港湾荷役作業員

物流 職業分類:15_095-01 信頼度 ★★★★☆

別名:船内荷役作業員、沿岸荷役作業員

港湾運送事業者に雇用されて、船と港でのコンテナなどの荷物の積み卸しや運搬の作業を行う。

平均年収
601万円
レンジ 403〜1,048万円
最高年収の目安
1,048万円
上位10% 899万円
5年後の予想年収
675万円推定
2031年
10年後の予想年収
757万円推定
651〜879万円
将来性
54/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
30%
低い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.08倍

仕事内容

港湾運送事業者に雇用されて、船と港でのコンテナなど荷物の積み卸しや運搬の作業を行う。港湾荷役作業員は、船内荷役(沖荷役)作業員と沿岸荷役作業員などが含まれる。
 船内荷役の作業では、船舶に乗り込んで荷物の積み卸し作業を行う。10人から20人程度の人数で組を編成して船に乗り込み、デッキマンと呼ばれる作業指示者がウインチ(巻き上げ機)を動かす作業者に合図を送り、船倉に積まれた荷物を吊り上げて、港に降ろす。その時に一般の作業者は、ウインチの吊り具の掛け外し、船倉の奥の荷物を運び出す作業、ワイヤーを巻きつける作業を共同して行う。
 沿岸荷役の作業では、岸壁側や埠頭ターミナルで監督の指示を受けながら、岸壁と屋根がついた貨物置場(上屋)や荷さばき地、野積場の間で貨物の運搬や搬出を行う。荷さばき地では、貨物の積み上げと取り崩し、仕分けなどの荷さばき作業を行う。
 主要港にあるコンテナターミナルや鉱石専用埠頭などでは、大型クレーンを使用した効率的な荷役が行われている。また一部の港では、はしけを使用した荷役(はしけ荷役)や筏(いかだ)による荷役も行われており、就労する港によって作業にかなりの違いがある。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 大型クレーン、クレーン、フォークリフト、ウインチ(巻き上げ機)、吊り具、揚貨装置、筏(いかだ)、コンテナ、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

ほとんどの港において日勤で、日曜日は原則的に作業をしない日となっている。しかし、荷役作業は船舶の入港、貨物の集中度、天候などの影響を受け、かつ、アジア地域の主要港(24時間オープン)との競争が激しくなり、早朝、夜間のゲートオープン時間の拡大が行われている。
 以前は港湾荷役は人力に頼ることが多く、荷さばきのための時間がかかっていたが、コンテナ化や機械化、大型専用船の導入によって作業の効率化が進んだ。特にコンテナの登場により、荷役効率は飛躍的に向上した。その結果、現在では、少数の熟練した作業員のコンベヤー、フォークリフト、クレーン、揚貨装置等の機械操作による荷役に変わりつつある。
 各種機械の導入により作業の軽減化が進み、肉体労働は少なくなり、安全性も向上している。さらに機械化が進むと考えられるため、技術の進歩に対応できる専門知識や技能を持った人材が求められている。

港湾荷役作業員の年収

港湾荷役作業員の平均年収は601万円(令和7年賃金構造基本統計調査「船内・沿岸荷役従事者」・全国)。中央値の目安は559万円、年収レンジは403〜1,048万円、上位10%は899万円です。

平均年収
601万円
中央値(目安)
559万円
最低年収の目安
403万円
未経験・20代前半
上位10%
899万円
最高年収の目安
1,048万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,637円
短時間労働者 1,615円
最低賃金との比
2.2倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
23.5万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の港湾荷役作業員の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

港湾荷役作業員の時給2,637円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.2倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
446万円
30代
535万円
40代
613万円
50代
683万円

平均年収と平均年齢(42.9歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
445万円
1〜3年
497万円
3〜5年
549万円
5〜10年
617万円
10年以上
695万円

雇用形態別の年収推定

正社員 601万円パート・アルバイト 253万円フリーランス・自営 631万円契約社員・派遣社員 469万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年556万円———
2022年586万円———
2023年606万円—1.21倍22.1万円
2024年591万円—1.14倍22.8万円
2025年601万円—1.08倍23.5万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

港湾荷役作業員の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在601万円 → 3年後 644万円 → 5年後 675万円 → 10年後 757万円(10年後の予想レンジ 651〜879万円)。年率の伸びは+2.3%と見ています。

601万円
現在
2026年
644万円
3年後
2029年
595〜701万円
675万円
5年後
2031年
608〜752万円
757万円
10年後
2036年
651〜879万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.06%求人賃金の勢い +0.44%AIの影響 +0.15%合計 +2.3%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

港湾荷役作業員の将来性スコア

54/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で206位
AI耐性
70点
参入障壁
35点
年収水準
76点
求人需要
39点
賃金の勢い
49点
人手不足(平均年齢)
45点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

港湾荷役作業員のAI代替リスク

30%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中155位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

港湾荷役作業員の求人需要

有効求人倍率
1.08倍
全職業で330位
求人需要
ふつう
41/100
求人賃金(月額)
23.5万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
42.9歳
労働時間
159時間/月
5年後の求人数
+8.2%
推定
10年後の求人数
+14.7%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:荷物の積み下ろし・運搬作業員の年収・将来性

港湾荷役作業員に当たるアメリカの職業「荷物の積み下ろし・運搬作業員」(米国の職業分類 53-7062)の年収の中央値は約633万円($40,240・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収601万円の1.1倍です。

日本:港湾荷役作業員アメリカ:荷物の積み下ろし・運搬作業員
年収(日本=平均・米国=中央値)601万円633万円
$40,240
上位10%899万円867万円
$55,140
10年後の予想年収757万円852万円
$54,200
将来性スコア5445
AI代替リスク30% 低い33% 低い
求人需要求人倍率 1.08倍雇用の増減予測 +1.8%
2025–35・BLS
就業者数—295.0万人
時給(平均)2,637円
最低賃金の2.2倍
3,145円
$20.00
連邦最低賃金の2.8倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学歴不問

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:単純作業の平均月収を国別に比べる

港湾荷役作業員は国際標準職業分類で「単純作業」に入ります。133か国・地域の単純作業の平均月収を円に直すと、日本は月28.8万円で21位、1位はデンマークの月71.7万円です。アメリカは月57万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は18位です。

1. デンマーク
71.7万円
2. スイス
68.2万円
3. アイスランド
67.8万円
4. ベルギー
67.6万円
5. ルクセンブルク
63.6万円
6. ノルウェー
61.3万円
9. アメリカ
57万円
13. フランス
43.1万円
15. ドイツ
39万円
19. イギリス
31.1万円
20. 韓国
29.1万円
21. 日本
28.8万円

「単純作業」全体の平均で、港湾荷役作業員だけの値ではありません(清掃員、倉庫・運搬・積み下ろし、包装、土木作業員など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.7万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。単純作業の世界ランキングを全部見る →

港湾荷役作業員に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
3.1
説明力
3.0
読解力
2.9
指導
2.7
道具、機器、設備の選択
2.4
他者の反応の理解
2.4
他者との調整
2.3
文章力
2.3

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

輸送
1.5
教育訓練
0.9
生産・加工
0.9
コミュニケーションとメディア
0.9
事務処理
0.8
外国語の語彙・文法
0.8
数学
0.7
機械
0.7

仕事の中身(よく行う活動)

上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る人間関係を構築し、維持する乗り物を運転・操縦する法律や規定、基準を適用する仕事に関連する知識を更新し、活用する仕事を整理、計画する、優先順序を決める組織外の人々とコミュニケーションを取るスケジュールを作成する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

港湾荷役作業員になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。ハローワークの紹介や求人広告等によって港湾運送会社に就職する。
 また、港湾関係の教育訓練施設を卒業し、クレーン、フォークリフト、玉掛け、揚貨装置などの必要な資格を取得してから就職する場合もある。
 機械運転や玉掛けを行う場合には、それぞれの資格が必要となる。
 企業によって様々であるが、正社員として採用された場合は、経験や船内荷役作業主任者などの資格取得によって班長、主任等へ昇進するケースもある。
 体を動かす仕事のため、一定の体力が必要である。また、共同作業での規律を守る協調性、機敏性などが求められる。

港湾荷役作業員のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「船内・沿岸荷役従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「70 運搬従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。