プログラマー

IT・エンジニア 職業分類:02_009-03 信頼度 ★★★★★

別名:コーダー(プログラミング)、コンピュータゲームプログラマー、ソフトウェアプログラマー、Webアプリケーションプログラマー、Webプログラマー

システム開発において、システムエンジニア(SE)が作成した詳細設計に基づきプログラムを作成する。

平均年収
578万円
レンジ 391〜1,001万円
最高年収の目安
1,001万円
上位10% 860万円
5年後の予想年収
621万円推定
2031年
10年後の予想年収
667万円推定
574〜774万円
将来性
38/100
★★☆☆☆ 低め
AI代替リスク
80%
高い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.45倍

仕事内容

システム開発において、システムエンジニア(SE)が作成した詳細設計に基づきプログラムを作成する。
 システム開発の流れをみていくと、SEが顧客の要望をヒアリングし要件定義を行い、この要件定義に基づいて基本設計を行う。この基本設計を基に細部に至るまで処理方法を確定する詳細設計を行う。
 この詳細設計に基づきプログラマーがコーディングし、プログラムを作成する。また、プログラマーは出来上がったプログラムを個々に動作させて確認を行う単体テストを行う。複数のプログラムを組み合わせて行う結合テスト、そしてシステムとしての動きを見る総合テストをSEとともに行うこともある。バグが見つかればそれを解析の上、修正する(「デバッグ」)。担当したプログラムが出来上ると、今後の保守に必要なドキュメント(開発したプログラムの説明、テスト結果等)を作成するのもプログラマーの仕事である。基本的にはSEの仕事は基本設計や詳細設計と結合テストや受け入れテスト、また納品後のアフターケアであり、プログラマーはコーディングし、プログラムの単体テストを行い、担当したプログラムを完成させる。
 アジャイル開発ではプロトタイピングを繰り返し、最初は荒い全体の開発、その中での個別機能の開発、さらにその中の開発という具合に、徐々に詳細な開発をプロトタイプとして行っていく。このプロトタイプ作成の中でプログラマーがソフトウェア作成を担当することもある。
 プログラムには様々な種類がある。経理等各種業務用のソフトウェア、ショッピングサイトなどWeb用のプログラム、家電製品や電子機器などを制御するプログラム、PC向けソフトウェア、スマートフォン向けアプリ、ゲームのプログラム、さらに、通信やオンラインを制御するプログラム、また、大型汎用計算機のプログラムなど、様々である。開発言語や開発環境はそれぞれ異なり、プログラマーは得意とする分野のソフトウェアを作成する。
 また、今日、多くの情報システムが稼働しており、それら既存のシステムを修正し、変化に対応したり、機能を追加する開発も多く、このような開発に関わるプログラマーもかなりいる。
 開発するシステムの規模は様々であり、小さいものは1人で作成したり、大規模なシステムでは数百人のプログラマーがチームに分かれ、開発する場合もある。
 Web画面の開発ではデザインツールから自動的にHTMLなどが作られ、プログラミングの必要がなくなっている。また、プログラムのツール、ライブラリー、モジュール等が整備され、SEがプログラム作成をプログラマーに依頼しなくても、システム開発がかなりの程度できるようになっている。
 しかしながら、ツール等で作られたプログラムは整理されておらず、その後の修正や機能追加が難しい。プログラマーには効率的で整理された分りやすいプログラムを作成する、職人的な仕事が期待されている。また、プログラミングのエキスパートとして、ツール等ではできないクリエイティブなプログラムを作成したり、ブロックチェーン、AIなど特定分野に特化した専門性の高いプログラムを作る場合もある。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 OS(オペレーションシステム:Linux、CentOS、ubuntu)、統合開発環境、プログラミング言語(C言語、Java、Python、Ruby、HTML等)、デザインツール(Figma)、データベース(MySQL、Oracle、MongoDB等)、パソコン

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

東京や大阪を中心とする大都市とその周辺で就業することが多い。システム開発会社やWeb開発会社などのIT企業、また、製造業、金融・保険業、建設業などの企業や研究機関からプログラム作成を受託した会社で働くことが多い。
 就業者は男性の割合が高く、20歳代後半から40歳代が多い。
 コンピューターがあればプログラム作成はできるが、セキュリティの観点からインターネットを遮断した環境下で開発をすることもあり、この場合、リモートでの働き方はできない。顧客との守秘義務やトラブル対応の関係もあり、プログラム作成を受託した会社の正社員として働いていることが多い。
 賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定によるが、開発期限が迫っていたり、開発に問題が生じたような場合は、休日や夜間に仕事をすることもある。
 プログラミングを海外に発注するオフショアも広がってきたが、最近の円安傾向もあり、現在、拡大しているという状況ではない。
 先に述べたように画面デザインから自動的にHTMLが作成されたり、一般的なシステム開発はクラウドサービスでも行われるようになったり、「ノーコード」と言われるように、プログラミングの必要なく、かなりの部分のシステム開発ができるようになっている。生成AIによるプログラムも年々、質が良いものになっており、コメントアウトなども適切に配置され、分かりやすくなっている。このような中、プログラマーはエンジニアとしてシステム全体の開発を担当するようになったり、プログラミングの技を磨き、開発になくてはならない役割を果たすようになったりであたり、ブロックチェーン、AI、ゲームなど特定分野の専門性を活かし活躍している人もいる。さらには、スーパープログラマーや天才プログラマーと呼ばれ、活躍している人もいる。

プログラマーの年収

プログラマーの平均年収は578万円(令和7年賃金構造基本統計調査「ソフトウェア作成者」・全国)。中央値の目安は538万円、年収レンジは391〜1,001万円、上位10%は860万円です。

平均年収
578万円
中央値(目安)
538万円
最低年収の目安
391万円
未経験・20代前半
上位10%
860万円
最高年収の目安
1,001万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,819円
短時間労働者 2,129円
最低賃金との比
2.4倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
34.7万円
前年度比 +1万円

あなたの年収は、同じ年代のプログラマーの中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

プログラマーの時給2,819円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.4倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
465万円
30代
557万円
40代
636万円
50代
708万円

平均年収と平均年齢(37.1歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
429万円
1〜3年
479万円
3〜5年
529万円
5〜10年
593万円
10年以上
668万円

雇用形態別の年収推定

正社員 578万円パート・アルバイト 243万円フリーランス・自営 607万円契約社員・派遣社員 451万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年523万円———
2022年550万円———
2023年558万円—1.53倍33万円
2024年574万円—1.53倍33.7万円
2025年578万円—1.45倍34.7万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

プログラマーの将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在578万円 → 3年後 604万円 → 5年後 621万円 → 10年後 667万円(10年後の予想レンジ 574〜774万円)。年率の伸びは+1.4%と見ています。

578万円
現在
2026年
604万円
3年後
2029年
557〜657万円
621万円
5年後
2031年
560〜692万円
667万円
10年後
2036年
574〜774万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.12%求人賃金の勢い +0.41%AIの影響 -0.9%合計 +1.4%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

プログラマーの将来性スコア

38/100
★★☆☆☆
低め・全職業で486位
AI耐性
20点
参入障壁
51点
年収水準
65点
求人需要
47点
賃金の勢い
39点
人手不足(平均年齢)
2点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

プログラマーのAI代替リスク

80%
高い
AIに奪われにくい順で全職業中495位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

プログラマーの求人需要

有効求人倍率
1.45倍
全職業で280位
求人需要
ふつう
45/100
求人賃金(月額)
34.7万円
前年度比 +1万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
37.1歳
労働時間
159時間/月
5年後の求人数
+1.6%
推定
10年後の求人数
+2.8%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:プログラマーの年収・将来性

プログラマーに当たるアメリカの職業「プログラマー」(米国の職業分類 15-1251)の年収の中央値は約1,579万円($100,390・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収578万円の2.7倍です。

日本:プログラマーアメリカ:プログラマー
年収(日本=平均・米国=中央値)578万円1,579万円
$100,390
上位10%860万円2,523万円
$160,460
10年後の予想年収667万円1,838万円
$116,900
将来性スコア3833
AI代替リスク80% 高い80% 高い
求人需要求人倍率 1.45倍雇用の増減予測 −7.3%
2025–35・BLS
就業者数—9.2万人
時給(平均)2,819円
最低賃金の2.4倍
7,862円
$50.00
連邦最低賃金の6.9倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学士号(大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

プログラマーは国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、プログラマーだけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

プログラマーに必要なスキル・資格

必要スキル

プログラミング
4.9
傾聴力
4.1
読解力
4.1
文章力
3.7
説明力
3.6
カスタマイズと開発
3.4
クオリティチェック
3.4
要件分析(仕様作成)
3.3

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

コンピュータと電子工学
3.3
設計
2.4
数学
2.3
通信技術
2.1
事務処理
1.8
コミュニケーションとメディア
1.6
日本語の語彙・文法
1.4
工学
1.2

仕事の中身(よく行う活動)

コンピュータを用いて作業を行う情報やデータを処理する仕事を整理、計画する、優先順序を決めるスケジュールを作成する情報やデータを分析する仕事に関連する知識を更新し、活用する情報を取得する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

プログラマーになるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。専攻も特に問われず、最近は文系出身のプログラマーも多い。ただし、専門学校等でプログラミングを学んでいたり、必須ではないが、基本情報技術者等の資格を持っていると入職時に有利になる。
 新卒で入職、あるいは未経験で他の仕事から入職した場合、企業内で一定期間の教育を受けた後に、プログラマーとして配属される。配属後、半年から1年間程度、先輩プログラマーやSEなどの指導を受けながら、部分的なプログラムを担当したり等、プログラマーとしての経験を積んでゆく。一人前のプログラマーとして認められ、詳細設計書を自分で読み解き、時にはその中の誤りを指摘できるレベルになるには、3~4年かかるといわれる。
 その後のキャリアパスとしては、プログラマーからチームリーダーになり、管理職になっていくというルートがある。それ以外にSEに転身してシステム設計に携わる人、また、知識と経験を活かして、営業になる人もいる。高い技能や専門性を持ったプログラマーも求められおり、プログラマーとしてのスキルを磨き、プログラミングのエキスパートとなる人も少なくない。
 プログラマーになる資質としては、ITリテラシーがあり、情報セキュリティに対する意識が高いこと、SEとは違い、顧客に直接接することは少ないが、顧客の内部情報に触れることもあるため、個人情報の取扱い、コンプライアンスに注意を払うことが求められる。
 使用するプログラミング言語は色々なものがある。WebサイトのプログラムではJava、PHP、Rubyなどの言語が使われる。PCやスマホのゲームではC言語が多く用いられる。AI(人工知能)の開発ではPythonなどが多い。
 今日、Webサイトのためのプログラミングの仕事が多いが、このためにサーバのOS(オペレーティングシステム)であるLinux、Webサイトを実現するApache、データベースのMySQL、Oracle、MongoDBなどの知識がプログラマーに求められることもある。

プログラマーのキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「ソフトウェア作成者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「10 情報処理・通信技術者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。