助産師

医療 職業分類:04_022-02 信頼度 ★★★★★

出産の介助、妊産婦の相談、妊娠から産後までの母子の保健指導を行う。

平均年収
567万円
レンジ 384〜977万円
最高年収の目安
977万円
上位10% 840万円
5年後の予想年収
644万円推定
2031年
10年後の予想年収
731万円推定
628〜848万円
将来性
63/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
8%
非常に低い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 2.04倍

仕事内容

出産の介助、妊産婦の相談、妊娠から産後までの母子の保健指導を行う。このほか、育児指導や不妊治療、思春期などの性の相談などにもかかわることがある。
 正常な妊娠・分娩・産褥の経過であれば、助産師の責任で分娩を介助し、妊産婦と新生児の健康診査や健康教育を行うことができる。
 助産師は、戦前「お産婆さん」と呼ばれ、自宅での出産に立ち会って生まれる赤ちゃんをとりあげ、地域で母子の健康に大きく貢献していたが、戦後は病院での出産が主流になり、多くの助産師が病院で活躍するようになった。
 病院では、出産の介助を中心に、乳房マッサージを行ったり、新生児の健康診査、沐浴(もくよく)・授乳の介助、新生児のケア、育児指導をするなど、産後の母子の健康を見守り、精神的に不安定になりがちな妊産婦の相談にのったりアドバイスをしたりする。
 助産所では、正常な経過の妊娠、出産しか取り扱わないため、どうしても必要な時以外は、薬や器械は使用せずに自然出産するよう手助けしており、薬は医師の指示がなければ使用できない。
 また、助産師は一般的に、妊娠・出産・子育てという、いわゆる出産をめぐって世話をする人というイメージがあるが、女性への指導を中心にして、男性をも含めた両性への性と生殖にかかわる支援をする専門家として、不妊相談や遺伝相談、思春期・更年期の人々への相談・支援等を行う仕事も行っている。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 医療機器(聴診器、注射器等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

助産師の就労先としては病院、診療所、助産所が多い。また、病院等での実務経験を積んだ後、自ら助産所を開業する場合もある。このほか、自治体の保健センター等公的機関に勤務している者もいる。
 病院勤務の場合、看護職と同様3交替制・2交替制で日勤や夜勤を行うのがほとんどである。妊婦の外来、産後の外来を担当する場合もある。
 助産所を運営している場合は、自然出産を志向する夫婦のニーズに応え、助産所や自宅での出産に対応するが、出産があれば、昼夜関係なく仕事をすることになる。
 保健センター等に勤務する者は、新生児訪問として管轄内の家庭を訪問する等外回りの仕事もある。

助産師の年収

助産師の平均年収は567万円(令和7年賃金構造基本統計調査「助産師」・全国)。中央値の目安は527万円、年収レンジは384〜977万円、上位10%は840万円です。

平均年収
567万円
中央値(目安)
527万円
最低年収の目安
384万円
未経験・20代前半
上位10%
840万円
最高年収の目安
977万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,880円
短時間労働者 2,168円
最低賃金との比
2.4倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
26.6万円
前年度比 +0.5万円

あなたの年収は、同じ年代の助産師の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

助産師の時給2,880円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.4倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
433万円
30代
517万円
40代
590万円
50代
655万円

平均年収と平均年齢(41.2歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
421万円
1〜3年
470万円
3〜5年
518万円
5〜10年
581万円
10年以上
654万円

雇用形態別の年収推定

正社員 567万円パート・アルバイト 238万円フリーランス・自営 595万円契約社員・派遣社員 442万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年554万円———
2022年584万円———
2023年567万円—1.99倍25.5万円
2024年581万円—2.06倍26.1万円
2025年567万円—2.04倍26.6万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

助産師の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在567万円 → 3年後 612万円 → 5年後 644万円 → 10年後 731万円(10年後の予想レンジ 628〜848万円)。年率の伸びは+2.6%と見ています。

567万円
現在
2026年
612万円
3年後
2029年
565〜666万円
644万円
5年後
2031年
580〜717万円
731万円
10年後
2036年
628〜848万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.42%求人賃金の勢い +0.04%AIの影響 +0.32%合計 +2.6%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

助産師の将来性スコア

63/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で90位
AI耐性
92点
参入障壁
87点
年収水準
63点
求人需要
74点
賃金の勢い
6点
人手不足(平均年齢)
19点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

助産師のAI代替リスク

8%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中15位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

助産師の求人需要

有効求人倍率
2.04倍
全職業で140位
求人需要
ふつう
59/100
求人賃金(月額)
26.6万円
前年度比 +0.5万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
41.2歳
労働時間
158時間/月
5年後の求人数
+14.6%
推定
10年後の求人数
+26.3%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:助産師(看護師助産師)の年収・将来性

助産師に当たるアメリカの職業「助産師(看護師助産師)」(米国の職業分類 29-1161)の年収の中央値は約2,108万円($134,040・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収567万円の3.7倍です。

日本:助産師アメリカ:助産師(看護師助産師)
年収(日本=平均・米国=中央値)567万円2,108万円
$134,040
上位10%840万円2,961万円
$188,320
10年後の予想年収731万円2,974万円
$189,100
将来性スコア6371
AI代替リスク8% 非常に低い27% 低い
求人需要求人倍率 2.04倍雇用の増減予測 +11.5%
2025–35・BLS
就業者数—7,920人
時給(平均)2,880円
最低賃金の2.4倍
10,221円
$65.00
連邦最低賃金の9.0倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—修士号(大学院卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

助産師は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、助産師だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

助産師に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
5.8
他者の反応の理解
5.2
指導
5.0
説明力
5.0
対人援助サービス
4.9
他者との調整
4.6
文章力
4.6
読解力
4.3

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

医学・歯学
4.6
心理学
3.1
セラピーとカウンセリング
3.1
教育訓練
2.7
顧客サービス・対人サービス
2.6
生物学
2.4
公衆安全・危機管理
2.0
社会学
2.0

仕事の中身(よく行う活動)

情報の整理と検知を行う他者に対する支援とケアを行う情報を取得する継続的に状況を把握する仕事を整理、計画する、優先順序を決める上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る人間関係を構築し、維持する仕事に関連する知識を更新し、活用する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

助産師になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

助産師になるには助産師国家試験に合格する必要がある。この試験の受験資格は看護師国家試験に合格していることが前提となるため、看護師国家試験合格に向け、高校卒業後、看護系大学、短大又は専門学校にて3~4年専門教育を修めたのち、試験に臨む。試験合格後、看護系大学にて助産師選択課程を選択した者は助産師国家試験の受験資格を得る。この他の選択をした者は、看護系大学院で2年間又は、看護大学専攻科・別科、看護短期大学専攻科、助産師養成所のいずれかで1年間の専門教育を修めたのち、助産師国家試験の受験資格を得る。いずれの過程においても助産師国家試験に合格後、助産師となることができる。
 現在は職業・資格・試験の名称が「助産婦」から「助産師」に変わっているものの、助産師試験の受験資格は女性に限られている。
 出産時の母子の生命の安全を確保するために、関連の専門知識・技術に加えて、適切な判断力と敏速な対応能力が求められる。

助産師のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「助産師」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「13 保健師,助産師,看護師」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。