農業技術者

教育 職業分類:02_005-01 信頼度 ★★★★★

別名:農業技術指導員、普及指導員(農業)

農業分野において、自然科学や社会科学の様々な知識や技術を活用し、技術開発、技術の普及などを行う。

平均年収
612万円
レンジ 408〜1,070万円
最高年収の目安
1,070万円
上位10% 918万円
5年後の予想年収
698万円推定
2031年
10年後の予想年収
795万円推定
684〜923万円
将来性
64/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
21%
低い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 0.87倍

仕事内容

農業分野において、自然科学や社会科学の様々な知識や技術を活用し、技術開発、技術の普及などを行う。
 専門分野は、バイオテクノロジーを含む育種学、作物栽培学、土壌学、植物病理学、応用昆虫学、農業機械学、農業土木学、食品加工学、農業経済学、農業経営学など多岐にわたる。
 農業技術者の仕事は、農業経営、農産物の生産と管理、土地基盤や農村の整備、農産物の流通・加工、技術開発などに分かれている。
 国や都道府県に勤務する農業技術者は、生産の振興や食料の安全性の確保、農業普及指導事業の立案、耕地や潅漑施設の整備、住みよい農村づくり事業の企画、農産物の流通管理に関する業務などを行う。また、水や耕地事情を調査し、農業土木工事の設計や施工の指導監督を行っている技術者もいる。
 農協(農業協同組合)などでは、国・都道府県の研究機関の研究成果や営農実態に関する調査結果に基づき、農業者への新しい情報の提供や営農についての相談、効率的な農業経営の指導などをしている。

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

公務員として働く場合、農林、国土開発、環境、食品などに関係する官公庁、その出先機関、都道府県、市町村などに勤務する。また、農業者の団体である農協、野菜や花などの種苗会社、肥料・農薬会社なども職場となる。労働条件等は各職場の規定による。
 農業技術者の多くが農業の現場で働いている。また、日本の農業技術を開発途上国の農業生産に生かすため、政府開発援助(ODA)による技術協力や企業が行う各種事業などに従事する場合、海外勤務となることもある。
 就業者は男性が多いが、国の行政、技術開発、地方の農業普及指導などの分野を中心に女性も働いている。
 バイオテクノロジー技術や土壌の状態を観測したり、地上及び地下の水分量を計測するなどの各種センサーの利用など、農業分野においても先端技術の活用が進み、農業技術者の仕事内容も高度化している。

農業技術者の年収

農業技術者の平均年収は612万円(令和7年賃金構造基本統計調査「他に分類されない技術者」・全国)。中央値の目安は569万円、年収レンジは408〜1,070万円、上位10%は918万円です。

平均年収
612万円
中央値(目安)
569万円
最低年収の目安
408万円
未経験・20代前半
上位10%
918万円
最高年収の目安
1,070万円
トップ層
時給(一般労働者)
3,000円
短時間労働者 1,852円
最低賃金との比
2.5倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.9万円
前年度比 +0.9万円

あなたの年収は、同じ年代の農業技術者の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

農業技術者の時給3,000円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.5倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
447万円
30代
537万円
40代
616万円
50代
688万円

平均年収と平均年齢(43.9歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
452万円
1〜3年
505万円
3〜5年
559万円
5〜10年
628万円
10年以上
708万円

雇用形態別の年収推定

正社員 612万円パート・アルバイト 257万円フリーランス・自営 643万円契約社員・派遣社員 477万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年532万円———
2022年558万円———
2023年554万円—0.70倍21.3万円
2024年573万円—0.73倍22万円
2025年612万円—0.87倍22.9万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

農業技術者の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在612万円 → 3年後 662万円 → 5年後 698万円 → 10年後 795万円(10年後の予想レンジ 684〜923万円)。年率の伸びは+2.6%と見ています。

612万円
現在
2026年
662万円
3年後
2029年
611〜720万円
698万円
5年後
2031年
629〜777万円
795万円
10年後
2036年
684〜923万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.16%求人賃金の勢い +0.8%AIの影響 +0.22%合計 +2.6%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

農業技術者の将来性スコア

64/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で77位
AI耐性
79点
参入障壁
57点
年収水準
78点
求人需要
34点
賃金の勢い
81点
人手不足(平均年齢)
64点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

農業技術者のAI代替リスク

21%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中92位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

農業技術者の求人需要

有効求人倍率
0.87倍
全職業で360位
求人需要
ふつう
44/100
求人賃金(月額)
22.9万円
前年度比 +0.9万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
43.9歳
労働時間
159時間/月
5年後の求人数
+9.5%
推定
10年後の求人数
+17.1%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:農業の技術員の年収・将来性

農業技術者に当たるアメリカの職業「農業の技術員」(米国の職業分類 19-4012)の年収の中央値は約780万円($49,630・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収612万円の1.3倍です。

日本:農業技術者アメリカ:農業の技術員
年収(日本=平均・米国=中央値)612万円780万円
$49,630
上位10%918万円1,203万円
$76,480
10年後の予想年収795万円1,058万円
$67,300
将来性スコア6462
AI代替リスク21% 低い46% 中程度
求人需要求人倍率 0.87倍雇用の増減予測 +5.4%
2025–35・BLS
就業者数—1.5万人
時給(平均)3,000円
最低賃金の2.5倍
3,931円
$25.00
連邦最低賃金の3.4倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—準学士号(短大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

農業技術者は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、農業技術者だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

農業技術者に必要なスキル・資格

必要スキル

読解力
3.7
傾聴力
3.6
説明力
3.6
他者の反応の理解
3.5
新しい情報の応用力
3.3
文章力
3.3
道具、機器、設備の選択
3.2
指導
3.2

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

農業・畜産業
3.7
生産・加工
2.2
生物学
1.9
事務処理
1.5
機械
1.4
販売・マーケティング
1.4
ビジネスと経営
1.3
化学
1.2

仕事の中身(よく行う活動)

全身を使って身体的な活動を行う手と腕を使って物を取り扱い動かす仕事を整理、計画する、優先順序を決めるスケジュールを作成する継続的に状況を把握する情報の整理と検知を行うクオリティを判断する目標と戦略を策定する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

農業技術者になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

農業技術者の就業している分野は幅広く、入職にあたって求められる条件もそれぞれ異なる。
 国や都道府県で、農業施策の企画、食品の検査、農業土木工事の設計管理など農業関係の仕事をするには、大学や高校で農学を学び、公務員試験に合格しなくてはならない。
 農協の営農指導員や都道府県の農業普及指導員になるには、農協や都道府県に採用され、農業関係の実務経験を積んだ上で、それぞれの試験を受ける。
 農業者に働きかけたり、一緒に仕事をすることが多く、公共性の高い仕事であり、指導力や協調性、公共に奉仕する責任感が求められる。また、農業生産の現場では、ある程度の体力が必要であり、常に作物や家畜の状態に目を配り、気象の変化などに的確に対応する判断力も求められる。

農業技術者のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「他に分類されない技術者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「06 農林水産技術者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。