エコノミスト

技術・研究開発 職業分類:02_004-02 信頼度 ★★★★☆

別名:経営学研究者、経済学研究者

日々変化する経済状況について調査・研究を行い、分析結果やそれに基づく将来の予測、政策提言を行う。

平均年収
802万円
レンジ 497〜1,489万円
最高年収の目安
1,489万円
上位10% 1,260万円
5年後の予想年収
818万円推定
2031年
10年後の予想年収
834万円推定
717〜969万円
将来性
36/100
★★☆☆☆ 低め
AI代替リスク
72%
高い
求人需要
非常に低い
有効求人倍率 0.22倍

仕事内容

日々変化する経済状況について調査・研究を行い、分析結果やそれに基づく将来の予測、政策提言を行う。ここでは、主に経済関連分野のシンクタンク・研究所等で活動している者について記述する。
 分析対象は経済動向に影響を与えるあらゆる事象であり、消費、貿易などの経済動向、国際情勢、技術開発、人口変化、政治、法律・税制などの制度、気象・災害などの自然要因など多岐にわたる。これらの情報を適切に集約し、現在の経済の姿や将来予測を組み立てていく。情報を適切に集約できる指標や分析手法を開発する場合もある。
 多くの人が経済や金融市場の動向に関心を寄せるため、得られた知見や成果を論文や報告書にまとめたり、各種メディアなどを通じて公表する。
 金融機関等に所属する場合は、金融機関の運用ビジネスに生かすため、経済動向、金融動向を調査研究することもある。また、調査研究成果を経済情報として企業等への提供も行う。
 最近では、AI技術の発展に伴って、膨大な情報を効率よく分析できるようになっている。様々なコンピュータプログラムを駆使する必要があるため、エコノミストに求められる専門知識が高度化している。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 コンピュータプログラム、文書作成ソフト(Word、一太郎等)、表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート等)、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、統計用ソフト(SAS、SPSS、STATA、R等)、パソコン

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先は、経済関連分野のシンクタンク・研究所、銀行、証券などの民間企業、官公庁等などであり、職場の大部分は都市部に集中している。
 就業者は男性が多いが、女性も増えている。
 賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。土日を休日とした完全週休2日制が中心で、フレックスタイム制や裁量労働制をとる職場も多い。学会や講演等の開催が土日に行われるなど、休日に活動する機会もある。
 正社員・正規職員としての研究員ではなく、客員研究員などとして働く場合もある。講演料や原稿料などを得る人もいる。
 経済のグローバル化により、各国の市場や市況はリアルタイムにつながり、影響しあうようになった。自然気象や外交関係など、経済環境に影響を与える要素は非常に多岐にわたっており、エコノミストに求められる能力は一層高まっている。

エコノミストの年収

エコノミストの平均年収は802万円(令和7年賃金構造基本統計調査「研究者」・全国)。中央値の目安は746万円、年収レンジは497〜1,489万円、上位10%は1,260万円です。

平均年収
802万円
中央値(目安)
746万円
最低年収の目安
497万円
未経験・20代前半
上位10%
1,260万円
最高年収の目安
1,489万円
トップ層
時給(一般労働者)
4,002円
短時間労働者 2,253円
最低賃金との比
3.4倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
28.3万円
前年度比 +0.3万円

あなたの年収は、同じ年代のエコノミストの中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

エコノミストの時給4,002円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の3.4倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
571万円
30代
705万円
40代
825万円
50代
935万円

平均年収と平均年齢(42.5歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
577万円
1〜3年
652万円
3〜5年
727万円
5〜10年
824万円
10年以上
937万円

雇用形態別の年収推定

正社員 802万円パート・アルバイト 337万円フリーランス・自営 842万円契約社員・派遣社員 626万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年714万円———
2022年704万円———
2023年740万円—0.30倍27.7万円
2024年750万円—0.27倍28万円
2025年802万円—0.22倍28.3万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

エコノミストの将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在802万円 → 3年後 812万円 → 5年後 818万円 → 10年後 834万円(10年後の予想レンジ 717〜969万円)。年率の伸びは+0.4%と見ています。

802万円
現在
2026年
812万円
3年後
2029年
749〜883万円
818万円
5年後
2031年
737〜911万円
834万円
10年後
2036年
717〜969万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.49%求人賃金の勢い -0.26%AIの影響 -0.66%合計 +0.4%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

エコノミストの将来性スコア

36/100
★★☆☆☆
低め・全職業で504位
AI耐性
28点
参入障壁
88点
年収水準
92点
求人需要
6点
賃金の勢い
3点
人手不足(平均年齢)
42点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

エコノミストのAI代替リスク

72%
高い
AIに奪われにくい順で全職業中442位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

エコノミストの求人需要

有効求人倍率
0.22倍
全職業で513位
求人需要
非常に低い
5/100
求人賃金(月額)
28.3万円
前年度比 +0.3万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
42.5歳
労働時間
159時間/月
5年後の求人数
-3.6%
推定
10年後の求人数
-6.4%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:経済学者・エコノミストの年収・将来性

エコノミストに当たるアメリカの職業「経済学者・エコノミスト」(米国の職業分類 19-3011)の年収の中央値は約1,961万円($124,720・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収802万円の2.4倍です。

日本:エコノミストアメリカ:経済学者・エコノミスト
年収(日本=平均・米国=中央値)802万円1,961万円
$124,720
上位10%1,260万円3,743万円
$238,060
10年後の予想年収834万円2,291万円
$145,700
将来性スコア3646
AI代替リスク72% 高い99% 非常に高い
求人需要求人倍率 0.22倍雇用の増減予測 +4.7%
2025–35・BLS
就業者数—1.8万人
時給(平均)4,002円
最低賃金の3.4倍
10,693円
$68.00
連邦最低賃金の9.4倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—修士号(大学院卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

エコノミストは国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、エコノミストだけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

エコノミストに必要なスキル・資格

必要な知識

経済学・会計学
2.5
ビジネスと経営
2.4
事務処理
2.2
日本語の語彙・文法
2.1
外国語の語彙・文法
1.8
法律学、政治学
1.8
数学
1.7
顧客サービス・対人サービス
1.7

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★★ 難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

エコノミストになるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に資格は必要とされないが、通常は大学院で経済学関連分野を専攻している者が多い。出身学部としては経済学、経営学、商学等が多いが、理工系学部を卒業している者もいる。
 エコノミストの多くは、経済関連分野のシンクタンク・研究所、官公庁や銀行・証券などの民間企業の研究員として働いている。
 企業の調査部門、経済専門の新聞・雑誌記者などを経て、エコノミストになる場合もある。エコノミストとしての経験を積み、大学教員となったり、経済評論活動や政策提言を行う場合もある。
 経済活動全体に影響しうる要因を的確に見い出し、大量の情報をまとめて総合的に因果関係を検討する分析力、研究能力が必要である。更に、一般社会への提言を行うために情報をわかりやすく発信するための説明力、表現力も求められる。

エコノミストのキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「研究者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「05 研究者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。