ファンドマネージャー

金融 職業分類:03_013-99 信頼度 ★★★★★

投資信託会社、投資顧問会社、機関投資家等の資金運用機関において資金(ファンド)の運用を担当する。

平均年収
1,135万円
レンジ 609〜2,318万円
最高年収の目安
2,318万円
上位10% 1,924万円
5年後の予想年収
1,190万円推定
2031年
10年後の予想年収
1,249万円推定
1,074〜1,450万円
将来性
40/100
★★☆☆☆ 低め
AI代替リスク
82%
非常に高い
求人需要
低い
有効求人倍率 0.62倍

仕事内容

投資信託会社、投資顧問会社、機関投資家等の資金運用機関において資金(ファンド)の運用を担当する。
 関連職業にアナリスト、トレーダーがあるが、アナリストは銘柄(企業)の調査担当者、トレーダーは有価証券の売買実施者である。ファンドマネージャーは、ファンドの運用方針を立てるとともに、社内のエコノミスト、アナリスト等と定期的にミーティングを行い、アナリストによる調査分析を踏まえて、必要なポートフォリオの組換え等を行い、トレーダーに発注を依頼する。ファンドの運用は、このようにチームで行われるのが一般的で、このチームの責任者がファンドマネージャーである。
 業務を具体的にみると次のとおりである。まず①金融市場、国内外の政治・経済・社会情勢に関する日々の最新ニュースをチェックする。海外の動向も把握するため、早朝からの対応が必須である。次いで②ファンドの運用業務として社内のさまざまなレベルでミーティングに出席し、社としての投資方針を把握、それを踏まえてファンドの運用方針を策定する。加えて、運用チームメンバーミーティングを行い、市場や銘柄分析などに基づいて投資銘柄等を選定、運用しているファンドのポートフォリオの状況をチェックし、必要に応じてリバイスをする。③企業情報の収集・分析を行う。これは基本的にはアナリストの業務であるが、最近ではアナリストとともに企業訪問を積極的に行い、企業経営者の経営方針や現場の声などを集めて、それを投資判断に生かす者も増えている。そして④投資家への説明をする。ファンドごとに運用報告書やレポートを作成・送付する等により、投資家(顧客)に運用状況を説明することもファンドマネージャーの重要な業務である。さらに、それほど頻度が高いものではないものの⑤全く新しいファンドを立ち上げることもある。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 文書作成ソフト(Word、一太郎等)、表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート等)、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、パソコン

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先は投資信託会社、投資顧問会社、機関投資家等の資金運用機関である。職場は都市部が多く、正社員がほとんどである。独立して運用会社を立ち上げる場合もある。
 賃金は、運用成績によってボーナスが上下するものの、平均すれば比較的高い水準である。外資系運用会社では高給で処遇されるケースもある。
 労働時間としては、海外も含めた金融市場情勢、社会・経済ニュースのチェックを行うため、朝が早いことが特徴である。勤務中は社内外での種々のミーティングとデスクワークをこなすとともに、勤務時間外でも国内外を問わず相場に影響を及ぼすようなニュースのチェックは怠ることができないため、日々緊張感は高い。
 年間の平均休日数は、他業種と比較してほぼ平均的である。世界の金融市場は常時動いており、一般的な休暇シーズンとかかわらず、個人の仕事の状況に応じて、休暇を取得する傾向がある。
 特に最近では、企業の資金運用や個人の老後の資産形成への関心の高まりなどにより、投資環境の整備と相まって、ファンドマネージャーの活躍の場は広がってきている。

ファンドマネージャーの年収

ファンドマネージャーの平均年収は1,135万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の経営・金融・保険専門職業従事者」・全国)。中央値の目安は1,055万円、年収レンジは609〜2,318万円、上位10%は1,924万円です。

平均年収
1,135万円
中央値(目安)
1,055万円
最低年収の目安
609万円
未経験・20代前半
上位10%
1,924万円
最高年収の目安
2,318万円
トップ層
時給(一般労働者)
5,497円
短時間労働者 2,650円
最低賃金との比
4.7倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
31.1万円
前年度比 +0.9万円

あなたの年収は、同じ年代のファンドマネージャーの中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

ファンドマネージャーの時給5,497円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の4.7倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
792万円
30代
1,026万円
40代
1,244万円
50代
1,450万円

平均年収と平均年齢(39.4歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
779万円
1〜3年
898万円
3〜5年
1,016万円
5〜10年
1,170万円
10年以上
1,348万円

雇用形態別の年収推定

正社員 1,135万円パート・アルバイト 477万円フリーランス・自営 1,191万円契約社員・派遣社員 885万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年1,030万円———
2022年781万円———
2023年948万円—0.70倍29.9万円
2024年903万円—0.64倍30.2万円
2025年1,135万円—0.62倍31.1万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

ファンドマネージャーの将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在1,135万円 → 3年後 1,168万円 → 5年後 1,190万円 → 10年後 1,249万円(10年後の予想レンジ 1,074〜1,450万円)。年率の伸びは+1.0%と見ています。

1,135万円
現在
2026年
1,168万円
3年後
2029年
1,078〜1,271万円
1,190万円
5年後
2031年
1,073〜1,326万円
1,249万円
10年後
2036年
1,074〜1,450万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.29%求人賃金の勢い +0.41%AIの影響 -0.96%合計 +1.0%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

ファンドマネージャーの将来性スコア

40/100
★★☆☆☆
低め・全職業で458位
AI耐性
18点
参入障壁
85点
年収水準
98点
求人需要
17点
賃金の勢い
42点
人手不足(平均年齢)
13点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

ファンドマネージャーのAI代替リスク

82%
非常に高い
AIに奪われにくい順で全職業中509位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

ファンドマネージャーの求人需要

有効求人倍率
0.62倍
全職業で448位
求人需要
低い
23/100
求人賃金(月額)
31.1万円
前年度比 +0.9万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
39.4歳
労働時間
162時間/月
5年後の求人数
-2.1%
推定
10年後の求人数
-3.7%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

ファンドマネージャーに必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
4.8
読解力
4.6
資金管理
4.6
継続的観察と評価
4.5
新しい情報の応用力
4.5
説明力
4.4
論理と推論(批判的思考)
4.4
文章力
4.4

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

経済学・会計学
3.2
事務処理
2.8
ビジネスと経営
2.4
顧客サービス・対人サービス
2.3
販売・マーケティング
2.0
日本語の語彙・文法
1.9
法律学、政治学
1.9
数学
1.8

仕事の中身(よく行う活動)

情報を取得する意思決定と問題解決を行う継続的に状況を把握する情報の整理と検知を行う仕事に関連する知識を更新し、活用する情報やデータを分析する法律や規定、基準を適用する創造的に考える

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★★ 難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

ファンドマネージャーになるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

この仕事に就くために、特に学歴や資格は必要とされないが、実態としては、大学等の経済学部や商学部卒業者が多く、理系の学生の採用もある。
 ファンドマネージャー職に就きたい場合、基本的には運用会社として独立している投資信託会社や投資顧問会社、信託銀行、保険会社などが就職先となるが、運用会社が最初からファンドマネージャーとして新卒募集する例は多くはなく、アナリストのアシスタントとしてキャリアをスタートし、アナリストを経てファンドマネージャーに移行するのが一般的とされる。特に、外資系運用会社では新卒の採用はほとんどなく、日系運用会社で実績を出している者を中途採用するのが一般的とされる。
 既存のファンドを参考にしながらファンドを自分で設計し、概ね独力で運用できるレベルになるには2年程度かかると言われ、このレベルはジュニアファンドマネージャーと呼ばれる。これに対して、自分固有のファンドを持ち、顧客への説明・勧誘まで全責任をもって行動するレベルになるとシニアファンドマネージャーと呼ばれる。シニアレベルになるには10年以上の経験が必要とされ、30代半ばから40代がファンドマネージャーの中核的な年齢層と言える。基本的に他社に移っても同じように仕事ができる専門職種であることから、潜在的な転職需要の多い職業である。転職はジュニアクラスが多く、転職の動機としては、より高い報酬や権限を求めてのケースや、運用会社の投資方針や投資スタイルの違いによるケースもある。
 関連資格として、民間の「日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)」があり、ファンドマネージャーはほぼ全員が有している。事実上必須の資格となっており、就職後、若手社員のうちに取得することが望ましいとされている。
 投資のセンスがまず求められるが、調査・分析能力、アナリストの分析を的確に理解する能力、投資先企業や得意先とのコミュニケーション能力、計画策定能力、顧客への説明能力も欠くことはできない。加えて、チームで業務に当たるのが基本であることから、協調性と統率力が求められる。海外の情勢もフォローするため語学力も必須である。さらに、大きな資金を動かすことからメンタル面での強靭さが必要である。

ファンドマネージャーのキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他の経営・金融・保険専門職業従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「18 経営・金融・保険専門職業従事者」)(e-Stat、2026/10/31取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。