テクニカルイラストレーター

クリエイティブ 職業分類:03_016-01 信頼度 ★★★★★

工業製品の取扱説明書(マニュアル)等の中で、操作説明などを視覚的に行うために、図面や写真の代わりに製品や部品の詳細な立体図を作成する。

平均年収
492万円
レンジ 343〜828万円
最高年収の目安
828万円
上位10% 716万円
5年後の予想年収
530万円推定
2031年
10年後の予想年収
571万円推定
491〜663万円
将来性
28/100
★☆☆☆☆ 低い
AI代替リスク
45%
中程度
求人需要
非常に低い
有効求人倍率 0.17倍

仕事内容

工業製品の取扱説明書(マニュアル)等の中で、操作説明などを視覚的に行うために、図面や写真のかわりに製品や部品の詳細な立体図を作成する。
 作図の方法は、CADソフトを用いる方法と、手書きで作成する方法があり、取扱説明書の他、パーツカタログ、サービスマニュアル(自動車整備解説書等)、特許図面のイラストを作成する。
 イラスト作成の依頼を受け、イラストを作成する製品や部品などの資料を受け取る。図面をもとに寸法を測り、所定の縮尺に従った、現物に忠実なイラストを作成する。別々に描いた部品のイラストを組み合わせて、製品のイラストを描くこともできる。
 また、図面がない場合には、実際の製品を計測したり、写真を計測して原寸の寸法を割り出してから、イラストを作成することもある。さらに現物がまだ完成していないような場合に、口頭での説明や簡単な絵をもとにして、製品の完成予定図を描くこともある。
 得られたデータをコンピュータに入力し、CADソフトやCGソフトなど専用のソフトウェアを使用して、立体的なイラストを作成する場合もある。取扱説明書に添付するイラストの場合には、製品を取り扱っている様子を表現する必要がある。コンピュータを使用して部品や製品などを多角的に表現し、視覚的に普段見ている状況に最も近い状態を選択し、見た目に忠実なイラストを描く。広告などに用いられるイラストを作成することもある。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 CADソフト、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、イラスト、デザイン作成ソフト(Illustrator、Clip Studio等)、画像等編集ソフト(Photoshop、GIMP等)、パソコン

労働条件の特徴

勤務先となるメーカーやマニュアル制作会社等は都市部に立地していることが多い。
 賃金、労働時間等の労働条件は勤務先の規定により異なる。フリーランスとして仕事をすることも多い。技術があれば、比較的よい処遇で働ける場合もある。
 技術進歩により、コンピュータを使用したイラスト制作が一般化し、電子データ化されたオンラインマニュアルの増加に伴い、3Dやアニメーションなどの高度な表現技術によるイラストも多くなっている。

テクニカルイラストレーターの年収

テクニカルイラストレーターの平均年収は492万円(令和7年賃金構造基本統計調査「美術家,写真家,映像撮影者」・全国)。中央値の目安は458万円、年収レンジは343〜828万円、上位10%は716万円です。

平均年収
492万円
中央値(目安)
458万円
最低年収の目安
343万円
未経験・20代前半
上位10%
716万円
最高年収の目安
828万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,385円
短時間労働者 1,306円
最低賃金との比
2.0倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
26.6万円
前年度比 +0.6万円

あなたの年収は、同じ年代のテクニカルイラストレーターの中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

テクニカルイラストレーターの時給2,385円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.0倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
388万円
30代
459万円
40代
520万円
50代
574万円

平均年収と平均年齢(39.8歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
370万円
1〜3年
410万円
3〜5年
451万円
5〜10年
504万円
10年以上
566万円

雇用形態別の年収推定

正社員 492万円パート・アルバイト 207万円フリーランス・自営 517万円契約社員・派遣社員 384万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年487万円———
2022年467万円———
2023年521万円—0.20倍25.2万円
2024年453万円—0.18倍26万円
2025年492万円—0.17倍26.6万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

テクニカルイラストレーターの将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在492万円 → 3年後 515万円 → 5年後 530万円 → 10年後 571万円(10年後の予想レンジ 491〜663万円)。年率の伸びは+1.5%と見ています。

492万円
現在
2026年
515万円
3年後
2029年
475〜560万円
530万円
5年後
2031年
478〜591万円
571万円
10年後
2036年
491〜663万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.52%求人賃金の勢い +0.18%AIの影響 +0.04%合計 +1.5%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

テクニカルイラストレーターの将来性スコア

28/100
★☆☆☆☆
低い・全職業で540位
AI耐性
55点
参入障壁
28点
年収水準
45点
求人需要
3点
賃金の勢い
16点
人手不足(平均年齢)
15点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

テクニカルイラストレーターのAI代替リスク

45%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中262位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

テクニカルイラストレーターの求人需要

有効求人倍率
0.17倍
全職業で521位
求人需要
非常に低い
6/100
求人賃金(月額)
26.6万円
前年度比 +0.6万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
39.8歳
労働時間
159時間/月
5年後の求人数
+1.5%
推定
10年後の求人数
+2.7%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:製図技術者(その他)の年収・将来性

テクニカルイラストレーターに当たるアメリカの職業「製図技術者(その他)」(米国の職業分類 17-3019)の年収の中央値は約999万円($63,520・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収492万円の2.0倍です。

日本:テクニカルイラストレーターアメリカ:製図技術者(その他)
年収(日本=平均・米国=中央値)492万円999万円
$63,520
上位10%716万円1,563万円
$99,380
10年後の予想年収571万円1,285万円
$81,700
将来性スコア2837
AI代替リスク45% 中程度35% 低い
求人需要求人倍率 0.17倍雇用の増減予測 −7.3%
2025–35・BLS
就業者数—1.4万人
時給(平均)2,385円
最低賃金の2.0倍
5,032円
$32.00
連邦最低賃金の4.4倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—準学士号(短大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

テクニカルイラストレーターは国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、テクニカルイラストレーターだけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

テクニカルイラストレーターに必要なスキル・資格

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

テクニカルイラストレーターになるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、デザイン系・工業系の大学、高校、テクニカルイラストの専門学校など、工業技術の知識があれば有利である。
 新規学卒の場合には、学校からの紹介で入職することが多い。中途採用の場合には、経験者を求めることが多い。
 メーカーやマニュアルの制作を行っている会社に就職し、設計図や制作図を読む技術、製図の基礎的知識、コンピュータを扱う技術などを身につける。経験を積んで絵画的なセンスを磨き、徐々に複雑な仕事を任されるようになる。独立してフリーランスになることもある。
 関連資格としては、厚生労働省が定める技能検定の「テクニカルイラストレーション技能士」がある。仕事に必ず必要な資格ではないが、取得していれば能力の証明となる。
 絵を描く技術に加えて、図面から複雑な立体をイメージしたり、動作を想像できるような空間判断力が求められる。

テクニカルイラストレーターのキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「美術家,写真家,映像撮影者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「22 美術家,デザイナー,写真家,映像撮影者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。