ネット通販の企画開発

事務 職業分類:06_033-03 信頼度 ★★★☆☆

別名:ネット通販企画開発事務員

ネット通販事業において、既存の商品の収益性を高めるための企画の立案、新たな商品の企画開発、マーケティング業務を行う。

平均年収
737万円
レンジ 468〜1,341万円
最高年収の目安
1,341万円
上位10% 1,139万円
5年後の予想年収
775万円推定
2031年
10年後の予想年収
816万円推定
702〜948万円
将来性
39/100
★★☆☆☆ 低め
AI代替リスク
84%
非常に高い
求人需要
低い
有効求人倍率 0.34倍

仕事内容

ネット通販の業務は、「フロント業務」と「バックヤード業務」に大きく分けられる。このうちネット通販の企画開発は、商品の企画や販売促進、集客などの「フロント業務」を担当する。
 ネット通販とは、実店舗をもたない通信販売の一形態で、EC(electronic commerce)とも呼ばれている。ECは、法人向け(BtoB)、消費者向け(BtoC)、個人間(CtoC)などの形態がある。この中で、特に消費者向け(BtoC)の取引を「ネットショップ」と呼んでいる。ここでは主に企業が運営するネット通販事業の企画開発の仕事について述べる。
 企画開発担当者の役割は企業規模や形態などによって一様ではないが、販売サイトのコンセプト策定、市場のトレンドやお客のニーズの分析、取り扱う商品の販売促進、新商品の企画開発とマーケティング業務などである。
 ユーザーからの反応がリアルタイムで入り、結果が数字で「目に見える」形で出てくるため、成功したときの喜びは大きい。失敗したときにも問題点を見つけ出しやすく、すぐに改善につなげることができる。この辺りに魅力を感じている担当者は多い。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 パソコン、スマートフォン

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

ネット通販の運営主体としては、自社製品を販売するメーカー系の事業者、実店舗も運営している流通系の事業者、カタログ販売やテレビショッピングを展開してきた通販系の事業者、オンラインのみの販売を前提に出品や出店企業を集めて運営するECプラットフォーム系の事業者に分かれる。
 個人開業をする場合を除けば、基本的に企業の中の職務(仕事)であり、労働時間や給与などの待遇は各社の規定に準拠する。
 年齢的には、20代後半から30代、40代前半が中心の企業が多い。扱う商品や事業形態によって異なるが、比較的女性が多く、特に女性ものを扱うBtoC企業の場合は女性の方が多い。
 日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)の市場規模は26.1兆円であり、年々拡大している。そのうち、物販系分野(食品、生活家電、衣類、生活雑貨等)をみると15.2兆円、また、EC化率は9.8%と上昇しており、商取引の電子化が進展している。書籍、映像・音楽ソフト(56.5%)、生活家電、AV機器、PC・周辺機器等(43.0%)のように高い値を示すものもある。なお、国内のBtoB-EC(企業間電子取引)の市場規模は514.4兆円、また、EC化率は43.1%と増加傾向にある。(2024年時点*)。ネット通販の仕事については引き続き需要が見込まれる。

*経済産業省 令和6年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)

ネット通販の企画開発の年収

ネット通販の企画開発の平均年収は737万円(令和7年賃金構造基本統計調査「企画事務員」・全国)。中央値の目安は685万円、年収レンジは468〜1,341万円、上位10%は1,139万円です。

平均年収
737万円
中央値(目安)
685万円
最低年収の目安
468万円
未経験・20代前半
上位10%
1,139万円
最高年収の目安
1,341万円
トップ層
時給(一般労働者)
3,633円
短時間労働者 1,812円
最低賃金との比
3.1倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.2万円
前年度比 +0.8万円

あなたの年収は、同じ年代のネット通販の企画開発の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

ネット通販の企画開発の時給3,633円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の3.1倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
529万円
30代
647万円
40代
752万円
50代
847万円

平均年収と平均年齢(43.0歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
535万円
1〜3年
602万円
3〜5年
670万円
5〜10年
757万円
10年以上
858万円

雇用形態別の年収推定

正社員 737万円パート・アルバイト 309万円フリーランス・自営 774万円契約社員・派遣社員 575万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年621万円———
2022年630万円———
2023年645万円—0.36倍20.7万円
2024年691万円—0.35倍21.4万円
2025年737万円—0.34倍22.2万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

ネット通販の企画開発の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在737万円 → 3年後 760万円 → 5年後 775万円 → 10年後 816万円(10年後の予想レンジ 702〜948万円)。年率の伸びは+1.0%と見ています。

737万円
現在
2026年
760万円
3年後
2029年
702〜827万円
775万円
5年後
2031年
699〜864万円
816万円
10年後
2036年
702〜948万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.43%求人賃金の勢い +0.68%AIの影響 -1.02%合計 +1.0%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

ネット通販の企画開発の将来性スコア

39/100
★★☆☆☆
低め・全職業で476位
AI耐性
16点
参入障壁
32点
年収水準
91点
求人需要
12点
賃金の勢い
73点
人手不足(平均年齢)
46点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

ネット通販の企画開発のAI代替リスク

84%
非常に高い
AIに奪われにくい順で全職業中525位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

ネット通販の企画開発の求人需要

有効求人倍率
0.34倍
全職業で463位
求人需要
低い
25/100
求人賃金(月額)
22.2万円
前年度比 +0.8万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
43.0歳
労働時間
158時間/月
5年後の求人数
-2.9%
推定
10年後の求人数
-5.2%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

ネット通販の企画開発に必要なスキル・資格

必要な知識

販売・マーケティング
3.6
顧客サービス・対人サービス
3.3
事務処理
2.4
コミュニケーションとメディア
2.2
日本語の語彙・文法
1.9
ビジネスと経営
1.8
生産・加工
1.7
輸送
1.6

仕事の中身(よく行う活動)

情報を取得する目標と戦略を策定する意思決定と問題解決を行う創造的に考える情報やデータを分析するコンピュータを用いて作業を行う組織外の人々とコミュニケーションを取る情報の整理と検知を行う

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

ネット通販の企画開発になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。新卒の場合は、ネット通販企業かネット通販部門をもつ企業で通販部門に配属、若しくは他部門に配属された後、異動により担当するという形になる。中途採用の場合は、職種を限定した求人がほとんどなので、そのままネット通販部門に配属になるケースが多い。急成長分野であるため、人材不足であり、即戦力が期待される中途採用などの求人は多い。
 なお、ネットショップを個人で開業して、食品を販売する場合には食品衛生法に基づく営業許可が必要なように、扱う商品によっては販売の免許が必要なこともある。
 ECに関する関心と知識があること、そしてパソコンやスマートフォンなどの情報機器を抵抗感なく使いこなせることが求められる。社内外を含めた組織との連携が欠かせない仕事のため、フットワーク良く横断的なコミュニケーションをとり、仕事を進めていけるプロジェクトマネジメント力も欠かせない。また、社会のトレンドに対する感性、なによりも結果が数字としてすぐに現れる仕事であり、数値の意味を的確に把握し実務に結びつけることができる計数感覚が必要である。

ネット通販の企画開発のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「企画事務員」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「25 一般事務従事者」)(e-Stat、2026/10/31取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。