施設警備員

航空 職業分類:10_059-01 信頼度 ★★★★★

別名:駅警備員、空港警備員、刑事施設警備員、守衛、倉庫警備員、ビル警備員、夜警員

警備会社に雇用され、顧客の事務所や工場、商業施設などに常駐等又は巡回により、事故や火災、不法侵入などの防止、早期発見、事故の対応を行う。

平均年収
380万円
レンジ 274〜619万円
最高年収の目安
619万円
上位10% 540万円
5年後の予想年収
451万円推定
2031年
10年後の予想年収
536万円推定
461〜622万円
将来性
66/100
★★★☆☆ 高い
AI代替リスク
31%
低い
求人需要
非常に高い
有効求人倍率 6.38倍

仕事内容

警備会社に雇用され、顧客の事務所や工場、商業施設などに常駐等又は巡回により、事故や火災、不法侵入などの、防止、早期発見、事故の対応を行う。
警備業法では、警備業務を1号業務(施設警備、巡回警備、保安警備、空港保安警備、機械警備)、2号業務(交通誘導警備、雑踏警備)、3号業務(貴重品運搬警備、危険物運搬警備)、4号業務(身辺警備)に分けている(*1)。 
 施設警備は1号業務に属し、主な業務としては防災監視、防火設備の日常巡視、防犯監視、巡回、受付・入退出管理、郵便小包受領検査、鍵の管理、非常事態への対応などがある。
 警備会社は民間企業であり、そこに勤務する警備員は法令により、警察官のような公的権限は付与されていない。そのため原則として命令や尋問をしたり、他人の権利や自由を侵害するような行動をとることはできないとされている。認められているのは依頼主から委託を受けた施設管理権と、私人としての現行犯逮捕権のみである。ただし、警備員が身の危険を感じるような状況も想定されるため、警備会社が公安委員会に届出て許可を得た最低限の護身用具(警戒棒、警戒杖、刺股、カラーボール等)を携帯し、正当防衛の範囲内で使用することはできる。

*1 一般社団法人 全国警備業協会 ホームページより

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 護身用具(警戒棒、警戒杖、刺股、カラーボール等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

警備業法第4条に基づく認定業者数は、全国に10,811業者であり、このうち警備員数が100人未満のものが全体の90.2%を占めている。警備員総数は58万7848人、そのうち女性は4万3077人であり、全体の7.3%となっている。
 年齢構成をみると、60代が15万3111人で全体の26.0%、70代が12万2919人で20.9%であり、両社で全体を半数近くを占めている。(2024年時点*2)。
 給与は警備会社によって異なるが、配置された施設が就業場所となる。勤務時間は担当する施設によって異なり、日勤だけのところもあれば、24時間稼働する工場などでは「日勤」「夜勤」「昼夜勤」の三交代制をとっているところもある。
 職業としての将来性については、警備を必要とする施設は多く、社会的なセキュリティ意識の高まりもあり、安定的な需要が見込まれる。
 ただし、警備の世界でもICTなど先端技術を活用した省力化が進んでおり、ロボットやドローンを使った巡回警備の自動化、更にAIを使った顔認識も実用段階に入っている。今後は、高い専門性を備えた人材のニーズが高まっていくと見込まれる。

*2 警察庁生活安全局生活安全企画課 令和6年における警備業の概況

施設警備員の年収

施設警備員の平均年収は380万円(令和7年賃金構造基本統計調査「警備員」・全国)。中央値の目安は353万円、年収レンジは274〜619万円、上位10%は540万円です。

平均年収
380万円
中央値(目安)
353万円
最低年収の目安
274万円
未経験・20代前半
上位10%
540万円
最高年収の目安
619万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,666円
短時間労働者 1,402円
最低賃金との比
1.4倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.1万円
前年度比 +0.8万円

あなたの年収は、同じ年代の施設警備員の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

施設警備員の時給1,666円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.4倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
268万円
30代
312万円
40代
349万円
50代
382万円

平均年収と平均年齢(53.8歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
289万円
1〜3年
319万円
3〜5年
350万円
5〜10年
389万円
10年以上
435万円

雇用形態別の年収推定

正社員 380万円パート・アルバイト 160万円フリーランス・自営 399万円契約社員・派遣社員 296万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年338万円———
2022年334万円———
2023年376万円—6.66倍20.5万円
2024年354万円—6.56倍21.3万円
2025年380万円—6.38倍22.1万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

施設警備員の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在380万円 → 3年後 421万円 → 5年後 451万円 → 10年後 536万円(10年後の予想レンジ 461〜622万円)。年率の伸びは+3.5%と見ています。

380万円
現在
2026年
421万円
3年後
2029年
389〜458万円
451万円
5年後
2031年
407〜503万円
536万円
10年後
2036年
461〜622万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +1.0%求人賃金の勢い +0.68%AIの影響 +0.14%退職による人手不足 +0.2%合計 +3.5%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

施設警備員の将来性スコア

66/100
★★★☆☆
高い・全職業で56位
AI耐性
69点
参入障壁
17点
年収水準
10点
求人需要
99点
賃金の勢い
77点
人手不足(平均年齢)
97点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

施設警備員のAI代替リスク

31%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中162位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

施設警備員の求人需要

有効求人倍率
6.38倍
全職業で5位
求人需要
非常に高い
94/100
求人賃金(月額)
22.1万円
前年度比 +0.8万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
53.8歳
労働時間
167時間/月
5年後の求人数
+23.0%
推定
10年後の求人数
+41.5%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:警備員の年収・将来性

施設警備員に当たるアメリカの職業「警備員」(米国の職業分類 33-9032)の年収の中央値は約598万円($38,020・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収380万円の1.6倍です。

日本:施設警備員アメリカ:警備員
年収(日本=平均・米国=中央値)380万円598万円
$38,020
上位10%540万円925万円
$58,840
10年後の予想年収536万円797万円
$50,700
将来性スコア6641
AI代替リスク31% 低い39% 低い
求人需要求人倍率 6.38倍雇用の増減予測 +0.9%
2025–35・BLS
就業者数—128.3万人
時給(平均)1,666円
最低賃金の1.4倍
3,145円
$20.00
連邦最低賃金の2.8倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:サービス・販売職の平均月収を国別に比べる

施設警備員は国際標準職業分類で「サービス・販売職」に入ります。133か国・地域のサービス・販売職の平均月収を円に直すと、日本は月28.5万円で28位、1位はルクセンブルクの月82.4万円です。アメリカは月58.2万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は24位です。

1. ルクセンブルク
82.4万円
2. ベルギー
79.5万円
3. デンマーク
73.2万円
4. スイス
71.2万円
5. アイスランド
65.8万円
8. ノルウェー
61.8万円
10. アメリカ
58.2万円
12. フランス
52.1万円
14. ドイツ
45.9万円
18. イギリス
40.4万円
21. 韓国
33.9万円
28. 日本
28.5万円

「サービス・販売職」全体の平均で、施設警備員だけの値ではありません(販売店員、介護職員、調理人・接客、理容・美容師、警備員・警察官・消防官など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.5万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。サービス・販売職の世界ランキングを全部見る →

施設警備員に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
3.1
説明力
2.6
読解力
2.5
文章力
2.5
対人援助サービス
2.5
指導
2.4
他者の反応の理解
2.4
継続的観察と評価
2.2

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

公衆安全・危機管理
1.7
顧客サービス・対人サービス
1.5
法律学、政治学
1.0
日本語の語彙・文法
1.0
コミュニケーションとメディア
1.0
教育訓練
0.9
事務処理
0.9
社会学
0.8

仕事の中身(よく行う活動)

人間関係を構築し、維持する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る継続的に状況を把握する組織外の人々とコミュニケーションを取る情報を取得する法律や規定、基準を適用する情報の整理と検知を行う意思決定と問題解決を行う

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

施設警備員になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、警備業法によって、18歳未満の未成年者、破産宣告を受けている人、刑務所から出所して5年未満の者、暴力団員、アルコールや覚醒剤などの中毒者などは就くことができない。
 新卒で入職するには、警備会社に入社して、施設警備担当として配属(若しくは他部門に配属後異動)される経路が一般的である。
 入職後は、警備業法で定める20時間以上の新任教育を受けたあと、警備員登録を経て、各社が実施している業務別教育、OJT、Off-JT(職場外研修)を経て警備員として勤務することになる。関係法令に関する知識の習得の他、護身用具を使った身の守り方、火災発生に備えた消火器の使用方法、心肺蘇生法を含む応急救護等の実践的な技能に係る訓練も受ける。
 なお、現任者については半年ごとに8時間以上の現任教育を受け、勤務に就くことが警備業法で義務づけられている。
 警備会社では、ジョブローテーションにより幅広い経験を積ませて、幹部候補生として育てる傾向が強くなっている。しかし、警備業界でも人手不足状態が続いており、中途採用の求人も多い。別業界から転職した未経験者は、新卒入職者と同じく新任教育などの研修を受けた後、現場に配属される。
 警備員の仕事に関連する資格には、都道府県公安委員会の「警備員指導教育責任者」、「施設警備業務検定」などの公的資格のほか、全国警備業協会が定める「セキュリティプランナー」などの民間資格がある。現場で経験を積みながら、こうした資格を取得して専門性を高めていくことが、キャリアアップにつながる職業である。
 警備員の適性としては、法令等を遵守するコンプライアンス精神と、人の生命や財産を守るという責任感、また、迅速かつ的確な判断力、行動力が求められる。

施設警備員のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「警備員」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「45 その他の保安職業従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。