一般事務

事務 職業分類:06_034-01 信頼度 ★★★★★

別名:一般事務員、庶務係事務員(一般事務の仕事に従事するもの)

特定の分野の事務を専門的に行うものではなく、様々な定型的な事務の仕事を行う。

平均年収
541万円
レンジ 371〜926万円
最高年収の目安
926万円
上位10% 797万円
5年後の予想年収
567万円推定
2031年
10年後の予想年収
594万円推定
511〜690万円
将来性
38/100
★★☆☆☆ 低め
AI代替リスク
87%
非常に高い
求人需要
低い
有効求人倍率 0.34倍

仕事内容

特定の分野の事務を専門的に行うものではなく、様々な定型的な事務の仕事を行う。「庶務」と呼ぶ場合もある。
 企業により仕事の内容は異なるが、主に規則、業務手順書、社内手続などによって定められた定型的な事務作業に従事する。事務作業は多種多様であるが、文書の作成や整理、メールでの応対、発注伝票や受注伝票の作成と管理、各種台帳の管理、生産量や売上高などのデータの入力、社内の各種届出書類の管理などを行う。このように一般事務の仕事は、書類を作る、数量や金額を集計・計算する、社内で使用する書類等の点検・管理を行うことが中心となる。
 文書の作成や集計などではパソコンを使用する。またコピー機やFAXを使用するなど、事務機器やOA機器に接することが多い。郵便物の発送・仕分け、物品の受取り、電話の取次ぎ、事務用品など社内で使用する消耗品の補充等細々とした仕事を受け持ち、来客への対応やお茶だしなどをすることもある。
 なお、一般事務と似た仕事として総務事務がある。企業によって部署名、仕事の範囲は異なるが、重なる部分もある。一般事務は各部署で定型的な業務にあたることが多いのに対して、総務事務は社内全体の設備・備品の管理、社内行事の企画・運営、社内ルールの策定・周知等にあたることが多い。「総務課」などの独立した部署が設けられる場合もある。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 文書作成ソフト(Word、一太郎等)、表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート等)、パソコン、プリンター、コピー機、FAX、電話

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

企業、団体、官公庁など事業を営むところは必ず事務の仕事が発生するため、職場は全国に広がっている。
 就業者は女性が多い。契約社員、パートタイマー、派遣社員の占める割合が高い。
 賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。就業時間は規則的なことが多く基本的には残業が少ない。土日祝日は休みとなることが多い。ただし、月末など、伝票や文書の締め切りが集中する時期には、残業をすることもある。オフィス内での仕事がほとんどである。
 定型的な事務作業に関しては、機械化、自動化が進み、業務のアウトソーシング化も図られている。

一般事務の年収

一般事務の平均年収は541万円(令和7年賃金構造基本統計調査「総合事務員」・全国)。中央値の目安は503万円、年収レンジは371〜926万円、上位10%は797万円です。

平均年収
541万円
中央値(目安)
503万円
最低年収の目安
371万円
未経験・20代前半
上位10%
797万円
最高年収の目安
926万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,718円
短時間労働者 1,490円
最低賃金との比
2.3倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.2万円
前年度比 +0.8万円

あなたの年収は、同じ年代の一般事務の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

一般事務の時給2,718円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.3倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
399万円
30代
475万円
40代
541万円
50代
600万円

平均年収と平均年齢(44.6歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
404万円
1〜3年
450万円
3〜5年
496万円
5〜10年
555万円
10年以上
624万円

雇用形態別の年収推定

正社員 541万円パート・アルバイト 227万円フリーランス・自営 568万円契約社員・派遣社員 422万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年494万円———
2022年490万円———
2023年511万円—0.36倍20.7万円
2024年530万円—0.35倍21.4万円
2025年541万円—0.34倍22.2万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

一般事務の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在541万円 → 3年後 557万円 → 5年後 567万円 → 10年後 594万円(10年後の予想レンジ 511〜690万円)。年率の伸びは+0.9%と見ています。

541万円
現在
2026年
557万円
3年後
2029年
514〜606万円
567万円
5年後
2031年
511〜632万円
594万円
10年後
2036年
511〜690万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.43%求人賃金の勢い +0.68%AIの影響 -1.11%合計 +0.9%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

一般事務の将来性スコア

38/100
★★☆☆☆
低め・全職業で486位
AI耐性
13点
参入障壁
45点
年収水準
59点
求人需要
12点
賃金の勢い
73点
人手不足(平均年齢)
72点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

一般事務のAI代替リスク

87%
非常に高い
AIに奪われにくい順で全職業中534位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

一般事務の求人需要

有効求人倍率
0.34倍
全職業で463位
求人需要
低い
25/100
求人賃金(月額)
22.2万円
前年度比 +0.8万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
44.6歳
労働時間
157時間/月
5年後の求人数
-3.4%
推定
10年後の求人数
-6.1%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:一般事務の年収・将来性

一般事務に当たるアメリカの職業「一般事務」(米国の職業分類 43-9061)の年収の中央値は約708万円($45,010・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収541万円の1.3倍です。

日本:一般事務アメリカ:一般事務
年収(日本=平均・米国=中央値)541万円708万円
$45,010
上位10%797万円1,017万円
$64,680
10年後の予想年収594万円822万円
$52,300
将来性スコア3824
AI代替リスク87% 非常に高い83% 非常に高い
求人需要求人倍率 0.34倍雇用の増減予測 −6.0%
2025–35・BLS
就業者数—246.5万人
時給(平均)2,718円
最低賃金の2.3倍
3,460円
$22.00
連邦最低賃金の3.0倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:事務職の平均月収を国別に比べる

一般事務は国際標準職業分類で「事務職」に入ります。133か国・地域の事務職の平均月収を円に直すと、日本は月36万円で26位、1位はルクセンブルクの月129万円です。アメリカは月70.6万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は21位です。

1. ルクセンブルク
129万円
2. スイス
106万円
3. ベルギー
101万円
4. デンマーク
95.4万円
5. アイスランド
87.2万円
7. ノルウェー
78.6万円
11. アメリカ
70.6万円
13. フランス
63.6万円
14. ドイツ
63万円
17. 韓国
55.5万円
20. イギリス
47.2万円
26. 日本
36万円

「事務職」全体の平均で、一般事務だけの値ではありません(一般事務・経理事務・営業事務、受付、データ入力、窓口など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は45.1万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。事務職の世界ランキングを全部見る →

一般事務に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
3.2
文章力
3.1
説明力
2.9
読解力
2.9
指導
2.1
他者との調整
2.0
時間管理
2.0
他者の反応の理解
1.9

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

事務処理
2.6
日本語の語彙・文法
1.3
顧客サービス・対人サービス
1.0
コミュニケーションとメディア
0.8
公衆安全・危機管理
0.7
経済学・会計学
0.7
人事労務管理
0.7
法律学、政治学
0.6

仕事の中身(よく行う活動)

コンピュータを用いて作業を行う上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る人間関係を構築し、維持する仕事を整理、計画する、優先順序を決める組織外の人々とコミュニケーションを取る情報やデータを処理する情報を取得する情報の文書化と記録を行う

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

一般事務になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。
 中途採用については、ハローワーク、求人サイト等を経由して入職するほか、人材派遣会社などに登録・入社し、受託先の企業や団体などに派遣される場合もある。
 補助的な業務から始めて経験を積み、事務処理能力を向上させる。
 事務処理の高度化、専門化により、パソコンスキル、文書作成能力、簿記、英会話など業務に関連のある技能や資格が求められる場合もある。そのため、各種講習への参加や通信教育の受講などスキルアップのための自己啓発も重要である。
 関連資格としては、「ビジネス・キャリア検定」「コンピュータサービス技能評価試験」、「秘書検定」、「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」などがあり、取得すると仕事に役立つことが多い。
 定型的な仕事が多く、正確さ、注意力、几帳面さが求められる。また、繁忙期等には、仕事の速さも必要である。

一般事務のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「総合事務員」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「25 一般事務従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。