はり師・きゅう師

医療 職業分類:04_026-01 信頼度 ★★★★★

別名:灸師、鍼灸師、鍼師

東洋医学や現代医学に基づき、患者の症状の改善のためにはりやきゅうでツボを刺激する。

平均年収
454万円
レンジ 321〜754万円
最高年収の目安
754万円
上位10% 654万円
5年後の予想年収
521万円推定
2031年
10年後の予想年収
598万円推定
514〜694万円
将来性
58/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
18%
非常に低い
求人需要
高い
有効求人倍率 1.88倍

仕事内容

はり師は身体のツボをはりで刺激し、きゅう師はツボをきゅうで暖めることで、人間の自然治癒力を活性化させて病気を治療する。
 はり・きゅう治療の背景である東洋医学では、「気」(生命エネルギー)が全身をめぐり生命を保っていて、「気」のめぐりが悪くなると病気になると考える。「気」のとどこおりや詰まりを調整する場所がツボ(経穴)であり、ここを刺激することで人間の自然治癒力を高める。副作用がほとんど見られない医療法といわれている。
 はり治療に用いるはりは直径0.2㎜の髪の毛ほどの太さである。患者の症状に応じて、ツボを指で探し当てて、消毒したはりをトントンと叩くようにして瞬間的に皮膚を通過させる。患部だけでなく、その周辺の神経にも刺激を与える。また、皮膚に刺したはりを電極にして弱い電流を流すことによって、はりの効果を倍増させる方法も行われている。
 きゅう治療の場合は、指で患部周辺を押してツボを探し、ツボに適量のもぐさをのせ線香の火をつけて燃やし、熱の刺激で治療する。また、皮膚の上ではなく台座の上にもぐさを置く方法もある。
 実際にははり師ときゅう師の両方の免許を持って施術をしている人が多い。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 はり、きゅう

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

働く場としては、はり・きゅう治療院、病院・医院、養成機関などがあり、これらに勤務するほか、独立して開業する人もいる。
 就業はり師は136,736人、就業きゅう師は134,730人(2024年末時点*)となっている。
 スポーツ選手がはり治療を受けることもあり、サッカー、水泳、テニス、陸上競技など多くの分野で利用されている。
 はり・きゅうには、治療効果だけでなく、肉体の疲労を取り除いて活性化させたり、精神的なリラクセーション効果も期待されている。東洋医学が見直されるとともに、はり・きゅうへの関心も高まっており、さまざまな症状への治療や、痛みを取り除いたり緩和する効果が研究されている。

*厚生労働省 衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況

はり師・きゅう師の年収

はり師・きゅう師の平均年収は454万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の保健医療従事者」・全国)。中央値の目安は422万円、年収レンジは321〜754万円、上位10%は654万円です。

平均年収
454万円
中央値(目安)
422万円
最低年収の目安
321万円
未経験・20代前半
上位10%
654万円
最高年収の目安
754万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,266円
短時間労働者 1,568円
最低賃金との比
1.9倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
24.3万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代のはり師・きゅう師の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

はり師・きゅう師の時給2,266円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.9倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
371万円
30代
436万円
40代
492万円
50代
541万円

平均年収と平均年齢(37.6歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
343万円
1〜3年
380万円
3〜5年
417万円
5〜10年
465万円
10年以上
521万円

雇用形態別の年収推定

正社員 454万円パート・アルバイト 191万円フリーランス・自営 477万円契約社員・派遣社員 354万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年423万円———
2022年443万円———
2023年459万円—1.88倍23.1万円
2024年430万円—1.98倍23.6万円
2025年454万円—1.88倍24.3万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

はり師・きゅう師の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在454万円 → 3年後 493万円 → 5年後 521万円 → 10年後 598万円(10年後の予想レンジ 514〜694万円)。年率の伸びは+2.8%と見ています。

454万円
現在
2026年
493万円
3年後
2029年
455〜537万円
521万円
5年後
2031年
470〜580万円
598万円
10年後
2036年
514〜694万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.34%求人賃金の勢い +0.41%AIの影響 +0.24%合計 +2.8%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

はり師・きゅう師の将来性スコア

58/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で140位
AI耐性
82点
参入障壁
93点
年収水準
37点
求人需要
68点
賃金の勢い
37点
人手不足(平均年齢)
5点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

はり師・きゅう師のAI代替リスク

18%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中75位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

はり師・きゅう師の求人需要

有効求人倍率
1.88倍
全職業で165位
求人需要
高い
61/100
求人賃金(月額)
24.3万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
37.6歳
労働時間
159時間/月
5年後の求人数
+13.2%
推定
10年後の求人数
+23.8%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

はり師・きゅう師に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
5.2
説明力
4.8
他者の反応の理解
4.5
読解力
4.3
文章力
4.1
説得
3.7
新しい情報の応用力
3.5
学習方法の選択・実践
3.5

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

医学・歯学
3.9
セラピーとカウンセリング
3.4
顧客サービス・対人サービス
3.2
心理学
2.7
販売・マーケティング
2.4
事務処理
2.1
ビジネスと経営
2.1
コミュニケーションとメディア
2.0

仕事の中身(よく行う活動)

仕事に関連する知識を更新し、活用する継続的に状況を把握する情報の整理と検知を行う意思決定と問題解決を行う情報を取得する他者に対する支援とケアを行う人間関係を構築し、維持する法律や規定、基準を適用する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

はり師・きゅう師になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

職業としてはり・きゅうを行うには、はり師免許、きゅう師免許を取る必要がある。
 はり師試験、きゅう師試験を受けるには、認定された専門学校か大学・短大ではり・きゅうの技能と知識を3年以上修学する必要がある。視力障害者の場合は、盲学校や視力障害センターなどで学ぶことが多い。なお、視覚障害者の場合には、中学校卒でも5年の教育を受ければ、国家試験の受験資格が得られる。
 はり・きゅう治療院などに数年間勤務して経験を積んでから、独立開業するケースが多く見られる。
 患者に直接接して治療することから、治療技術に加えて適切なコミュニケーションを通して相手の気持ちを和ませ、信頼関係を築くことが求められる。

はり師・きゅう師のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他の保健医療従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「15 その他の保健医療従事者」)(e-Stat、2026/10/31取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。