銀行支店長

金融 職業分類:01_002-01 信頼度 ★★★★★

別名:工場・支店・営業所等の長

金融機関の支店全体の運営管理と業務活動の立案・推進をする。

平均年収
967万円
レンジ 559〜1,884万円
最高年収の目安
1,884万円
上位10% 1,578万円
5年後の予想年収
1,043万円推定
2031年
10年後の予想年収
1,124万円推定
967〜1,305万円
将来性
54/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
62%
高い
求人需要
低い
有効求人倍率 1.15倍

仕事内容

銀行は、個人や会社から集めた預金を別の会社などに貸し出すことで、経済や経営活動を活性化させるという重要な役割を担っており、その第一線で指揮を執るのが銀行の支店長である。
 職場となる銀行の支店では、来店客に窓口で様々な手続きやサービス提供を行うほか、融資や資産運用の相談等に応じる。また、取引先を訪問して融資の相談等に対応することもある。企業への貸し付けでは、取引先の会社の経営内容を調べて、運転資金や設備資金を融資することにより取引先の成長や社会の発展に貢献する。
 支店長の仕事は、貸出案件等支店内の最終決裁、支店内の人事労務管理、取引先や近隣地域の団体等との関係の構築及び維持等である。支店に割り当てられた貸出金額や預金残高などの目標の進捗管理を行う場合もある。支店長は支店全体の運営管理と業務活動の立案・推進の最終責任者といえる。銀行の支店は、景気等の外部環境のみならず、商業地域、工場集積地、住宅街等所在する立地によっても求められる役割や、顧客のニーズも様々といえる。それらを的確に把握し、現場にあった業務計画を立案し実行することで実績をあげることが支店長の重要な仕事である。

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先は銀行の支店であり、職場は全国に広がっているが、比較的都市部が多い。
 支店勤務の場合、所定の労働時間は8時半頃から17時頃が一般的である。支店長の場合、支店の業務全般にわたる管理・監督、取引先との相談など重要な仕事に携わるので、勤務時間についても自分自身で管理する。
 また、原則として週休2日制(土日祝日休み)である。連続休暇を含む有給休暇については、業務に支障のないよう支店内で調整し、交代で取得している。
 一般に銀行支店長の給与は、全産業の平均よりは高い水準にある。
 最近では、銀行の店舗の休業日を従来の土日祝日だけでなく、平日に設けることが規制緩和に伴い許容されたため、例えば商業施設内の店舗では客の多寡に合わせて土日祝日に営業する代わりに平日を休業日とすることもある。これに合わせて支店長の休みも平日となる場合がある。
 金融機関の合併により店舗の統廃合が行われたり、インターネット上で可能な銀行業務が増加し店舗内で顧客応対する機会が減少していること、インターネット専業の銀行も登場していることから、支店長のポストは減少している。

銀行支店長の年収

銀行支店長の平均年収は967万円(令和7年賃金構造基本統計調査「管理的職業従事者」・全国)。中央値の目安は899万円、年収レンジは559〜1,884万円、上位10%は1,578万円です。

平均年収
967万円
中央値(目安)
899万円
最低年収の目安
559万円
未経験・20代前半
上位10%
1,578万円
最高年収の目安
1,884万円
トップ層
時給(一般労働者)
4,883円
短時間労働者 3,501円
最低賃金との比
4.1倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
33.2万円
前年度比 +0.5万円

あなたの年収は、同じ年代の銀行支店長の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

銀行支店長の時給4,883円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の4.1倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
581万円
30代
734万円
40代
875万円
50代
1,005万円

平均年収と平均年齢(51.5歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
680万円
1〜3年
776万円
3〜5年
871万円
5〜10年
995万円
10年以上
1,139万円

雇用形態別の年収推定

正社員 967万円パート・アルバイト 406万円フリーランス・自営 1,015万円契約社員・派遣社員 754万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年840万円———
2022年863万円———
2023年885万円—1.27倍31.3万円
2024年917万円—1.17倍32.7万円
2025年967万円—1.15倍33.2万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

銀行支店長の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在967万円 → 3年後 1,012万円 → 5年後 1,043万円 → 10年後 1,124万円(10年後の予想レンジ 967〜1,305万円)。年率の伸びは+1.5%と見ています。

967万円
現在
2026年
1,012万円
3年後
2029年
934〜1,101万円
1,043万円
5年後
2031年
939〜1,161万円
1,124万円
10年後
2036年
967〜1,305万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.03%求人賃金の勢い -0.09%AIの影響 -0.36%退職による人手不足 +0.2%合計 +1.5%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

銀行支店長の将来性スコア

54/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で206位
AI耐性
38点
参入障壁
95点
年収水準
94点
求人需要
40点
賃金の勢い
5点
人手不足(平均年齢)
96点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

銀行支店長のAI代替リスク

62%
高い
AIに奪われにくい順で全職業中385位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

銀行支店長の求人需要

有効求人倍率
1.15倍
全職業で324位
求人需要
低い
33/100
求人賃金(月額)
33.2万円
前年度比 +0.5万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
51.5歳
労働時間
163時間/月
5年後の求人数
+2.1%
推定
10年後の求人数
+3.8%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:財務マネージャー(財務部長・CFO)の年収・将来性

銀行支店長に当たるアメリカの職業「財務マネージャー(財務部長・CFO)」(米国の職業分類 11-3031)の年収の中央値は約2,619万円($166,570・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収967万円の2.7倍です。

日本:銀行支店長アメリカ:財務マネージャー(財務部長・CFO)
年収(日本=平均・米国=中央値)967万円2,619万円
$166,570
上位10%1,578万円5,083万円
$323,270
10年後の予想年収1,124万円3,464万円
$220,300
将来性スコア5465
AI代替リスク62% 高い65% 高い
求人需要求人倍率 1.15倍雇用の増減予測 +9.7%
2025–35・BLS
就業者数—84.2万人
時給(平均)4,883円
最低賃金の4.1倍
13,995円
$89.00
連邦最低賃金の12.3倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学士号(大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:管理職の平均月収を国別に比べる

銀行支店長は国際標準職業分類で「管理職」に入ります。133か国・地域の管理職の平均月収を円に直すと、日本は月60万円で36位、1位はルクセンブルクの月229万円です。アメリカは月163万円で日本の2.7倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は30位です。

1. ルクセンブルク
229万円
2. スイス
216万円
3. デンマーク
210万円
4. フィンランド
188万円
5. イタリア
185万円
9. アメリカ
163万円
10. ノルウェー
161万円
13. フランス
146万円
14. ドイツ
146万円
15. 韓国
145万円
23. イギリス
94.8万円
36. 日本
60万円

「管理職」全体の平均で、銀行支店長だけの値ではありません(会社役員・部長・課長、店長・支配人など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は80.6万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。管理職の世界ランキングを全部見る →

銀行支店長に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
5.2
時間管理
5.1
交渉
5.0
人材管理
4.9
他者との調整
4.9
指導
4.9
説得
4.8
説明力
4.8

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

ビジネスと経営
3.4
顧客サービス・対人サービス
3.4
人事労務管理
3.1
販売・マーケティング
3.0
経済学・会計学
3.0
事務処理
2.8
法律学、政治学
2.5
コミュニケーションとメディア
2.2

仕事の中身(よく行う活動)

目標と戦略を策定する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る意思決定と問題解決を行う部下への指導、指示、動機づけを行う組織外の人々とコミュニケーションを取る管理業務を遂行する組織の人事管理を行う人間関係を構築し、維持する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★★ 難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

銀行支店長になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

一般的には大学を卒業後、銀行に就職し、行内での昇進を経て銀行支店長となる。
 入職にあたって、特に必要な資格などはないが、経済、金融、財務などの知識を身につけていることが望ましい。
 入職後には、銀行によって、簿記、生命保険募集人、ファイナンシャルプランナーなど業務関連の資格取得が、業務上又は昇進する上で必須又は望ましいとされている。
 大手都市銀行の場合、新人の多くは、研修後、各地の支店に配属され、金融実務を実地で学ぶ。その後、本部スタッフや支店の課長、副支店長等を経て、支店長になるのが一般的である。支店長になるまでに要する期間は異なるが、30歳代で支店長になるケースもある。支店長から本社の役員等になることもある。
 顧客のニーズ等を的確に把握し、地元に合った業務運営を推進するための情報収集力、判断力、行動力が求められる。また、行員に自身の考えを伝え、支店全体として計画を実行に移していくためには、説明力、リーダーシップが重要である。

銀行支店長のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「管理的職業従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「03 法人・団体管理職員」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。