柔道整復師

医療 職業分類:04_026-02 信頼度 ★★★★★

別名:整骨師、接骨師

打撲、捻挫、脱臼、骨折などの各種損傷に対して、手を用いた応急的または医療補助的方法により、その回復を図る。

平均年収
454万円
レンジ 321〜754万円
最高年収の目安
754万円
上位10% 654万円
5年後の予想年収
521万円推定
2031年
10年後の予想年収
597万円推定
513〜693万円
将来性
57/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
21%
低い
求人需要
高い
有効求人倍率 1.88倍

仕事内容

スポーツや日常生活の中で生じた、打撲、捻挫、脱臼及び骨折などの各種損傷に対して、外科手術、薬品の投与等の方法ではなく、手を用いた応急的若しくは医療補助的方法により、その回復を図る(徒手整復)。
 治療の過程は、各種損傷に対して、評価、整復、固定、後療法、指導管理などに分かれる。
 評価では、患者の症状を聞く問診、患部を観察する視診、患部に触れて診断する触診を行い、患者の状態を把握し、柔道整復師の業務範囲かどうかを判断する。その後、損傷の程度や患者の自然治癒力に合わせて治療方針を決定する。
 整復では、骨折による骨の損傷や、脱臼・捻挫時の関節部分のずれなどを、手技により正常な状態に戻す。固定では、患部の治癒の促進、再転倒などの防止、痛みの軽減のために、ギプスなどの固定材やテーピングなどで患部を固定する。
 後療法は、整復や固定による処置後の治癒を促進したり、早期に正常な運動機能を取り戻すことができるように行うもので、手技療法、運動療法、温熱などによる物理療法がある。また、以上の治療を行う間は、患者の日常生活について適切な指導管理を行い、患部に悪影響が生じないようにする。
 骨折や脱臼の場合には、応急手当てを行う以外は、治療について医師の同意を得てから行うこととされている。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 レセコン・レセプトソフト、ギプス、テーピング用品

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

柔道整復師は独立開業するほか、接骨院や病院、介護・福祉施設での勤務、スポーツ分野でのトレーナーとして就業する場合がある。
 治療院では顧客の都合に合わせるため夜間勤務をするケースもある。診療時間は接骨院等職場によるが、土日祝日に診療する場合もある。急患の場合は、時間外でも施術に応じる。独立開業している場合、保険診療による収入が主なものとなるが、患者数によって収入に幅がある。
 伝統医学としての接骨術の歴史は長いが、1970年には、独立した「柔道整復師法」が制定された。柔道整復施術所数も年々増加を続けてきたが、近年、救急医療体制の充実によって、骨折などの疾患が病院で措置される傾向にあり、柔道整復師を取り巻く情勢は以前に比べ厳しくなっている。
 このため、柔道整復師は専門性を生かしたきめ細かな治療を行い、地域で信頼を得ることで、地域に根ざした診療を行うことが必要となっている。

柔道整復師の年収

柔道整復師の平均年収は454万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の保健医療従事者」・全国)。中央値の目安は422万円、年収レンジは321〜754万円、上位10%は654万円です。

平均年収
454万円
中央値(目安)
422万円
最低年収の目安
321万円
未経験・20代前半
上位10%
654万円
最高年収の目安
754万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,266円
短時間労働者 1,568円
最低賃金との比
1.9倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
24.3万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の柔道整復師の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

柔道整復師の時給2,266円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.9倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
371万円
30代
436万円
40代
492万円
50代
541万円

平均年収と平均年齢(37.6歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
343万円
1〜3年
380万円
3〜5年
417万円
5〜10年
465万円
10年以上
521万円

雇用形態別の年収推定

正社員 454万円パート・アルバイト 191万円フリーランス・自営 477万円契約社員・派遣社員 354万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年423万円———
2022年443万円———
2023年459万円—1.88倍23.1万円
2024年430万円—1.98倍23.6万円
2025年454万円—1.88倍24.3万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

柔道整復師の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在454万円 → 3年後 493万円 → 5年後 521万円 → 10年後 597万円(10年後の予想レンジ 513〜693万円)。年率の伸びは+2.8%と見ています。

454万円
現在
2026年
493万円
3年後
2029年
455〜536万円
521万円
5年後
2031年
469〜580万円
597万円
10年後
2036年
513〜693万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.34%求人賃金の勢い +0.41%AIの影響 +0.22%合計 +2.8%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

柔道整復師の将来性スコア

57/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で150位
AI耐性
79点
参入障壁
92点
年収水準
37点
求人需要
68点
賃金の勢い
37点
人手不足(平均年齢)
5点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

柔道整復師のAI代替リスク

21%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中92位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

柔道整復師の求人需要

有効求人倍率
1.88倍
全職業で165位
求人需要
高い
61/100
求人賃金(月額)
24.3万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
37.6歳
労働時間
159時間/月
5年後の求人数
+12.7%
推定
10年後の求人数
+22.9%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:アスレティックトレーナーの年収・将来性

柔道整復師に当たるアメリカの職業「アスレティックトレーナー」(米国の職業分類 29-9091)の年収の中央値は約983万円($62,520・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収454万円の2.2倍です。

日本:柔道整復師アメリカ:アスレティックトレーナー
年収(日本=平均・米国=中央値)454万円983万円
$62,520
上位10%654万円1,396万円
$88,760
10年後の予想年収597万円1,387万円
$88,200
将来性スコア5770
AI代替リスク21% 低い25% 低い
求人需要求人倍率 1.88倍雇用の増減予測 +12.7%
2025–35・BLS
就業者数—3.0万人
時給(平均)2,266円
最低賃金の1.9倍
—
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—修士号(大学院卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技術者・准専門職の平均月収を国別に比べる

柔道整復師は国際標準職業分類で「技術者・准専門職」に入ります。132か国・地域の技術者・准専門職の平均月収を円に直すと、日本は月39.2万円で33位、1位はルクセンブルクの月150万円です。アメリカは月102万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は29位です。

1. ルクセンブルク
150万円
2. スイス
124万円
3. デンマーク
122万円
4. ノルウェー
116万円
5. ベルギー
115万円
6. アメリカ
102万円
14. フランス
75.1万円
15. ドイツ
75万円
16. イタリア
73.5万円
17. イギリス
65.6万円
24. シンガポール
48.2万円
33. 日本
39.2万円

「技術者・准専門職」全体の平均で、柔道整復師だけの値ではありません(医療技術者(臨床検査技師・放射線技師など)、技術者の補助、営業職、不動産仲介、パイロット・航海士など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は49.1万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技術者・准専門職の世界ランキングを全部見る →

柔道整復師に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
5.1
説明力
4.6
読解力
4.4
文章力
4.1
他者の反応の理解
3.9
継続的観察と評価
3.9
説得
3.8
指導
3.8

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

医学・歯学
4.2
顧客サービス・対人サービス
3.3
セラピーとカウンセリング
3.3
事務処理
2.6
ビジネスと経営
2.4
販売・マーケティング
2.4
心理学
2.3
生物学
2.2

仕事の中身(よく行う活動)

継続的に状況を把握する情報の整理と検知を行う他者に対する支援とケアを行う情報を取得する仕事に関連する知識を更新し、活用する意思決定と問題解決を行う目標と戦略を策定する法律や規定、基準を適用する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

柔道整復師になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

柔道整復師養成施設(専門学校・短大・大学)において、解剖学、生理学、病理学、衛生学その他必要な知識及び柔道整復の技能を3年以上修得したうえで、国家試験に合格する必要がある。
 国家試験に合格すると、柔道整復師として開業する資格が得られるが、接骨院などで数年経験を積んでから、開業する場合が多い。
 また独立開業せず、外科や整形外科に柔道整復師として勤務するケースもある。

柔道整復師のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他の保健医療従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「15 その他の保健医療従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。