
564万円
10年以上
634万円

雇用形態別の年収推定

正社員 550万円パート・アルバイト 231万円フリーランス・自営 577万円契約社員・派遣社員 429万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年486万円———
2022年510万円———
2023年509万円—2.06倍21.9万円
2024年537万円—1.94倍22.6万円
2025年550万円—1.81倍23.2万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

石油精製オペレーターの将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在550万円 → 3年後 581万円 → 5年後 602万円 → 10年後 660万円(10年後の予想レンジ 567〜766万円)。年率の伸びは+1.8%と見ています。

550万円
現在
2026年
581万円
3年後
2029年
536〜632万円
602万円
5年後
2031年
543〜671万円
660万円
10年後
2036年
567〜766万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.31%求人賃金の勢い +0.3%AIの影響 -0.57%合計 +1.8%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

石油精製オペレーターの将来性スコア

47/100
★★☆☆☆
ふつう・全職業で348位
AI耐性
31点
参入障壁
68点
年収水準
62点
求人需要
65点
賃金の勢い
26点
人手不足(平均年齢)
29点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

石油精製オペレーターのAI代替リスク

69%
高い
AIに奪われにくい順で全職業中429位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

石油精製オペレーターの求人需要

有効求人倍率
1.81倍
全職業で189位
求人需要
ふつう
56/100
求人賃金(月額)
23.2万円
前年度比 +0.6万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
41.7歳
労働時間
156時間/月
5年後の求人数
+4.5%
推定
10年後の求人数
+8.1%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:製油所の運転員の年収・将来性

石油精製オペレーターに当たるアメリカの職業「製油所の運転員」(米国の職業分類 51-8093)の年収の中央値は約1,521万円($96,710・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収550万円の2.8倍です。

日本:石油精製オペレーターアメリカ:製油所の運転員
年収(日本=平均・米国=中央値)550万円1,521万円
$96,710
上位10%812万円1,822万円
$115,880
10年後の予想年収660万円1,962万円
$124,800
将来性スコア4742
AI代替リスク69% 高い54% 中程度
求人需要求人倍率 1.81倍雇用の増減予測 −1.9%
2025–35・BLS
就業者数—3.3万人
時給(平均)2,712円
最低賃金の2.3倍
6,762円
$43.00
連邦最低賃金の5.9倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:機械操作・組立・運転の平均月収を国別に比べる

石油精製オペレーターは国際標準職業分類で「機械操作・組立・運転」に入ります。133か国・地域の機械操作・組立・運転の平均月収を円に直すと、日本は月35.9万円で24位、1位はスイスの月105万円です。アメリカは月74.5万円で日本の2.1倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は22位です。

1. スイス
105万円
2. デンマーク
101万円
3. ベルギー
99.3万円
4. ノルウェー
90万円
5. アイスランド
86.9万円
10. アメリカ
74.5万円
13. フランス
61.7万円
14. ドイツ
60.9万円
16. イギリス
56.6万円
19. 韓国
46.2万円
24. 日本
35.9万円
36. シンガポール
25.2万円

「機械操作・組立・運転」全体の平均で、石油精製オペレーターだけの値ではありません(工場の機械オペレーター・組立工、トラック・バス・タクシー運転手、建設機械の運転など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は42万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。機械操作・組立・運転の世界ランキングを全部見る →

石油精製オペレーターに必要なスキル・資格

必要スキル

説明力
4.4
傾聴力
4.3
操作と制御
4.0
計器監視
4.0
文章力
3.9
読解力
3.8
保守点検
3.8
継続的観察と評価
3.8

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
3.1
化学
3.1
機械
2.6
教育訓練
2.2
工学
2.1
物理学
2.1
数学
2.1
事務処理
2.0

仕事の中身(よく行う活動)

上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る人間関係を構築し、維持する情報の整理と検知を行う意思決定と問題解決を行う法律や規定、基準を適用する機械、および機械製造のプロセスをコントロールする情報やデータを分析する数値の算出・推計を行う

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

石油精製オペレーターになるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。新規学卒者は高卒の場合、工業高校卒業者が多い。
 入職後は、半年から1年程度、石油精製プロセスの基礎教育を受ける。その後、各職場に配属され、数年間現場の経験を積み、作業手順や装置運転に慣れてくると、ボードマンとして精製工程を制御するようになる。そして「危険物取扱責任者」や「高圧ガス製造保安責任者」の資格を取得して、班長などに就く場合もある。転職や社内異動は少ないものの、精製装置の運転経験を生かし、製油計画や装置検査などの計画部門やエンジニアリング部門に異動することはある。
 大きな災害につながる可能性のある危険物を扱うため、複雑な化学反応・作業工程のプロセスへの理解とともに、注意深く冷静な行動が必要となる。また、深夜勤務を含め労働時間が変則的なため一定の体力が求められる。化学・機械に興味を持ち、規則をよく守り、責任感のある人が必要とされる。

石油精製オペレーターのキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「化学製品製造従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「50 生産設備制御・監視従事者(金属製品を除く)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。