プロジェクトマネージャ(IT)

IT・エンジニア 職業分類:02_010-03 信頼度 ★★★★★

別名:プロジェクトマネージャ(システム開発)、プロジェクトマネージャ(アプリケーションソフトウェア開発)、プロジェクトマネージャ(情報処理)

IT分野での開発を行うプロジェクトチームの責任者として、プロジェクト実行計画の作成、予算、要員、進捗の管理などを行う。

平均年収
889万円
レンジ 531〜1,694万円
最高年収の目安
1,694万円
上位10% 1,425万円
5年後の予想年収
963万円推定
2031年
10年後の予想年収
1,043万円推定
897〜1,211万円
将来性
49/100
★★☆☆☆ ふつう
AI代替リスク
74%
高い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.45倍

仕事内容

IT分野での開発を行うプロジェクトチームの責任者として、プロジェクト実行計画の作成、予算、要員、進捗の管理などを行う。
 情報システムやソフトウェア等の開発はプロジェクトとしてチームで行うことが多いが、プロジェクトの規模は数人から数十人、場合によっては複数のプロジェクトを束ねて全体で数百人規模のものもある。
 具体的な仕事は、開発計画に基づいてプロジェクトの実行計画を作成し、その計画の遂行に必要な人員やリソース(資源)を調達し、プロジェクトの体制を作る。プロジェクトが動き出すと予算、納期、要員、品質等の管理をしながら、プロジェクトが円滑に進むようにする。進捗管理は重要であり、問題や将来見込まれる課題を早期に把握し、適切な対策を事前に講じて、プロジェクトが計画通り進むようにする。
 顧客等関係者に、適宜、プロジェクトの進捗状況、課題と対応策などを報告し、必要な支援や協力を求めたり、プロジェクトが計画通り進むようにする。また、プロジェクトマネージャは顧客との意見の相違、システムエンジニア、プログラマー等プロジェクト内で意見の違いがある場面において、意見を調整し、プロジェクトを推進していく。
 プロジェクトの終了時には、開発したシステムを顧客が十分使いこなせるよう、資料を作成し、説明や教育を行う。システムの運用や管理に必要なドキュメントも作成する。さらに、開発計画と開発の経緯等をまとめ、今後のプロジェクト開発に生かすよう、記録として残す。
 顧客から求められる要望を満たし、課題となっていた事項を解決しているか、情報システムの安全性や信頼性は充分か、高い品質を確保しているか、構築した情報システムが安定して稼働できてているか、予算内に費用・経費を収められたか、等々、これらはすべてプロジェクトマネージャの手腕にかかってくる。
 プロジェクトマネージャの仕事は、コンピュータやネットワークを駆使し、会社の仕組み、さらには社会の仕組みを作り上げていくことに繋がるのが最大の魅力といえる。一方、情報システムの重要度が会社や社会の中で高まり、プロジェクトマネージャには大きな責任がかかっている。プロジェクトの成否が会社の今後の発展にも関係している。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 クラウド、文書作成ソフト(Word、一太郎等)、表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート等)、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、パソコン

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先としては、SIer企業、ソフトウェア開発企業、一般企業の情報システム部門等がある。
 基本的な労働条件は、勤務先の規定によるが、プロジェクトマネージャは多くのシステム開発等を経験し、課長レベル等に昇進し、就くのが一般的であり、結果として、給与水準は情報処理技術者の中では高い傾向にある。
 また、労働時間は通常平日の朝から夕方までの勤務であるが、プロジェクトの進捗状況によっては業務が忙しくなる場合もある。管理職として、チームのメンバーの業務負担が過度にならないように配慮する必要がある。。
 海外企業のシステムを受注したり、外国人エンジニアがプロジェクトのメンバーとなったり、また、開発の一部を海外企業に発注する等、開発はグローバル化も進んでおり、様々な関係者をまとめ、プロジェクトを推進する人材が求められるようになっている。

プロジェクトマネージャ(IT)の年収

プロジェクトマネージャ(IT)の平均年収は889万円(令和7年賃金構造基本統計調査「システムコンサルタント・設計者」・全国)。中央値の目安は827万円、年収レンジは531〜1,694万円、上位10%は1,425万円です。

平均年収
889万円
中央値(目安)
827万円
最低年収の目安
531万円
未経験・20代前半
上位10%
1,425万円
最高年収の目安
1,694万円
トップ層
時給(一般労働者)
4,026円
短時間労働者 2,560円
最低賃金との比
3.4倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
34.7万円
前年度比 +1万円

あなたの年収は、同じ年代のプロジェクトマネージャ(IT)の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

プロジェクトマネージャ(IT)の時給4,026円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の3.4倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
664万円
30代
830万円
40代
981万円
50代
1,120万円

平均年収と平均年齢(38.3歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
632万円
1〜3年
718万円
3〜5年
803万円
5〜10年
915万円
10年以上
1,043万円

雇用形態別の年収推定

正社員 889万円パート・アルバイト 373万円フリーランス・自営 933万円契約社員・派遣社員 693万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年734万円———
2022年660万円———
2023年685万円—1.53倍33万円
2024年753万円—1.53倍33.7万円
2025年889万円—1.45倍34.7万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

プロジェクトマネージャ(IT)の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在889万円 → 3年後 933万円 → 5年後 963万円 → 10年後 1,043万円(10年後の予想レンジ 897〜1,211万円)。年率の伸びは+1.6%と見ています。

889万円
現在
2026年
933万円
3年後
2029年
861〜1,015万円
963万円
5年後
2031年
868〜1,073万円
1,043万円
10年後
2036年
897〜1,211万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.12%求人賃金の勢い +0.41%AIの影響 -0.72%合計 +1.6%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

プロジェクトマネージャ(IT)の将来性スコア

49/100
★★☆☆☆
ふつう・全職業で307位
AI耐性
26点
参入障壁
96点
年収水準
94点
求人需要
47点
賃金の勢い
39点
人手不足(平均年齢)
8点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

プロジェクトマネージャ(IT)のAI代替リスク

74%
高い
AIに奪われにくい順で全職業中456位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

プロジェクトマネージャ(IT)の求人需要

有効求人倍率
1.45倍
全職業で280位
求人需要
ふつう
45/100
求人賃金(月額)
34.7万円
前年度比 +1万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
38.3歳
労働時間
173時間/月
5年後の求人数
+2.5%
推定
10年後の求人数
+4.6%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:IT部門マネージャー(情報システム部長)の年収・将来性

プロジェクトマネージャ(IT)に当たるアメリカの職業「IT部門マネージャー(情報システム部長)」(米国の職業分類 11-3021)の年収の中央値は約2,754万円($175,140・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収889万円の3.1倍です。

日本:プロジェクトマネージャ(IT)アメリカ:IT部門マネージャー(情報システム部長)
年収(日本=平均・米国=中央値)889万円2,754万円
$175,140
上位10%1,425万円4,678万円
$297,510
10年後の予想年収1,043万円3,752万円
$238,600
将来性スコア4968
AI代替リスク74% 高い65% 高い
求人需要求人倍率 1.45倍雇用の増減予測 +15.8%
2025–35・BLS
就業者数—67.1万人
時給(平均)4,026円
最低賃金の3.4倍
14,467円
$92.00
連邦最低賃金の12.7倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学士号(大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

プロジェクトマネージャ(IT)は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、プロジェクトマネージャ(IT)だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

プロジェクトマネージャ(IT)に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
5.4
他者との調整
5.1
説得
5.0
説明力
5.0
交渉
5.0
時間管理
5.0
読解力
4.9
文章力
4.9

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

コンピュータと電子工学
3.5
ビジネスと経営
3.3
顧客サービス・対人サービス
2.9
事務処理
2.9
通信技術
2.7
設計
2.7
販売・マーケティング
2.5
日本語の語彙・文法
2.3

仕事の中身(よく行う活動)

意思決定と問題解決を行うスケジュールを作成する仕事を整理、計画する、優先順序を決める目標と戦略を策定する人間関係を構築し、維持する組織外の人々とコミュニケーションを取る上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る情報の整理と検知を行う

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★★ 難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

プロジェクトマネージャ(IT)になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

仕事に就くために、特に学歴や資格は必要とされない。学校卒業後、ソフトウェア開発会社、コンピューターメーカーなどに入社し、システムエンジニアなどとして情報システムの構築や運用を経験した者が就くことが多い。情報システムの開発を行う会社において、システムエンジニアから課長等のレベルに昇進し、プロジェクトマネージャと称する会社も多い。
 プロジェクトマネージャは実際にシステムを開発し、導入するまでの一連の作業を何度も経験し、システム開発のスキルを高め、得意分野を固めていく。
 プロジェクトマネージャは実績を重ねて、会社の幹部、経営層になっていったり、特定の分野の専門家となり、IT分野のコンサルタントのような役割をしていく場合もある。
 プロジェクトマネージャに必要とされるのは、情報システムを活用する分野の産業や会社の仕事・業務に関する知識(業務知識)、コンピュータ、ソフトウェア、情報通信ネットワーク、クラウドサービスなど技術に関する知識と技能(テクニカルスキル)、情報システムの構築と運用に係わる知識と技能(メソドロジスキル)、情報システム構築と運用のための知識と技能(マネジメントスキル)、プロジェクトチームで仕事を進めていくために必要となる聞く、話す、書く、理解する能力、人と人との関係をうまく構築していく能力(コミュニケーションスキル)である。テクニカルスキルにおいて、最近ではクラウドやスマートフォンに関する知識と技能が重要になっている。
 これらの能力を証明するものとして、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が実施する「プロジェクトマネージャ試験」や、米国のNPO法人PMIが実施する「PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)資格」がある。

プロジェクトマネージャ(IT)のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「システムコンサルタント・設計者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「10 情報処理・通信技術者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。