パタンナー

事務 職業分類:12_080-06 信頼度 ★★★☆☆

別名:アパレルCADオペレーター、衣服型紙製図工、パターンメーカー

デザイナーが描いたイメージやデザイン画をもとに、服づくりの設計図である型紙(パターン)を作る。

平均年収
498万円
レンジ 346〜839万円
最高年収の目安
839万円
上位10% 725万円
5年後の予想年収
534万円推定
2031年
10年後の予想年収
572万円推定
492〜664万円
将来性
39/100
★★☆☆☆ 低め
AI代替リスク
72%
高い
求人需要
低い
有効求人倍率 0.86倍

仕事内容

デザイナーが描いたイメージやデザイン画をもとに、服づくりの設計図である型紙(パターン)を作る。デザイナーのイメージを具体的な形に表現して、洋服の生産に結びつける。
 パターンを作る技法には、フラットパターンメーキング(平面製図法)と、ドレーピング(立体裁断法)とがある。前者はデザイン原型から様々なバリエーションへの展開、パターンの部分的変更、デザインパターンからの工業用パターンの作成、表地用パターンからの裏地用や芯地用パターンの作成などに用いられる。後者はデザイナーのイメージを実物に近い形で確認しながら作業できるため、シルエットを確認し、パターンの原型を新規に作成するときに用いられる。
 アパレルメーカーで洋服の素材やデザインの方向性が決まると、デザイナーが考えたデザイン画をもとにサンプルパターンを作る。デザイナーの意図するイメージを読み取り、実際の生地や厚みを考慮しながら、デザイン画の示す形を人型に布を組んで立体化する。デザイン画のイメージが正確に表現されているか、素材の強度はどうか、着やすさはどうか、シルエットは美しいかなど、細かくチェックしながら、裏地などのパターンも含めて何度も作り直してパターンを起こす。
 最近では、CADを利用しパターンを作成する場合も多い。
 一応のパターンができあがると工場にサンプルを作ってもらい、更に改良した上で量産のためにサイズ別の型紙を作る。デザインの趣旨、縫製の仕方、ボタンなどの付属品等について、縫製仕様書を作成し、工場側と打ち合わせを行う場合もある。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 設計用ソフト(CADのソフトウェア等)、パソコン

労働条件の特徴

勤務先は、アパレルメーカー、縫製工場、デザイナー事務所等であり、職場は都市部に多い。
 正社員の他、契約社員として働いている場合やフリーとして企業から仕事を請け負っている場合もある。女性が大半を占めており、デザイナーがパタンナーを兼ねている場合もある。
 賃金は経験や技能によって決まる場合が多い。フリーの場合は出来高制で契約によって金額が決まる。洋服の需要は1年を通じて一定のサイクルがあるため、忙しい時期には労働時間が長くなったり、土日祝日に働くこともある。
 高度な技術と経験が必要とされる仕事であり、技術を身につければ長く働けるという強みがある。高度な技術を持ったパタンナーには一定の需要がある。

パタンナーの年収

パタンナーの平均年収は498万円(令和7年賃金構造基本統計調査「画工,塗装・看板制作従事者」・全国)。中央値の目安は463万円、年収レンジは346〜839万円、上位10%は725万円です。

平均年収
498万円
中央値(目安)
463万円
最低年収の目安
346万円
未経験・20代前半
上位10%
725万円
最高年収の目安
839万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,317円
短時間労働者 1,530円
最低賃金との比
2.0倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
27.1万円
前年度比 +0.8万円

あなたの年収は、同じ年代のパタンナーの中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

パタンナーの時給2,317円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.0倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
384万円
30代
454万円
40代
514万円
50代
568万円

平均年収と平均年齢(41.6歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
373万円
1〜3年
415万円
3〜5年
456万円
5〜10年
510万円
10年以上
572万円

雇用形態別の年収推定

正社員 498万円パート・アルバイト 209万円フリーランス・自営 523万円契約社員・派遣社員 388万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年463万円———
2022年462万円———
2023年462万円—0.92倍25.7万円
2024年442万円—0.89倍26.3万円
2025年498万円—0.86倍27.1万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

パタンナーの将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在498万円 → 3年後 519万円 → 5年後 534万円 → 10年後 572万円(10年後の予想レンジ 492〜664万円)。年率の伸びは+1.4%と見ています。

498万円
現在
2026年
519万円
3年後
2029年
479〜565万円
534万円
5年後
2031年
481〜594万円
572万円
10年後
2036年
492〜664万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.17%求人賃金の勢い +0.43%AIの影響 -0.66%合計 +1.4%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

パタンナーの将来性スコア

39/100
★★☆☆☆
低め・全職業で476位
AI耐性
28点
参入障壁
73点
年収水準
46点
求人需要
33点
賃金の勢い
47点
人手不足(平均年齢)
24点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

パタンナーのAI代替リスク

72%
高い
AIに奪われにくい順で全職業中442位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

パタンナーの求人需要

有効求人倍率
0.86倍
全職業で365位
求人需要
低い
36/100
求人賃金(月額)
27.1万円
前年度比 +0.8万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
41.6歳
労働時間
165時間/月
5年後の求人数
+0.6%
推定
10年後の求人数
+1.0%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:パタンナー(服の型紙)の年収・将来性

パタンナーに当たるアメリカの職業「パタンナー(服の型紙)」(米国の職業分類 51-6092)の年収の中央値は約987万円($62,750・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収498万円の2.0倍です。

日本:パタンナーアメリカ:パタンナー(服の型紙)
年収(日本=平均・米国=中央値)498万円987万円
$62,750
上位10%725万円1,943万円
$123,540
10年後の予想年収572万円1,187万円
$75,500
将来性スコア3931
AI代替リスク72% 高い61% 高い
求人需要求人倍率 0.86倍雇用の増減予測 −15.0%
2025–35・BLS
就業者数—2,950人
時給(平均)2,317円
最低賃金の2.0倍
5,346円
$34.00
連邦最低賃金の4.7倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技能工の平均月収を国別に比べる

パタンナーは国際標準職業分類で「技能工」に入ります。133か国・地域の技能工の平均月収を円に直すと、日本は月32.7万円で29位、1位はベルギーの月101万円です。アメリカは月84.6万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は26位です。

1. ベルギー
101万円
2. デンマーク
100万円
3. スイス
99.9万円
4. アイスランド
96.4万円
5. ノルウェー
92.7万円
8. アメリカ
84.6万円
12. フランス
67.9万円
14. ドイツ
65.1万円
15. イギリス
61.6万円
21. 韓国
45.2万円
28. シンガポール
33万円
29. 日本
32.7万円

「技能工」全体の平均で、パタンナーだけの値ではありません(大工・左官・電気工事士などの建設の職人、溶接工・板金工・整備士、食品・製品づくりの職人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は39.3万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技能工の世界ランキングを全部見る →

パタンナーに必要なスキル・資格

必要スキル

要件分析(仕様作成)
4.7
傾聴力
4.6
読解力
4.5
クオリティチェック
4.1
説明力
4.1
継続的観察と評価
3.9
文章力
3.9
指導
3.8

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

設計
3.2
生産・加工
2.9
顧客サービス・対人サービス
2.2
芸術
2.1
販売・マーケティング
2.0
数学
1.9
事務処理
1.7
機械
1.6

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

パタンナーになるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、服飾関係の専門学校や大学、短大などでパターンの基礎を身につけ、アパレルメーカーなどに就職する場合が一般的である。
 学校で習った基礎的な技術だけでなく、各企業独自のパターンのスタイルを習得する必要があり、一人前になるには数年の経験が必要となる。ある程度の経験を積み、技術を身につければ、どこででも生かすことができるという強みがあり、フリーになったり、有名デザイナーの専属となる場合もある。
 関連資格として厚生労働省の定める技能検定の「婦人子供服製造技能士(婦人子供既製服パターンメーキング作業)」がある。
 生地の柔らかさや厚みを念頭においたパターン制作ができるようになるには、かなりの経験と技術、ファッションセンスが必要となる。また、パターン設計技術に加えて、縫製加工技術も必要となる。服作りが好きであること、ファッションや流行に敏感な感性が求められるほか、数ミリの狂いが生産での問題となることから、几帳面さや集中力も必要となる。

パタンナーのキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「画工,塗装・看板制作従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「59 生産関連・生産類似作業従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。