産業廃棄物収集運搬作業員

医療 職業分類:15_096-06 信頼度 ★★★★★

別名:がれき収集作業員、工場汚泥回収作業員、工場廃液回収作業員、廃プラスチック回収作業員、医療廃棄物回収作業員、医療廃棄物収集作業員

建設現場、病院、工場などから出る産業廃棄物を集め、収集車で処分場まで運ぶ。

平均年収
399万円
レンジ 287〜650万円
最高年収の目安
650万円
上位10% 566万円
5年後の予想年収
465万円推定
2031年
10年後の予想年収
543万円推定
467〜631万円
将来性
59/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
11%
非常に低い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.22倍

仕事内容

産業活動から生じる廃棄物は様々であるが、建設現場、病院、工場などから出る産業廃棄物を集め、処分場まで運ぶのが産業廃棄物収集運搬作業員である。収集作業と収集車の運転をどちらも行う場合が多い。
 産業廃棄物は排出する企業が収集・運搬、中間処分、最終処分までの処理を産業廃棄物処理業者に委託し、それらを産業廃棄物管理票(マニフェスト)という書類で管理する必要がある。なお、産業廃棄物以外の廃棄物は一般廃棄物と呼ばれる。
 収集運搬作業員は、産業廃棄物の種類や形状に合わせた車両を運転して、廃棄物の収集現場に出向き、廃棄物の収集や容器(コンテナ)の交換作業等を行う。固形状の廃棄物は、木、紙、金属など素材別に仕分けしながら、手作業や重機で車両に積み込む。油や酸、アルカリなどの液状や泥状の廃棄物は、吸引装置の付いた専用の車両で収集する。毒劇物や引火性のあるものが含まれていることもあるので、取り扱いには十分注意が必要である。
 産業廃棄物は、主に建設系、医療系、工場系に区別することができる。建設系は、木くずや金属くず、がれき類などが中心で、主にトラックを使用する。医療系は、注射針などの医療器具やガーゼ類などがあり、バンや保冷車が使われる。工場系は、金属くずやプラスチックくず、汚泥や酸、アルカリなどがあるため、トラックの他、ふた付きダンプや吸引装置付き車両も使う。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 トラック、バン、保冷車、移動式クレーン、フォークリフト、パワーショベル、吸引装置、コンテナ、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

産業廃棄物処理業者は、廃棄物の発生場所から処分施設まで運ぶ収集運搬業者と焼却・破砕・埋立などを行う処分業者(中間処理業・最終処理業)とに分かれるが、収集運搬作業員は、主に収集運搬業者に雇用されている。産業廃棄物処理業者は全国に約9900事業所あり、従業者数は12万人を超える。比較的規模の小さな会社が多い(2021年時点*1)建設業者や運送業者等が産業廃棄物収集運搬業の許可(産業廃棄物収集運搬業許可、特別管理産業廃棄物収集運搬業許可、特別管理産業廃棄物処分業許可)(*2)を取得して事業を行う場合もある。就業者の多くは男性である。
 賃金、労働時間等労働条件は勤務先により異なり、社内規定による。年末や年度末など、取引先の企業の状況によって仕事が集中する時期もある。
 運搬・収集の仕事は、有害物質を含んだ産業廃棄物の運搬や、非常に重いものや大きいものを運搬する必要もあるため、有害物質の知識がある程度必要であり、待遇面ではこれらの点が配慮されていることが多い。
 なお、産業廃棄物処理業は社会経済システムに不可欠なインフラであり、産業廃棄物のリサイクルを行う環境ビジネスは注目されている。

*1 総務省 2021経済センサスから
産業(小分類),経営組織(5区分)別全事業所数
*2 東京都環境局 ホームページから

産業廃棄物収集運搬作業員の年収

産業廃棄物収集運搬作業員の平均年収は399万円(令和7年賃金構造基本統計調査「清掃員(ビル・建物を除く),廃棄物処理従事者」・全国)。中央値の目安は371万円、年収レンジは287〜650万円、上位10%は566万円です。

平均年収
399万円
中央値(目安)
371万円
最低年収の目安
287万円
未経験・20代前半
上位10%
566万円
最高年収の目安
650万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,942円
短時間労働者 1,242円
最低賃金との比
1.6倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.3万円
前年度比 +0.9万円

あなたの年収は、同じ年代の産業廃棄物収集運搬作業員の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

産業廃棄物収集運搬作業員の時給1,942円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.6倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
291万円
30代
340万円
40代
381万円
50代
417万円

平均年収と平均年齢(49.3歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
303万円
1〜3年
335万円
3〜5年
367万円
5〜10年
408万円
10年以上
456万円

雇用形態別の年収推定

正社員 399万円パート・アルバイト 167万円フリーランス・自営 419万円契約社員・派遣社員 311万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年388万円———
2022年382万円———
2023年386万円—1.66倍20.8万円
2024年400万円—1.42倍21.4万円
2025年399万円—1.22倍22.3万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

産業廃棄物収集運搬作業員の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在399万円 → 3年後 437万円 → 5年後 465万円 → 10年後 543万円(10年後の予想レンジ 467〜631万円)。年率の伸びは+3.1%と見ています。

399万円
現在
2026年
437万円
3年後
2029年
404〜476万円
465万円
5年後
2031年
419〜518万円
543万円
10年後
2036年
467〜631万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.01%求人賃金の勢い +0.84%AIの影響 +0.29%退職による人手不足 +0.2%合計 +3.1%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

産業廃棄物収集運搬作業員の将来性スコア

59/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で131位
AI耐性
89点
参入障壁
20点
年収水準
20点
求人需要
42点
賃金の勢い
82点
人手不足(平均年齢)
93点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

産業廃棄物収集運搬作業員のAI代替リスク

11%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中31位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

産業廃棄物収集運搬作業員の求人需要

有効求人倍率
1.22倍
全職業で315位
求人需要
ふつう
51/100
求人賃金(月額)
22.3万円
前年度比 +0.9万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
49.3歳
労働時間
164時間/月
5年後の求人数
+12.5%
推定
10年後の求人数
+22.5%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

産業廃棄物収集運搬作業員に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
2.9
説明力
2.6
読解力
2.4
修理
2.3
保守点検
2.3
指導
2.2
交渉
2.2
道具、機器、設備の選択
2.2

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

輸送
1.5
顧客サービス・対人サービス
1.0
事務処理
0.8
ビジネスと経営
0.8
機械
0.8
人事労務管理
0.8
教育訓練
0.7
公衆安全・危機管理
0.6

仕事の中身(よく行う活動)

乗り物を運転・操縦する手と腕を使って物を取り扱い動かす法律や規定、基準を適用する全身を使って身体的な活動を行う上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る人間関係を構築し、維持する設備、構造物、材料を検査する仕事に関連する知識を更新し、活用する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

産業廃棄物収集運搬作業員になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、車両等を運転するため、普通自動車免許が必要とされることが多い。準中型、中型あるいは大型の運転免許や移動式クレーン、フォークリフトやパワーショベルなどの重機の免許を持っていると、入職の際に有利だが、入職後取得することも可能である。また、公害防止管理者など環境関連の資格、危険物取扱者など、扱う廃棄物の種類に関連した資格があると仕事の上で役立つ。廃棄物の処理施設を維持管理する職員を監督する「廃棄物処理施設技術管理者」として関係団体の講習を受講し「(各廃棄物処理施設)技術管理士」の認定を得ると、より専門的な仕事内容に取り組むことができる。
 いろいろな職業を経験した後、転職してくる人も多い。
 入職後、日常の仕事内容や関連する法律等について教育を受け、その後、実務を通して仕事を覚えていく。
 環境保全やリサイクルを通した資源・環境保護などへの問題認識と安全手順など規程順守の精神のある人が望ましいといえる。また、産業廃棄物を積み込むため、車両と保管場所の間を行き来することもあり、一定の体力も必要である。

産業廃棄物収集運搬作業員のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「清掃員(ビル・建物を除く),廃棄物処理従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「71 清掃従事者」)(e-Stat、2026/10/31取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。