動画制作
別名:動画制作者、動画編集者
動画を撮影し作品として制作する。
仕事内容
動画共有サイトにアップする場合は、できるだけ多くの視聴者に視聴して貰うために、独自性に富んだ、興味深く、関心を惹く動画を制作することが重要である。ユニークな企画を立て、撮影方法や編集を工夫し、他にないような作品にすることが求められる。アップした動画の再生回数が少ない場合でも、動画をコンスタントに制作しアップし続けることで、視聴者の増加に繋がることもある。
動画制作に必要な機材には、パソコンや撮影用カメラ、編集用・加工用ソフトなどが挙げられる。最近では、スマートフォンが高性能になり、簡易な動画であればこれ1台で撮影、加工、アップまでできる。質の高い動画を制作するためには、これらの機材以上に動画制作のセンスと技術が求められる。投稿する動画がゲームの実況であれば、ゲームに関するルールや知識を基に、意外性があり、視聴者がワクワクするようなトークや編集を心がけなくてはならない。また、再生回数が伸びるよう、SNSやブログなどでも発信し、視聴増加につなげるようにする。
クライアントから発注を受けて動画を制作する場合を、仕事の流れに沿ってみると、まず、クライアントや広告会社と打合せ、契約を交わす。キックオフミーティング等でクリエーターも交えて、クライアントのニーズを把握し、企画を作る。企画が固まったら、シナリオを作成し、クライアントに提案して、合意を得る。その後、動画の撮影、編集、ナレーションの収録を行って、動画として仕上げ、クライアントのチェックを受ける。必要であれば、調整、修正等を行い、作品として完成させ、納入する、という流れになる。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
撮影用カメラ、スマートフォン、画像等編集ソフト(Photoshop、GIMP等)、パソコン
主なタスク
- 動画を編集する。(実施率 1%)
- 完成した動画のチェックをし、必要な修正等をする。(実施率 1%)
- 動画を撮影する。(実施率 1%)
- テロップを作成し、動画に挿入する。(実施率 1%)
- 完成までのスケジュールを調整する。(実施率 1%)
- 動画にBGMやサウンド・エフェクト(SE)を挿入する。(実施率 1%)
- 予算を管理する。(実施率 1%)
- シナリオ案を作成し、クライアントに提案、合意を得る。(実施率 1%)
- ナレーションの収録をする。(実施率 1%)
- 予算について交渉する。(実施率 1%)
- 動画の企画を考え、台本を制作する。(実施率 1%)
- クライアントニーズの掌握をする。(実施率 1%)
雇用形態(働いている人の割合)
労働条件の特徴
映像制作会社で雇用され、就業している者もいるが、フリーランスで活動している者も多い。副業として動画制作をしている人もいる。フリーランスの場合、収入の変動が大きく、個人差も大きい。仕事の繁閑も個人差が大きい。
動画制作者としてサイトに登録し、仕事を受注する方法も出てきている。
マーケティングに影響力のある動画制作のインフルエンサーは広告業界も注目している。中にはタレントのような活動をする人も出てきている。若者を中心に、テレビを見ないで、ネットで動画を視聴するようになっている今日、動画制作は新たな仕事、新たな収入を得る手段の一つとして、広がっていくと考えられる。
動画制作の年収
動画制作の平均年収は583万円(令和7年賃金構造基本統計調査「他に分類されない専門的職業従事者」・全国)。中央値の目安は542万円、年収レンジは393〜1,011万円、上位10%は868万円です。
あなたの年収は、同じ年代の動画制作の中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
動画制作の時給2,876円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.4倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(41.7歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 584万円 | — | — | — |
| 2022年 | 580万円 | — | — | — |
| 2023年 | 551万円 | — | 0.92倍 | 23.8万円 |
| 2024年 | 591万円 | — | 0.81倍 | 24.5万円 |
| 2025年 | 583万円 | — | 0.77倍 | 25.7万円 |
動画制作の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在583万円 → 3年後 629万円 → 5年後 662万円 → 10年後 750万円(10年後の予想レンジ 645〜871万円)。年率の伸びは+2.5%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
動画制作の将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
動画制作のAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
動画制作の求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
アメリカでは:映像編集者の年収・将来性
動画制作に当たるアメリカの職業「映像編集者」(米国の職業分類 27-4032)の年収の中央値は約1,186万円($75,420・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収583万円の2.0倍です。
| 日本:動画制作 | アメリカ:映像編集者 | |
|---|---|---|
| 年収(日本=平均・米国=中央値) | 583万円 | 1,186万円 $75,420 |
| 上位10% | 868万円 | 2,336万円 $148,550 |
| 10年後の予想年収 | 750万円 | 1,532万円 $97,400 |
| 将来性スコア | 50 | 59 |
| AI代替リスク | 54% 中程度 | 63% 高い |
| 求人需要 | 求人倍率 0.77倍 | 雇用の増減予測 +3.7% 2025–35・BLS |
| 就業者数 | — | 2.6万人 |
| 時給(平均) | 2,876円 最低賃金の2.4倍 | 6,447円 $41.00 連邦最低賃金の5.7倍 |
| 最低賃金 | 1,177円 全国加重平均・2026年度 | 1,140円 連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり |
| 入職に必要な学歴(米国) | — | 学士号(大卒) |
米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→
世界では:技術者・准専門職の平均月収を国別に比べる
動画制作は国際標準職業分類で「技術者・准専門職」に入ります。132か国・地域の技術者・准専門職の平均月収を円に直すと、日本は月39.2万円で33位、1位はルクセンブルクの月150万円です。アメリカは月102万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は29位です。
「技術者・准専門職」全体の平均で、動画制作だけの値ではありません(医療技術者(臨床検査技師・放射線技師など)、技術者の補助、営業職、不動産仲介、パイロット・航海士など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は49.1万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技術者・准専門職の世界ランキングを全部見る →
動画制作に必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
仕事の中身(よく行う活動)
必要資格
関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
動画制作になるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
クライアント、広告会社等関係者と十分なコミュニケーションをとり、クライアントの要望をよく理解し、期待に応える技術力、納期までに仕上げる責任感が必要である。時流が分る感性や制作に対する熱意、満足できるまで制作を続ける根気も重要である。外国語の動画は増えているが、翻訳は外注してしまうため、制作自体には語学は必ずしも求められない。
一人前となるには、経験年数だけでなく、感性やセンスがクライアントなど業界に認められ、コンスタントな受注件数を確保し、条件の良い仕事を受注できることが必要である。
動画共有サイトで広告収入を得るには、総再生時間や視聴者数の基準に基づいた審査を受けて、認められることが必要なところもある。
技術面、機材等で動画制作者を支援し、仕事を仲介したり、その人が動画共有サイトで人気が出るようにする会社も出てきている。
動画制作のキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。