こん包作業員

製造 職業分類:15_095-04 信頼度 ★★★★★

別名:出荷作業員(荷造を主とするもの)、荷造機械操作員、荷造検査工、荷造工、箱詰荷造工

輸送の目的のため、段ボール箱・木箱の組立、品物の箱詰・袋詰、テープ止め・バンド掛けなどのこん(梱)包の作業を行う。

平均年収
407万円
レンジ 292〜664万円
最高年収の目安
664万円
上位10% 578万円
5年後の予想年収
455万円推定
2031年
10年後の予想年収
509万円推定
438〜591万円
将来性
46/100
★★☆☆☆ ふつう
AI代替リスク
38%
低い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.08倍

仕事内容

輸送の目的のため、段ボール箱・木箱の組立、品物の箱詰・袋詰(小袋詰を除く)、テープ止め・バンド掛けなどのこん(梱)包の作業を行う。
 こん包には、素材別に「木製梱包」「スチール梱包」「ダンボール梱包」、形状別に「密閉箱」「透かし箱(木枠梱包)」「スキッド梱包」「パレット梱包」などと、製品の保護に関する「バリア梱包」「緩衝包装」等があり、また、こん包する製品の形状や質量、大きさ、錆びやすいものであるか否か、振動への対応の有無、更には最終目的地までの流通条件を考慮して選択する。輸出梱包では、輸送方法が「海上輸送」か「航空輸送」かが考慮するポイントが異なる。
 まず、こん包する品物の種類や数量に間違いがないかどうか検査する検品作業を行う。
 加工作業では、包装済みの品物にメーカー名を表示したタグを取り付ける作業を行う。
 個装作業では、ダンボール箱などの大きな箱に入れる前に、商品個別の箱などに詰める作業を行う。
 製箱・組立作業では、輸送用のダンボール箱などを組み立てる作業を行う。製かん(函)機など専用の機械を使用することが多い。また、輸出する機械などの場合には、木箱やわく箱を作るなど専門的な作業を行う。鋸(のこぎり)盤などの機械を使用して材料の木材を所定の大きさに切断し、自動くぎ打機を使用して箱の側面を製作し、それらの面を集めて箱を組み立てる。機械などの形状に応じて、設計にしたがって手作業で製作する場合が多い。
 箱詰・内装作業では、単に箱に詰めるだけではなく、緩衝材を入れたり、防湿などのために二重・三重の内装と呼ばれる包装を行ったりする。
 封かん・結束・表示作業では、ダンボール箱のふたをテープでとめたり、木箱のふたをくぎでとめたりする他、補強のためにバンドがけをすることもある。また、箱に紙を貼り付けたり、塗料を吹き付けて送り先を表示する。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 製かん(函)機、鋸(のこぎり)盤、自動くぎ打機、木工機械

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先はこん包業、こん包業を兼業する運送業、卸・小売業の配送センター等である。製造業の工場でも生産ラインの最終工程に包装、こん包の仕事がある。製造業とのつながりが深いことから、職場は都市部だけでなく工業地帯周辺にも多い。輸出こん包では、輸出港の近辺に集まっている。
 こん包すべき商品数は季節や日によって異なり、お中元やお歳暮、あるいはクリスマスなど買い物が増えるシーズンは、こん包するものも増える傾向があるなど、シーズンによって業務量に繁閑があることが多い。24時間態勢で稼働する倉庫等もあり、勤務時間はシフト制が多い。
 雇用形態、賃金、休暇等労働条件は勤務先により異なるが、こん包作業には短期のアルバイトも多く、賃金の日払い、週払いも行われている。
 全体としてこん包作業に従事する就業者は高齢化している。
 物流単位の小口のこん包や、高度なこん包から輸送までをトータルに行う物流分野などでは物流倉庫の省人化が進んでいるが、一方でインターネット等の通信販売の拡大等に伴い一定の需要が続くものと見込まれる。

こん包作業員の年収

こん包作業員の平均年収は407万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の運搬従事者」・全国)。中央値の目安は378万円、年収レンジは292〜664万円、上位10%は578万円です。

平均年収
407万円
中央値(目安)
378万円
最低年収の目安
292万円
未経験・20代前半
上位10%
578万円
最高年収の目安
664万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,893円
短時間労働者 1,301円
最低賃金との比
1.6倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
23.5万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代のこん包作業員の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

こん包作業員の時給1,893円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.6倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
305万円
30代
356万円
40代
399万円
50代
438万円

平均年収と平均年齢(46.3歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
309万円
1〜3年
341万円
3〜5年
374万円
5〜10年
416万円
10年以上
465万円

雇用形態別の年収推定

正社員 407万円パート・アルバイト 171万円フリーランス・自営 427万円契約社員・派遣社員 317万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年380万円———
2022年384万円———
2023年394万円—1.21倍22.1万円
2024年394万円—1.14倍22.8万円
2025年407万円—1.08倍23.5万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

こん包作業員の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在407万円 → 3年後 435万円 → 5年後 455万円 → 10年後 509万円(10年後の予想レンジ 438〜591万円)。年率の伸びは+2.3%と見ています。

407万円
現在
2026年
435万円
3年後
2029年
402〜473万円
455万円
5年後
2031年
410〜507万円
509万円
10年後
2036年
438〜591万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.06%求人賃金の勢い +0.44%AIの影響 +0.09%合計 +2.3%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

こん包作業員の将来性スコア

46/100
★★☆☆☆
ふつう・全職業で365位
AI耐性
62点
参入障壁
10点
年収水準
24点
求人需要
39点
賃金の勢い
49点
人手不足(平均年齢)
84点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

こん包作業員のAI代替リスク

38%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中210位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

こん包作業員の求人需要

有効求人倍率
1.08倍
全職業で330位
求人需要
ふつう
41/100
求人賃金(月額)
23.5万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
46.3歳
労働時間
163時間/月
5年後の求人数
+6.9%
推定
10年後の求人数
+12.4%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:手作業の包装作業員の年収・将来性

こん包作業員に当たるアメリカの職業「手作業の包装作業員」(米国の職業分類 53-7064)の年収の中央値は約571万円($36,280・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収407万円の1.4倍です。

日本:こん包作業員アメリカ:手作業の包装作業員
年収(日本=平均・米国=中央値)407万円571万円
$36,280
上位10%578万円741万円
$47,100
10年後の予想年収509万円741万円
$47,100
将来性スコア4633
AI代替リスク38% 低い38% 低い
求人需要求人倍率 1.08倍雇用の増減予測 −5.0%
2025–35・BLS
就業者数—56.0万人
時給(平均)1,893円
最低賃金の1.6倍
2,830円
$18.00
連邦最低賃金の2.5倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学歴不問

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:単純作業の平均月収を国別に比べる

こん包作業員は国際標準職業分類で「単純作業」に入ります。133か国・地域の単純作業の平均月収を円に直すと、日本は月28.8万円で21位、1位はデンマークの月71.7万円です。アメリカは月57万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は18位です。

1. デンマーク
71.7万円
2. スイス
68.2万円
3. アイスランド
67.8万円
4. ベルギー
67.6万円
5. ルクセンブルク
63.6万円
6. ノルウェー
61.3万円
9. アメリカ
57万円
13. フランス
43.1万円
15. ドイツ
39万円
19. イギリス
31.1万円
20. 韓国
29.1万円
21. 日本
28.8万円

「単純作業」全体の平均で、こん包作業員だけの値ではありません(清掃員、倉庫・運搬・積み下ろし、包装、土木作業員など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.7万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。単純作業の世界ランキングを全部見る →

こん包作業員に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
2.3
読解力
2.1
説明力
1.9
指導
1.9
説得
1.5
文章力
1.5
時間管理
1.4
複雑な問題解決
1.4

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
0.9
輸送
0.7
事務処理
0.5
顧客サービス・対人サービス
0.4
日本語の語彙・文法
0.4
ビジネスと経営
0.4
教育訓練
0.3
公衆安全・危機管理
0.3

仕事の中身(よく行う活動)

手と腕を使って物を取り扱い動かす全身を使って身体的な活動を行う仕事を整理、計画する、優先順序を決める上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る人間関係を構築し、維持する意思決定と問題解決を行うメンバーの仕事量や活動内容を調整するチームを構築する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

こん包作業員になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。
 こん包業務はこん包業者のほか、運送会社等が兼業で行っている場合が多く、これらの会社に雇用されて働く。最近ではインターネットの通信販売事業者や大手スーパーの物流センターに入職することもある。正社員だけではなく、派遣やアルバイト、パートタイマーなども多い。ハローワークの紹介、求人広告等により入職することが多い。
 入職の際に機械の取り扱い経験が必ずしも必要ということはなく、職場で訓練を受けて経験を積み重ねる。最初は箱詰めなどの簡単な仕事から始めて、だんだんと技術を要する仕事を任されて、班長や職長などの責任者に昇進していく。
 関連資格として、厚生労働省の定める技能検定の「工業包装技能士」がある。この他、こん包部材の設計、作業能力、こん包に関する知識等に対する「包装管理士」などの資格もある。
 体を動かす仕事のため、一定の体力が必要である。輸出こん包では、木箱などを製作するため、木工機械の扱いなどの技術を必要とする場合がある。大規模な倉庫や工場になると、仕分け・検品・こん包が流れ作業になっており、効率的に作業をするためには早さと正確さが求められる。また、大きな箱の中に効率よく品物を詰める必要があるため、空間認識力や一定の作業能率を維持できる忍耐力と手先の器用さも必要となる。

こん包作業員のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他の運搬従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「70 運搬従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。