ヘルプデスク(IT)

IT・エンジニア 職業分類:02_010-05 信頼度 ★★★★★

別名:社内サポートデスク、社内ヘルプデスク

システムや情報機器などを使用している時に生じる疑問やトラブル等の利用者からの問い合わせに電話、メール、あるいは出向いて対応する。

平均年収
610万円
レンジ 407〜1,066万円
最高年収の目安
1,066万円
上位10% 914万円
5年後の予想年収
659万円推定
2031年
10年後の予想年収
711万円推定
612〜826万円
将来性
46/100
★★☆☆☆ ふつう
AI代替リスク
76%
高い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.45倍

仕事内容

システムや情報機器などを使用している時に生じる疑問やトラブル、クレーム等利用者からの問い合わせに電話、メール、あるいは出向いて対応する。客先に常駐するケースもある。
 ヘルプデスクには、社員からの問い合わせに対応する社内向けヘルプデスクと、社外からの問い合わせに対応するヘルプデスクがあり、後者をユーザーサポートと呼ぶこともある。
 社内ヘルプデスクは、社員からの技術的質問に対して調査したり、障害や事故に対応するのが主な業務である。OA機器のメンテナンスやトラブル対応、アカウントの管理やパソコンのセットアップ、OSのインストールなどの作業も社内ヘルプデスクの仕事になる。
 社外ヘルプデスクの主な業務は、問い合わせやクレーム、トラブルへ速やかに対応することで、企業によってはシステムエンジニアが開発・運用・保守などの業務も含めてヘルプデスクを兼務するケースもある。
 システムを導入した客先のトラブル発生時には、ヘルプデスクが第一次窓口として受付を行い、エスカレーション対応するケースと、トラブルのすべてに一貫して対応して解決に導くケースに分けられる。
 ヘルプデスクはハード、ソフト、プログラミングのそれぞれを得意とするメンバーでチームを構成し、問題解決に取り組むのが一般的である。
 ヘルプデスクの仕事を一日の流れでみると、出社して、まずメンバーで朝会を行い、前日までの対応状況等について情報共有を行う。その後、問い合わせに対応し、即答ができない質問については、ヘルプデスクが調査を行う場合と詳しい者に調査を依頼する場合がある。情報機器に関する問題はメーカーに確認する。基本的には、電話やメールで問い合わせに回答するが、それが難しい場合は出向いて対応する場合もある。案件ごとにデータベースへの登録を行う。終業前にミーティングを行い、その日の業務連絡、特に重要案件については報告し、一日の業務が終了する。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 OS、プリンター複合機、POS端末、タブレット、表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート等)、パソコン

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

ヘルプデスクとして働く地域・場所は日本全国に広がっている。全国展開している企業では転勤もありうる。
 就業者は男性が多い。就業形態は正社員が半数以上であるが、派遣社員、パート社員等も就業している。労働移動する場合は、転出、転入のいずれもIT業界が多い。
 賃金形態は社員は月給制で、パート・アルバイトは時間給がほとんどである。
 勤務形態は基本的に週休2日制であるが、土日に出勤することもある。顧客が24時間サービスをしている場合等、交代制で対応することになる。客先のトラブル対応に時間がかかったり、現場が遠方などの場合、残業が発生することもある。また、新システムの導入などで発生する残業もある。

ヘルプデスク(IT)の年収

ヘルプデスク(IT)の平均年収は610万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の情報処理・通信技術者」・全国)。中央値の目安は567万円、年収レンジは407〜1,066万円、上位10%は914万円です。

平均年収
610万円
中央値(目安)
567万円
最低年収の目安
407万円
未経験・20代前半
上位10%
914万円
最高年収の目安
1,066万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,954円
短時間労働者 2,077円
最低賃金との比
2.5倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
34.7万円
前年度比 +1万円

あなたの年収は、同じ年代のヘルプデスク(IT)の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

ヘルプデスク(IT)の時給2,954円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.5倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
455万円
30代
547万円
40代
627万円
50代
700万円

平均年収と平均年齢(42.2歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
451万円
1〜3年
504万円
3〜5年
557万円
5〜10年
626万円
10年以上
705万円

雇用形態別の年収推定

正社員 610万円パート・アルバイト 256万円フリーランス・自営 640万円契約社員・派遣社員 476万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年559万円———
2022年535万円———
2023年558万円—1.53倍33万円
2024年629万円—1.53倍33.7万円
2025年610万円—1.45倍34.7万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

ヘルプデスク(IT)の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在610万円 → 3年後 639万円 → 5年後 659万円 → 10年後 711万円(10年後の予想レンジ 612〜826万円)。年率の伸びは+1.6%と見ています。

610万円
現在
2026年
639万円
3年後
2029年
590〜695万円
659万円
5年後
2031年
593〜734万円
711万円
10年後
2036年
612〜826万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.12%求人賃金の勢い +0.41%AIの影響 -0.78%合計 +1.6%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

ヘルプデスク(IT)の将来性スコア

46/100
★★☆☆☆
ふつう・全職業で365位
AI耐性
24点
参入障壁
74点
年収水準
77点
求人需要
47点
賃金の勢い
39点
人手不足(平均年齢)
37点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

ヘルプデスク(IT)のAI代替リスク

76%
高い
AIに奪われにくい順で全職業中468位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

ヘルプデスク(IT)の求人需要

有効求人倍率
1.45倍
全職業で280位
求人需要
ふつう
45/100
求人賃金(月額)
34.7万円
前年度比 +1万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
42.2歳
労働時間
160時間/月
5年後の求人数
+2.2%
推定
10年後の求人数
+4.0%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:ITヘルプデスク(ユーザーサポート)の年収・将来性

ヘルプデスク(IT)に当たるアメリカの職業「ITヘルプデスク(ユーザーサポート)」(米国の職業分類 15-1232)の年収の中央値は約973万円($61,860・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収610万円の1.6倍です。

日本:ヘルプデスク(IT)アメリカ:ITヘルプデスク(ユーザーサポート)
年収(日本=平均・米国=中央値)610万円973万円
$61,860
上位10%914万円1,581万円
$100,540
10年後の予想年収711万円1,192万円
$75,800
将来性スコア4631
AI代替リスク76% 高い69% 高い
求人需要求人倍率 1.45倍雇用の増減予測 −3.5%
2025–35・BLS
就業者数—71.7万人
時給(平均)2,954円
最低賃金の2.5倍
5,032円
$32.00
連邦最低賃金の4.4倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—大学中退(学位なし)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

ヘルプデスク(IT)は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、ヘルプデスク(IT)だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

ヘルプデスク(IT)に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
4.4
説明力
4.0
文章力
3.8
読解力
3.8
指導
3.8
他者との調整
3.4
論理と推論(批判的思考)
3.4
他者の反応の理解
3.4

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

顧客サービス・対人サービス
2.4
事務処理
2.1
コンピュータと電子工学
2.0
通信技術
1.9
コミュニケーションとメディア
1.6
日本語の語彙・文法
1.6
外国語の語彙・文法
1.1
ビジネスと経営
0.9

仕事の中身(よく行う活動)

コンピュータを用いて作業を行う意思決定と問題解決を行う情報やデータを分析する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る仕事に関連する知識を更新し、活用する情報を取得する情報やデータを処理する情報の整理と検知を行う

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

ヘルプデスク(IT)になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたっては、特に学歴や資格は必要とされない。学校での専攻も特に問われない。ただ、パソコン、プリンター複合機、POS端末、タブレットなどの情報機器が業務の対象となるので、IT関連知識が必要となる。
 入職後に半年程度、OJTで研修を受けた後、現場でトラブルや質問を受け付け、資料を調べ的確な回答ができるよう、経験を積んでいく。
 ヘルプデスクとして仕事に役立つ資格には、ITパスポートやMOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)、基本情報技術者、情報処理技術者、情報処理安全確保支援士などがある。
 トラブルや問題点が個別対処で足りるのか、根本的な問題なのかを判断できる能力や問題解決する力、コミュニケーション力が求められる。IT関連の技術情報や用語には英語が使われる機会が多いので、ある程度の英語の読解力、会話力は必要である。特にグローバル展開している企業や外資系企業では、英語が社内言語とされている事例もある。

ヘルプデスク(IT)のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他の情報処理・通信技術者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「10 情報処理・通信技術者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。