老人福祉施設生活相談員

介護 職業分類:08_049-03 信頼度 ★★★★★

別名:支援相談員(介護老人保健施設)、社会福祉士(高齢者福祉施設:相談・助言・援助業務)、生活指導員(老人福祉施設)、生活相談員(老人福祉施設)、生活相談員(有料老人ホーム)

老人福祉施設に入所あるいは通所している利用者が、快適に、可能な範囲で自立的に日常生活を送ることができるように、相談、援助や連絡調整などを行う。

平均年収
442万円
レンジ 313〜730万円
最高年収の目安
730万円
上位10% 634万円
5年後の予想年収
523万円推定
2031年
10年後の予想年収
620万円推定
533〜720万円
将来性
71/100
★★★★☆ 高い
AI代替リスク
16%
非常に低い
求人需要
非常に高い
有効求人倍率 2.65倍

仕事内容

老人福祉施設に入所あるいは通所している利用者が、快適に、可能な範囲で自立的に日常生活を送ることができるように、相談、援助や連絡調整などを行う。一般的に施設名称を省いて「生活相談員」と呼ばれている。
 具体的な仕事としては、新しい入所等希望者に対し施設やサービス等の説明をしたり、相談に応じ、利用が決まれば入所等の契約手続を行う。入所後は、本人や家族の状況を把握し利用者の状況に合ったサービス等について本人や家族と相談を行う。その際、利用者の主治医、介護支援専門員(ケアマネジャー)とも適宜、連絡調整を行う。入所時だけではなく、必要に応じて、本人や家族と面談し、状況の報告、問題があれば解決に向けた対応策の検討を行う。地域の行政機関や保健・医療機関などと連携して支援策を検討することもある。
 職場によっては、介護職員が行う介護業務を兼務する場合もある。一方で、施設長や、ケアマネジャーが生活相談員を兼務している場合もある。
 また、施設職員の資質向上のため研修、勉強会を企画、実施したり、この職業を目指す学生を実習生として受け入れ、研修を行う場合もある。
 更に、地域住民との交流の企画や苦情等への対応を生活相談員が行う場合もある。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 パソコン、事務処理ソフト(文書作成等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

入所又は通所の老人福祉施設に勤務する。老人福祉施設には、老人デイサービスセンター、老人短期入所施設、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、老人福祉センター、老人介護支援センターがある。職場は全国に広がっている。生活相談員は、施設の規模等により配置基準は異なるが、施設に必ず1人以上の配置が義務づけられている。
 勤務は、仕事が相談、連絡調整及びそれに伴う事務業務が中心であるため、介護業務との兼務等がなければ早朝、夜間の勤務はない。休日については週休2日制だが、土日に固定されない場合が多い。相談、連絡調整に時間がかかり、その後の事務作業を残業で行う場合もある。いずれにしても入所者を担当する場合と通所者を担当する場合で、残業や休日の取得方法等にも相違があり、実状は施設の規定等により様々となっている。
 最初にあげた老人福祉施設は全体で5,126 施設(利用者定員156,591人)あり、就業者は38,743人である(2023年10月1日時点*1)。
 人手不足が続いている職業であり、欠員補充など中途採用の募集は常に行われており、入職の機会は多い。

*厚生労働省、令和5年社会福祉施設等調査の概況

老人福祉施設生活相談員の年収

老人福祉施設生活相談員の平均年収は442万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の社会福祉専門職業従事者」・全国)。中央値の目安は411万円、年収レンジは313〜730万円、上位10%は634万円です。

平均年収
442万円
中央値(目安)
411万円
最低年収の目安
313万円
未経験・20代前半
上位10%
634万円
最高年収の目安
730万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,217円
短時間労働者 1,381円
最低賃金との比
1.9倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
25.2万円
前年度比 +0.9万円

あなたの年収は、同じ年代の老人福祉施設生活相談員の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

老人福祉施設生活相談員の時給2,217円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.9倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
329万円
30代
386万円
40代
435万円
50代
478万円

平均年収と平均年齢(46.0歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
334万円
1〜3年
370万円
3〜5年
406万円
5〜10年
452万円
10年以上
506万円

雇用形態別の年収推定

正社員 442万円パート・アルバイト 185万円フリーランス・自営 464万円契約社員・派遣社員 344万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年404万円———
2022年416万円———
2023年426万円—2.79倍23.6万円
2024年441万円—2.72倍24.3万円
2025年442万円—2.65倍25.2万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

老人福祉施設生活相談員の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在442万円 → 3年後 489万円 → 5年後 523万円 → 10年後 620万円(10年後の予想レンジ 533〜720万円)。年率の伸びは+3.5%と見ています。

442万円
現在
2026年
489万円
3年後
2029年
451〜532万円
523万円
5年後
2031年
471〜583万円
620万円
10年後
2036年
533〜720万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.72%求人賃金の勢い +0.67%AIの影響 +0.26%合計 +3.5%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

老人福祉施設生活相談員の将来性スコア

71/100
★★★★☆
高い・全職業で14位
AI耐性
84点
参入障壁
66点
年収水準
31点
求人需要
84点
賃金の勢い
67点
人手不足(平均年齢)
81点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

老人福祉施設生活相談員のAI代替リスク

16%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中63位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

老人福祉施設生活相談員の求人需要

有効求人倍率
2.65倍
全職業で82位
求人需要
非常に高い
80/100
求人賃金(月額)
25.2万円
前年度比 +0.9万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
46.0歳
労働時間
161時間/月
5年後の求人数
+17.2%
推定
10年後の求人数
+31.0%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:ソーシャルワーカー(その他)の年収・将来性

老人福祉施設生活相談員に当たるアメリカの職業「ソーシャルワーカー(その他)」(米国の職業分類 21-1029)の年収の中央値は約1,131万円($71,900・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収442万円の2.6倍です。

日本:老人福祉施設生活相談員アメリカ:ソーシャルワーカー(その他)
年収(日本=平均・米国=中央値)442万円1,131万円
$71,900
上位10%634万円1,818万円
$115,610
10年後の予想年収620万円1,546万円
$98,300
将来性スコア7162
AI代替リスク16% 非常に低い15% 非常に低い
求人需要求人倍率 2.65倍雇用の増減予測 +2.3%
2025–35・BLS
就業者数—6.3万人
時給(平均)2,217円
最低賃金の1.9倍
5,661円
$36.00
連邦最低賃金の5.0倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学士号(大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

老人福祉施設生活相談員は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、老人福祉施設生活相談員だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

老人福祉施設生活相談員に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
5.2
対人援助サービス
5.0
他者の反応の理解
4.5
読解力
4.4
説明力
4.4
他者との調整
4.3
説得
4.2
文章力
4.2

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

セラピーとカウンセリング
3.1
医学・歯学
3.0
心理学
2.9
顧客サービス・対人サービス
2.8
社会学
2.4
事務処理
2.4
教育訓練
2.3
コミュニケーションとメディア
1.9

仕事の中身(よく行う活動)

他者に対する支援とケアを行う人間関係を構築し、維持する組織外の人々とコミュニケーションを取る上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る情報の整理と検知を行う継続的に状況を把握する仕事に関連する知識を更新し、活用する法律や規定、基準を適用する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

老人福祉施設生活相談員になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

老人福祉施設生活相談員は、社会福祉士、精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格(自治体での勤務に必要だが大学等で指定された科目の修了又は厚生労働大臣が指定する養成機関又は講習会の修了により取得できる。)が必要となるのが一般的である。自治体によっては、介護福祉士や介護支援専門員の資格を有している者も対象となる場合もある。
 個々の高齢者の状況をよく理解し、関係者と連携してよりよい援助を実現するための専門性、コミュニケーション能力が重要である。本人や家族と介護職員をはじめとする関係者、関係機関との調整役となることが多く、客観的なものの見方や的確な判断力も求められる。

老人福祉施設生活相談員のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他の社会福祉専門職業従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「16 社会福祉専門職業従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。