ソフトウェア開発(スマホアプリ)

IT・エンジニア 職業分類:02_009-01 信頼度 ★★★★★

別名:ソフトウェア開発技術者(スマートフォンアプリ)、モバイルアプリケーション開発技術者(スマートフォン・タブレットコンピューター・その他の携帯端末)

スマートフォンで利用するアプリをチームで開発する。

平均年収
578万円
レンジ 391〜1,001万円
最高年収の目安
1,001万円
上位10% 860万円
5年後の予想年収
621万円推定
2031年
10年後の予想年収
667万円推定
574〜774万円
将来性
37/100
★★☆☆☆ 低め
AI代替リスク
80%
高い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.45倍

仕事内容

スマートフォンで利用するアプリをチームで開発する。
 スマートフォンのアプリはダウンロードしてインストールする「ネイティブアプリ」と、スマートフォンからブラウザで使用する「Webアプリ」がある。また、この両者を組み合わせた「ハイブリッドアプリ」もある。
 具体的にはスマホ利用者のニーズやシーズ、アプリのトレンド等を考え、アプリの企画をチームで検討するところから始まる。企画内容を決めるにあたっては、競合するものや類似のアプリ等がないか調査も行う。顧客からアプリ開発を受託し、その企画を検討する場合もある。いずれの場合も、企画から要件定義を行い、画面や機能を決め、アプリを開発する。企画の検討はプロダクトマネージャが行い、基本設計から開発をエンジニアが行うという具合に分業している場合もある。この場合、要件定義はプロダクトマネージャとエンジニアが共同して行う。
 開発が完了するとアプリを様々な側面から評価するテストを考える。テスターがテストを行い、バグが見つかればプログラマーと協力して修正を行う。また、リリースに向けてユーザに実際に使用してもらう。
 開発ではパソコンが使われる。スマートフォンのOS(オペレーティングシステム)はAndroidかiOSであるが、双方に対応した開発環境(フレームワーク、クロスプラットフォーム)が出てきている。開発のためのプログラミング言語には様々なものがあるが、プログラミングすることなく簡単なアプリを開発できるツールもある(ノーコード)。
 スマホのOSが新しくなると、開発したアプリもバージョンアップの対応をしなければならず、これが開発業務の中で何割かを占める。
 スマートフォンのアプリはこのエンジニアのほかに、プロデューサー(プロダクトマネージャ)、デザイナー等から構成されるチームで開発する。開発ではエンジニアやデザイナーが複数となり、全体で4~6人で開発することが多い。開発段階では、定期的にこの開発チームでミーティングを行うが、情報共有、進捗管理等にはコラボレーションツール(Slack等)が用いられる。開発過程での問題点はミーティング等を通して解決策を見いだす。開発に必要な新しい情報をインターネット等で調べることも多い。
 スタートアップのときなど、エンジニアが営業的な仕事もするが、開発体制が整ってくると、営業やプロダクトマネジメントは別の担当者となる。
 
<就業希望者へのメッセージ>
 いろいろなプロセスを経て作り上げたアプリが製品となり、直接ユーザーに使ってもらえる経験ができるのは、スマホアプリの開発エンジニアならではのやりがいです。(就業者 20代)

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 フレームワーク(React Native 、 flutter等)、プログラミング言語(Swift、Kotlin等)、OS(オペレーティングシステム:Android、iOS)、コラボレーションツール(Slack等)、スマートフォン、パソコン、表計算ソフト(GoogleGoogleスプレッドシート等)、SNS

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先は、スマホアプリを開発する企業である。職場は都市部が多いが、打合せをオンラインで行い、在宅(テレワーク)で仕事をする場合もある。
 就業者は、男性の比率が高い。年齢層は20歳代~40歳代がほとんどである。
 雇用形態は、正社員のほか、業務委託やフリーランスで開発に参加している人もいる。
 賃金は、正社員は月給制が一般的である。業務委託やフリーランスは案件ごとに契約する。
 労働時間は、フレックスタイム制やフリータイム制も採用されている。アプリのリリース前などは残業が増える。
 人材確保が課題となっており、未経験者を採用して育成する企業、また、テレワークや副業等、より柔軟な働き方を認める企業も増えている。
 スマートフォン利用が広がる中、様々なアプリが開発されている。個人が使う情報機器のメインがパソコンからスマートフォンに移り、個人が使う情報機器のメインがスマートフォンになっている。アプリ開発は需要があり、人手不足、人材不足が続いている。フレームワークが使われるようになり、一人で様々な開発ができるようになったことから、以前ほどフルスタックのエンジニアが注目されることはなくなっている。そして、何を作るかというプロダクトマネジメントを目指すエンジニアが増えている。
 開発において生成AIの活用も始まっている。また、AIが普及、拡大し、AI機能をスマホアプリに実装する開発(チャット機能による案内、音声認識等)が盛んになっている。

ソフトウェア開発(スマホアプリ)の年収

ソフトウェア開発(スマホアプリ)の平均年収は578万円(令和7年賃金構造基本統計調査「ソフトウェア作成者」・全国)。中央値の目安は538万円、年収レンジは391〜1,001万円、上位10%は860万円です。

平均年収
578万円
中央値(目安)
538万円
最低年収の目安
391万円
未経験・20代前半
上位10%
860万円
最高年収の目安
1,001万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,819円
短時間労働者 2,129円
最低賃金との比
2.4倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
34.7万円
前年度比 +1万円

あなたの年収は、同じ年代のソフトウェア開発(スマホアプリ)の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

ソフトウェア開発(スマホアプリ)の時給2,819円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.4倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
465万円
30代
557万円
40代
636万円
50代
708万円

平均年収と平均年齢(37.1歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
429万円
1〜3年
479万円
3〜5年
529万円
5〜10年
593万円
10年以上
668万円

雇用形態別の年収推定

正社員 578万円パート・アルバイト 243万円フリーランス・自営 607万円契約社員・派遣社員 451万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年523万円———
2022年550万円———
2023年558万円—1.53倍33万円
2024年574万円—1.53倍33.7万円
2025年578万円—1.45倍34.7万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

ソフトウェア開発(スマホアプリ)の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在578万円 → 3年後 604万円 → 5年後 621万円 → 10年後 667万円(10年後の予想レンジ 574〜774万円)。年率の伸びは+1.4%と見ています。

578万円
現在
2026年
604万円
3年後
2029年
557〜657万円
621万円
5年後
2031年
560〜692万円
667万円
10年後
2036年
574〜774万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.12%求人賃金の勢い +0.41%AIの影響 -0.9%合計 +1.4%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

ソフトウェア開発(スマホアプリ)の将来性スコア

37/100
★★☆☆☆
低め・全職業で495位
AI耐性
20点
参入障壁
42点
年収水準
65点
求人需要
47点
賃金の勢い
39点
人手不足(平均年齢)
2点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

ソフトウェア開発(スマホアプリ)のAI代替リスク

80%
高い
AIに奪われにくい順で全職業中495位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

ソフトウェア開発(スマホアプリ)の求人需要

有効求人倍率
1.45倍
全職業で280位
求人需要
ふつう
45/100
求人賃金(月額)
34.7万円
前年度比 +1万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
37.1歳
労働時間
159時間/月
5年後の求人数
+1.6%
推定
10年後の求人数
+2.8%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:ソフトウェア開発者の年収・将来性

ソフトウェア開発(スマホアプリ)に当たるアメリカの職業「ソフトウェア開発者」(米国の職業分類 15-1252)の年収の中央値は約2,138万円($135,980・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収578万円の3.7倍です。

日本:ソフトウェア開発(スマホアプリ)アメリカ:ソフトウェア開発者
年収(日本=平均・米国=中央値)578万円2,138万円
$135,980
上位10%860万円3,376万円
$214,670
10年後の予想年収667万円2,746万円
$174,600
将来性スコア3759
AI代替リスク80% 高い76% 高い
求人需要求人倍率 1.45倍雇用の増減予測 +10.2%
2025–35・BLS
就業者数—168.8万人
時給(平均)2,819円
最低賃金の2.4倍
11,165円
$71.00
連邦最低賃金の9.8倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学士号(大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

ソフトウェア開発(スマホアプリ)は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、ソフトウェア開発(スマホアプリ)だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

ソフトウェア開発(スマホアプリ)に必要なスキル・資格

必要スキル

読解力
4.5
傾聴力
4.4
プログラミング
4.4
クオリティチェック
4.3
論理と推論(批判的思考)
4.0
説明力
3.9
文章力
3.9
要件分析(仕様作成)
3.8

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

コンピュータと電子工学
3.2
設計
2.7
通信技術
2.5
コミュニケーションとメディア
2.2
日本語の語彙・文法
1.8
顧客サービス・対人サービス
1.8
数学
1.7
事務処理
1.7

仕事の中身(よく行う活動)

創造的に考えるコンピュータを用いて作業を行う仕事に関連する知識を更新し、活用する仕事を整理、計画する、優先順序を決めるスケジュールを作成する意思決定と問題解決を行うクオリティを判断する情報やデータを分析する

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

ソフトウェア開発(スマホアプリ)になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって特に学歴や資格は必要とされず、専攻も特に問われない。学校卒業後、就職する場合もあるが、他業種からの20~30代で中途採用されることも多い。大学等の授業とは別に学生時代に自分で開発を行う等、技術のある学生もいる。
 スマートフォンのOSであるAndroidかiOSに対応した開発環境、また、開発のためのプログラミング言語Swift、Kotlin、そして、フレームワーク/などが使えるスキルが求められる。スマートフォンがEC、キャッシュレス決済、また、家電や車と連携するようになりセキュリティ対策が重要になり、この知識も求められる。
 関連する技術、関連する情報は変化が激しいため、研究会や交流会に参加したり、ネットで講演会を視聴したり、SNS等でも最新の情報を収集する必要がある。コロナ禍でリモートでの開催が広がったが、直接会いデモを見せたり、名刺交換等のため、対面での集まりが増えている。
 周辺技術も含め、関連する資格を取得する者もいる。実績を積みプロダクトマネジメントの仕事をするようになったり、フリーランスになる人もいる。
 UI (User Interface)の設計ではデザインセンスや色彩感覚が求められるが、これはWebデザイナー、UX/UIデザイナーが担当することが多い。利用者のニーズ、シーズを的確にとらえる力も必要である。マーケティングの知識や市場のトレンドを理解し、それを企画書に反映させる力も問われるが、これはプロダクトマネジャが行うことも多い。
 簡単な開発であれば誰でも使えるような開発環境も広がっており、アイディアや独創性が求められるようになっている。

ソフトウェア開発(スマホアプリ)のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「ソフトウェア作成者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「10 情報処理・通信技術者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。